國府理さん:個展会場で死亡 青森・事故か
毎日新聞 2014年04月29日 23時36分(最終更新 04月30日 00時02分)
青森公立大(青森市合子沢)は29日、大学で作品展を開いていた現代美術家の國府理(こくふ・おさむ)さん(44)が、会場で倒れているのが見つかり、死亡が確認されたと発表した。死因などは不明という。
大学事務局によると、作品展会場の「国際芸術センター青森」で、密閉された空間内に自動車を置いた國府さんの作品の中で國府さんが倒れていた。発見時、自動車のエンジンがかかっていたという。
青森消防本部によると、大学の通報で同日午後6時15分ごろに駆け付け、展示作品の自動車の近くで意識を失っていた國府さんを青森市内の病院に搬送した。外傷は見当たらなかったという。
國府さんは京都府生まれで、自動車の車体やエンジンを使った立体的な作品を手掛ける若手芸術家。26日から6月22日までの予定で、作品展「相対温室」を青森公立大で開催中だった。関係者によると、一部完成していない作品があり、現地で製作を続けていたという。【佐藤裕太】