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できごと
【大阪から世界を読む】韓国メディアが使い始めた「用日」…“反日”だが利益のため日本を“利用せよ”という韓国の「深刻背景」
さらに、採択された学校は、保守系教科書に反対する団体の嫌がらせを受けた。インターネット上でも非難を浴び、ある学校の前には「親日」「独裁美化」などと書かれたプラカードを並べたデモも出現した。
こうした行為をするのは一部の人かもしれない。だが、偏向教育が偏向報道につながり、やがて人々に偏った「反日」意識を植え付けることになる。だとすると「用日」などという考え方が醸成されるはずはない。
苦しむ経済…断末魔の悲鳴
昨年の輸出額と貿易黒字が過去最高を記録した韓国経済は、輸出や民間消費の鈍化、投資の不振、失業率の悪化などの問題が山積している。
聯合ニュースなどによると、昨年初めから1月初旬にかけ、ウォンが円に対して20%以上も上昇し、韓国の輸出競争力は低下。日韓関係の冷却化も影響し、昨年の日本企業の韓国への直接投資額は激減し前年比40%減となった。13年1~11月に日本から訪れた観光客も253万2千人と、前年同期比で23・1%減った。
いずれの数値も、韓国経済の先行きが決して明るくないことを示している。外交戦略として「用日」を持ち出すのも、こうしたことが背景にあるとみられる。
だが、教科書採択にみえる「変わらぬ反日ぶり」を見る限り、米国、中国の両大国の顔色をうかがいつつ、日本を攻めたり、すり寄ったりする従来の姿勢が変わるとは思えない。
もっとも、韓国のありように学ぶことがないわけではない。互いの利益になるように相手を活用するのでなければ信頼感の醸成など到底無理だという意味だ。「用日」という表現は、長らく地盤沈下が叫ばれる大阪を含め、まさに日本にとって「反面教師」の言い回しではないか。
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