僕は売春婦みたいな輩 青い街に悲惨な過去を売った
稼いだ金で信頼と同情を買った事なんか僕しか知らない
嘘でも僕が語れば現実になる 闇の苦しみと恐怖は僕を狂わせた
金欲しさに信頼と同情を売る事にした
そして悲惨な未来を調合して薬を作った
僕は自ら作った薬と酒に溺れた もう悲惨な過去なんか売れない
僕は暴れて心配と同情を手に入れようと思った
大きい猿を殴り続け罵声を浴びせた 小さい猿を泣かして痛めつけた
僕はそれを自虐的に自慢した
それから皆に深い森の大きい杉の木の下に来るように言った
僕は大きい木の下で待った 誰も来ないから少し笑った
そして一人で『達磨さんが転んだ』をやった、、たった一人で
僕は怒り狂い皆を集めて裏切りだと主張した
皆は白い眼をして黙っていた
僕は発狂して皆の宝物を全て壊してやると脅迫した
大きな音を出し暴れた 知ってる限りの中傷と罵声を浴びせた
皆は楽しくお喋りを始めた 楽しそうだな
僕にはそんな笑顔作ってあげられないよ
気付いていた
少し前から緑の猿が手招きしている
諦めるしかないんだ
僕は泣きながら硝子の破片の上を緑の猿の方へ歩いた
辿り着くと緑の猿は優しく微笑んで僕を台の上に乗せて
天から垂れ下がった縄を無理矢理僕の首に結び付けた
そして優しく台を退かした
緑の猿は僕のもがき苦しむ様を写真に撮っている
向こう側から皆が走って来た 今ならきっと「仲間」と呼べるのかもしれない
何で気付かなかったのだろう悪いのは僕だった
僕の仲間は暴れ苦しむ僕の足を掴み下に引っ張った
皆は本当に優しい人達だった