短パン姿で脱出する船長。
大きく傾いた甲板。
新たな映像が公開されました。
ノーベル賞の山中教授も謝罪しました。
こんばんは、ニュース7です。
14年前に発表した論文に、不自然な画像がある。
インターネット上でこう指摘されたことについて、iPS細胞の研究でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授らが会見しました。
京都大学iPS細胞研究所は、論文の内容が正しいことに疑いの余地はないとする調査結果を発表しましたが、画像のもととなる実験データは示すことはできませんでした。
山中教授は、共同研究者のノートが保存されていなかったとして、心より反省し、おわび申し上げますと謝罪しました。
問題が指摘されていたのは、山中教授が14年前の平成12年に発表した万能細胞の一つ、ES細胞に関する論文で、画像の一部が切り貼りされたのではないかなどの指摘を、インターネット上で受けていたということです。
京都大学iPS細胞研究所が山中教授の申し出を受け調査したところ、指摘された画像に切り貼りは確認されず、一連の実験が行われていたことも、山中教授の過去のノートで確認できたなどとして、論文内容が正しいことに疑いの余地はないとしています。
一方で、画像の元となる実験データについては、当時の共同研究者の実験ノートが保存されていないことなどから、示すことができず、遺憾だとしました。
これについて、山中教授は次のように述べて謝罪しました。
では、科学文化部の藤原記者に聞きます。
藤原さん、山中教授が急きょ、記者会見で謝罪したということなんですが、これ、どういう問題があったのか、もう一度説明してもらえますか?
まず、論文の中に使われた画像が、切り貼りされているのではないかなどといった指摘があったんです。
調査の結果、そうした事実はありませんでしたが、指摘を否定するための根拠となる実験データがきちんと示せなかったんです。
今回、問題となったのは、14年前のES細胞の論文です。
山中さんは、当時の自分の実験ノートはすべて残していて、調査のため提出しました。
ところが、そのノートには、似たような実験のデータはあるものの、論文に使われた画像のデータ、そのものが見つからなかったんです。
さらに山中さんは、研究機関を複数移る中で、一緒に実験を行ってきた例えば留学生のノートなどについては、保存していませんでした。
研究自体に問題はないものの、最終的に画像のデータを示すことができないという結果となったのです。
研究の結果そのものには問題がないということなんですが、それでも山中さんが謝罪したのは、どんな理由だったからなんでしょうか?
みずからの重い立場を考えた結果だということです。
STAP細胞の論文の問題などもあって、最近、インターネットで過去の論文の不備や、不自然な点が指摘されるケースが相次いでいます。
理化学研究所の小保方リーダーのSTAP論文の問題も、きっかけはインターネットでの指摘でした。
また先週、STAP細胞の論文の不正を調査している調査委員会の石井元委員長も、みずからの研究論文について、指摘を受けたことがきっかけで、データは示したものの、委員長は辞任しました。
こうした指摘があると、研究者は実験の詳しいデータを示すことが必要となってきています。
今回、山中教授の研究自体は、その後、広く正しさが証明されています。
しかし、データを示すことができなかったことについて、深い反省のことばが述べられました。
研究が正しく行われたということを理解してもらうためには、基本に立ち返って、実験ノートやデータをしっかりと保存することが求められています。
科学文化部の藤原記者に聞きました。
では次です。
韓国で旅客船が沈没した事故からまもなく2週間。
韓国の海洋警察は、きょう、最初に現場に到着した警備艇から撮影した映像を新たに公開しました。
一方、事故の対応に不手際があったとして、韓国政府に対する批判も高まっていて、パク・クネ大統領は、厳しい対応を迫られています。
画面の真ん中に見える白い船が、旅客船、セウォル号です。
さらに近づいて正面から見ると、すでに45度ほど傾いているのが分かります。
最初に現場に着いた警備艇から、海洋警察の隊員が携帯電話で撮影しました。
午前9時半過ぎ、左側の甲板は海面に近づいています。
今回の事故では、発生直後、乗客に対して、その場にとどまるよう呼びかける放送があったことが分かっています。
それを裏付けるように、この映像に乗客の姿はほとんど映っていません。
海洋警察は、スピーカーで退避を呼びかけたといいます。
9時46分、救助隊員の手を借りて脱出する船長の姿が、映像に収められていました。
このとき、通報からおよそ1時間。
船内には、まだ多くの乗客が残っていました。
船長は、避難誘導を適切に行わなかった疑いなどで逮捕されています。
事故発生からまもなく2週間。
なぜ今、この映像が公開されたんでしょうか。
検察などの合同捜査本部が、初動の対応に問題がなかったか調べている中、海洋警察として、最善を尽くしたと強調するねらいもあると見られます。
映像の公開に合わせて取材に応じた警備艇の隊員は、中に入って救助することはできなかったと説明しました。
国民の批判の矛先は、誤った発表を繰り返すなど、対応に不手際があった韓国政府にも向かっています。
こうした中、韓国の首相は、辞任の意向を表明。
パク・クネ大統領は、事故の対応に区切りがついたあと、辞任を承認することを決めました。
ところがけさの新聞には、脱出する首相、沈没する内閣などといった痛烈なタイトルが。
捜索活動が続けられている段階で、辞意を表明しても、責任を取ったとは言えないなどと批判しています。
有力紙の一つ、東亜日報は、大統領は首相以上に大きな責任を痛感すべきだという社説を掲載して、まずは大統領が国民に謝罪すべきだと主張。
パク大統領は厳しい対応を迫られています。
今回の事故では、これまでに189人が死亡、113人の安否がまだ分かっていません。
捜索が続く中、合同捜査本部はきょう、事故現場の海域を管轄する海洋警察署を捜索。
交信記録などを押収しました。
事故当時、海洋警察署は、乗客から携帯電話で救助を求める連絡を受けましたが、対応した職員は、通常は乗組員に聞くべき旅客船の緯度や経度など、専門的な事柄を乗客に何度も聞いていました。
時間を浪費したのではないかと指摘されています。
合同捜査本部は、検察と海洋警察で構成されています。
いわば、身内に捜査が及んだ形です。
合同捜査本部では、すでに逮捕している船長ら、15人の供述と照らし合わせて、多くの乗客が逃げ遅れた原因の解明を急いでいます。
国内の動きです。
安倍総理大臣はきょう夕方、犠牲者を追悼するために、東京都内に設けられた献花台を訪れました。
そして花を手向け、祈りをささげました。
アメリカのオバマ大統領はきょう、フィリピンを訪れて、アキノ大統領と首脳会談を行いました。
これに合わせて、新たな軍事協定に調印したアメリカとフィリピン。
海洋進出の動きを強める中国を念頭に、両首脳も軍事協力を強化していく方針で一致しました。
きょう午後、マニラに到着したアメリカのオバマ大統領。
アキノ大統領との首脳会談に臨みました。
両国は会談に先立って、新たな軍事協定に調印しています。
新たな協定には、アメリカ軍をフィリピンに定期的に派遣するほか、フィリピン国内に新たな軍事施設を整備し、共同で使用することなどが盛り込まれています。
念頭にあるのは、海洋進出の動きを強める中国です。
南シナ海では、ほぼ全域の領有権を主張する中国と、周辺国との対立が続いています。
南沙諸島にあるスカーボロー礁は、フィリピンが主張する排他的経済水域にあり、長年、フィリピン側の漁場になっていました。
ところが、おととし、中国の艦船が次々に出現。
上空からはヘリコプターが威嚇。
緊張緩和を図るため、フィリピン側は船舶を引き揚げましたが、中国側はそのままとどまり、事実上、実効支配しました。
さらに、去年からは、南沙諸島でフィリピン軍の拠点となっている、セカンド・トーマス礁の周辺にも、中国の艦船が展開し、フィリピン軍の補給活動をたびたび妨害しています。
その南シナ海に面するフィリピンのスービック地区。
冷戦時代には重要な軍事拠点として、アメリカ海軍のアジア最大規模の基地がありました。
しかし、冷戦の終結や、フィリピンでのナショナリズムの高まりなどによって、アメリカ軍は1992年、全面撤退します。
その3年後から、フィリピンは、南シナ海での岩礁の支配権を奪われ始めています。
きょうの会談のあと、アメリカのオバマ大統領とフィリピンのアキノ大統領は、軍事協力を強化していく方針を示しました。
一方で、オバマ大統領は、軍事協定の締結は、中国を封じ込めることがねらいではないと強調するとともに、領有権問題は、国際法に基づいて平和的に解決すべきだという考えを重ねて示しました。
さて、国と地方の借金は、今後、一段の収支改善策を実行しなければ、およそ50年後に、8000兆円余りに膨らむ。
こうした内容の試算を、財政制度等審議会が初めて公表しました。
審議会では、国や自治体は歳出の大胆な見直しなどに早急に取り組むことが必要だとしています。
財務大臣の諮問機関である税制制度等審議会。
きょうの会合で、およそ50年後、2060年を見据えた財政の長期試算を初めて示しました。
その試算。
今後、実質で2%程度、名目で3%程度という高めの経済成長が続くうえ、政策に充てる経費を税収などで賄えるかを示す、基礎的財政収支を2020年度に黒字化する今の財政健全化目標を政府が達成できたとしても、現行の制度のままでは、2060年度の国と地方を合わせた債務残高が、今の6倍を超える、8157兆円に膨らむとしています。
高齢化で医療や介護といった社会保障費が増え続けるのが、大きな要因です。
この場合、GDP・国内総生産に対する債務残高の比率は、現在の1.6倍の397%にまで達することになり、財政危機の発生を防ぐためにも、債務残高の比率を速やかに下げていくことが不可欠だとしています。
GDPに対する債務残高の比率を抑えるには、どうしたらいいのか。
試算では、2020年度までの今の財政健全化目標のあとに、基礎的財政収支をどの程度、改善すべきかも示しています。
基礎的財政収支は、社会保障や公共事業など、政策に充てる経費を税収などでどれだけ賄えているかを示す指標です。
試算では、2021年度から2026年度の間に、集中的に基礎的財政収支を改善させる場合、2060年度の債務残高の比率を、現在の水準に近い200%に抑えるには、6年間で、およそ30兆円の収支改善、比率を100%まで下げるには、およそ45兆円の収支改善が必要だとしています。
きょう、示された財政の長期試算について、専門家は。
財政制度等審議会では、このままでは、将来世代に極めて重い負担を背負わせることになるだけに、国や自治体は歳出の大胆な見直しや、さらなる増収策に、早急に取り組むことが必要だと警鐘を鳴らしています。
高齢者施設の不足解消につながるのでしょうか。
一般の投資家から集めた資金を、有料老人ホームなどに特化して投資する投資信託が新たに作られることになりました。
1000億円規模で、施設への投資を目指すとしています。
神戸市にある有料老人ホームです。
定員は56人。
常に満員の状態です。
この老人ホームでは、需要の高まりに対応して、新たな施設の建設を目指しています。
その資金を得るために、今の施設の運営は続けながら、リートと呼ばれる投資信託に、建物を売却することにしました。
この老人ホームに投資するリートが、きょう、発表されました。
リートとは、一般の投資家から集めた資金を、不動産に投資する投資信託です。
新生銀行や、建設会社の長谷工コーポレーションなど、6社が共同で運営するこのリート。
特徴は、有料老人ホームや、サービス付き高齢者向け住宅など、高齢者施設に特化して投資することです。
こうした施設への投資の計画は、1000億円規模。
年内にも、東京証券取引所への上場を目指すことにしています。
今回のように、高齢者施設に特化して投資するリートはまだ上場しておらず、同じようなリートとしては、国内最大となる見込みです。
厚生労働省の調査によりますと、特別養護老人ホームに入所を希望している高齢者は、全国で52万4000人で、5年前より10万人余り増加しています。
高齢者施設の整備が求められる中、新たな仕組みで必要な資金が供給されるのか、注目されます。
ウクライナ情勢に関するニュースです。
G7・先進7か国の首脳による声明を受けて、アメリカのオバマ大統領は、ロシアに対する追加の制裁を28日に発表することを明らかにしました。
オバマ大統領はきょう、訪問先のフィリピンの首都マニラで記者会見しました。
この中でオバマ大統領は、ロシアに対する追加制裁をきょう発表する。
制裁を科す個人と企業の対象を広げると述べ、防衛関連のハイテク製品の輸出などが、対象に含まれるという見通しを明らかにしました。
そして、その目的について、プーチン大統領個人を狙ったものではなく、ウクライナ情勢に対する大統領の行動が、長期的にロシア経済にマイナスの影響を与えると分からせることで、考えを変えさせることだと述べ、ロシアが事態の鎮静化に取り組まなければ、制裁をさらに強化する考えを強調しました。
ODA・政府開発援助の事業を巡り、リベートを支払っていた問題で、社長が謝罪しました。
この問題は、鉄道関連の設計会社、日本交通技術が、ベトナムなど3か国で受注したODA事業を巡り、現地の公務員らに、総額1億6400万円余りのリベートを支払っていたものです。
柿沼民夫社長は記者会見で、リベートを渡さなければ、契約が破棄され、あらたなじゅちゅうもうけられなくなるのではないかとの思いがあったと説明し、謝罪しました。
東京地検特捜部は不正競争防止法違反の疑いがあると見て捜査しています。
3年ぶりに黒字に転じました。
大手電機メーカー、パナソニック。
円安による海外事業の採算の改善や、不振が続くテレビや半導体事業を合理化したことなどで、ことし3月期決算の最終的な利益は、1204億円に達しました。
前の年度の7542億円の赤字から、大幅に改善しました。
170人の歌舞伎俳優が、ずらりと並びました。
歌舞伎座の開場1周年を祝う記念式典です。
先月末までで、およそ132万人が来場したということです。
安倍総理大臣は、日中友好議員連盟の会長として、来月、中国を訪れる、自民党の高村副総裁と会談しました。
高村氏は、日中両国は戦略的互恵関係の原点に立ち戻ることが重要だ。
日中関係の改善に向けて、中国政府要人との会談が実現できるよう、努力したいと述べました。
これに対し安倍総理大臣は、日中関係は大切なので、しっかりやってきてほしいと述べ、議員連盟の訪問が、日中首脳会談の実現に向けた環境整備につながることに、期待感を示しました。
きょう午後、大阪・豊中市の商店街の店舗で火事がありました。
アーケードに設置された防犯カメラの映像です。
午後1時半過ぎ、店の2階から白い煙が出始めます。
その後、アーケード内に煙が充満し、消火活動が行われます。
火は、周囲の6つの店舗にも燃え広がり、およそ3時間後に消し止められました。
この火事で、女性2人が消防車のホースにつまずいて転倒し、軽いけがをしたということです。
ソチオリンピックのスキージャンプで活躍した葛西紀明選手などが、東日本大震災の被災地で子どもたちと交流しました。
ソチオリンピックで2つのメダルを獲得した葛西選手。
高梨沙羅選手などと共に、岩手県山田町の小学校を訪れました。
子どもたちを元気づけようと、鉢巻きを取り合う競技などで、汗を流しました。
大きなボールを転がす競争では。
葛西選手たちのチームがどこよりも早くゴールしました。
気象情報は岡村さんです。
こんばんは。
西日本では雨の一日となりました。
徳島市では午後から雨足が強まってきています。
あすは局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降るおそれがありそうです。
特に大雨への警戒が必要なのは、どこなんでしょうか。
四国の太平洋側と、近畿地方です。
雨の原因となります低気圧や前線、動きがゆっくりで位置がほとんど変わりません。
このため、雨が長引きます。
さらに低気圧に向かって南からは非常に暖かく湿った空気が流れ込み、この空気の向かう先の、四国や紀伊半島付近で非常に激しい雷雨となりそうです。
雨の予想を見ていきます。
今夜9時の段階で、東海、甲信付近から九州にかけて広く雨となります。
あすの朝にかけては、特に四国付近、太平洋側で濃い青い表示と、非常に激しい雷雨のおそれがありそうです。
そして、日中も特に四国と紀伊半島付近を中心に、活発な雨雲、かかり続けそうなんですね。
あすの夕方までに予想される雨量は、四国の多い所で250ミリ、近畿で120ミリとなっています。
土砂災害などにも警戒をしてください。
では、あすの予報を見ていきます。
あすは関東、北陸から九州にかけて広く雨でしょう。
3時間ごとの予報、札幌から東京です。
きょう最後は、今の高知市内の様子です。
2014/04/28(月) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]
▽どうなる?日本の借金50年後は… 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】上條倫子,【気象キャスター】岡村真美子
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