サンフランシスコに来て、だいたい2週間くらいたちました。
海外にいくと、とくに最初の2種間くらいは
「この国はここは日本と同じだとかここは日本と違うな」とか、「なんでこうなっているんだろうか?」とか考え続けているのですが
今回は頭の中で日本でなくフィリピンと比べている自分に驚きます。
今年の1月から3月まで、2ヶ月ちょいを過ごしたフィリピンですが、自分の頭にはフィリピンの経験がずいぶん強くインストールされていたようで。
日本だけではなくてフィリピンという、発展途上国・東南アジアという振れ幅の大きいサンプルが頭の中にあるのはとても面白いです。
それを踏まえて、サンフランシスコに来てから実感していることをつらつらと。
- サンフランシスコは小さな都市
3年前に出張前で来た時も思ったのだけど、東京でいうとひとつの区くらいのサイズ。
改めて、人口を調べてみたら、サンフランシスコの人口は約82万人。
東京はもちろん1300万人、同じアメリカのNYで833万人なので10分の1。
それからフィリピンだと、マニラで166万人、セブシティ82万人!
というわけでサンフランシスコとセブシティの人口が同じという驚きの事実が。
- コンビニがないと本当に不便
サンフランシスコやシリコンバレーといえばIT先進の街!というイメージですが、基本的には田舎だと思う。
特に不便なのは、お店やカフェの閉まる時間が早いこと、16時から閉店しだすカフェなどもあり、17、18時に多くのお店は閉店(都市部でも)。
22時くらいまでやっているお店は覚えておかないと、外で作業できない事態。
24時間やってるコンビニもスーパーも少ないので、気軽にいけない。
その点はセブやマニラのほうがすぐ近くにセブンイレブンとかミニストップがあって気軽に買い物にいけたので便利だったと思います。
アジアのほうがコンビニがあるからよっぽど便利。コンビニ最強。
- 貧富の差の激しさ
サンフランシスコのダウンタウンでは高そうなシティバイクにのり、海沿いのジムつきのコンドミニアムに住むテック業界の人はいっぱいいます。
オーガニック食品のお店が繁盛してたり、夕方にはランニングしてたり休日には公園で犬を遊ばせてたり、素敵なライフスタイルって感じ。
一方、ちょっと横のストリートに入るだけで雰囲気が一変。
倉庫街や落書きだらけのビルにホームレスやあきらかにドラッグきまっちゃってる人、大声でなんか歌ってる人など近寄っちゃいけない雰囲気をびりびり感じます。
いま住んでいるシェアハウスも、周りはスペイン系や中国系の移民だらけのエリアなので、夜なんかはあまり良い雰囲気ではなく、足早に帰ってます。
アメリカが貧富の差が大きい国だ、というのは頭ではわかっていたけれど、同じ街中に貧富が本当に混在しているという意味ではフィリピンのマニラにいたときよりも緊張感があるような気がします。
(マニラは一応エリアでわかれてるけど、サンフランシスコはストリートごとに変わる感じ)
なんというか気が休まらない感じ。
一応はアジア系のフィリピンとくらべて、本当に人種もバラバラという緊張感もアメリカならではな感じ。
- 移民が多い=英語を「正しく」話す人が少ない
これもかなり驚き。
街を歩いているとアメリカンアクセントの英語が耳に入ってくることは当然多いですが、
それだけでなく癖の強いインドなまりや中国なまり、スペイン系なまり、フィリピンなまりなどなど、本当に色々。
フィリピン留学でアクセント(なまり)を教えてもらったこともあって少しずつ聞き分けられるようになってきたので、面白いです。
日本にいたら日本語を話せるのは当たり前すぎる感じですが、アメリカにいるともう何世代もアメリカにいたとしても英語を話せないってことが、普通にありえるのだなあというのは驚き。
こんなに人種も文化もバラバラで、言語すら通じない人々を一つの国としてまとめるって一体どういうことなんだろう、というのはかなり不思議です。
IT業界だけでなく、世界を牛耳ってるアメリカ、どうしてこうなんだろう?というのを考えたくなり、
アメリカについての本をKindleで4冊ほど一気に買ってみたので読み進めています。
それについてはまた次に。