生字幕放送でお伝えします山本⇒こんにちは。
「ゆうどき」です。
先週末、うれしいニュースが入ってきました。
群馬県の富岡製糸場がことし6月にも世界遺産に登録される見通しになりました。
ニャンカメが出ています。
富岡製糸場の近くです。
相川⇒大注目ですよね。
富岡製糸場の前にやって来ました。
平日にもかかわらず、たくさんの観光客がきょうも訪れています。
入場は5時までということでまもなく終了ということになるんです、きのうは過去最高5000人近い観光客が訪れたということなんです。
きょうご紹介するのはこの中ではなくて、実は製糸場でかつて働いていた女性の従業員の皆さんの憩いの場所、お店というものがあるのでそこに行こうと思います。
ちょっとここから150mぐらい先なので車も来ているので気をつけながら行きましょうか。
結構ありますね。
小走りで走りながらいきます。
町はすごくお祝いムードに包まれています。
釜飯屋さんですがお店の前には大きな看板が出ています。
世界文化遺産登録などと書かれています。
たくさんの観光客の皆さんもいらっしゃっているんですけど走りますよ。
今度はこちらです。
おまんじゅう屋さんなんですけれども見てくださいお店のスタッフ、はかま姿なんです。
製糸場で働く女性、昔ははかま姿こういった格好で働いていたということです。
再現したということですありがとうございます。
今度はこちら、号外です。
大きな見出しも踊っています。
すばらしいことです。
車も確認して渡ります。
3分切ったよ。
日頃の運動不足がたたりますね。
ぜいぜいいってきた。
お目当てのお店は交差点のちょうど角にあります。
軽食の富士屋です。
女性従業員の皆さん、ここが癒やしの場所になっているということです。
レトロな外観なんですけれども、すばらしいですよね。
昭和30年創業、中もお邪魔します。
失礼します。
店の中はザ・昭和という感じです。
こちらカウンタータイル貼になっています。
こういったデザイン、なかなか見ませんよね。
町の皆さんは本当に喜んでいらっしゃいます。
かつて製糸場で実際に働いていらっしゃったという野尻さん。
ご近所のお仲間です。
よろしくお願いします。
野尻さんお好きなメニュー、いつもどのようなものを召し上がっていますか?小豆アイスとかあんみつとか。
そうですか。
どんなときに小豆アイスを食べたんですか?会社が終わりになりますと、中で働いていると、暑いものですからみんなで、幾人かで暑かったんです。
目の前にあずきアイスが出てきました。
懐かしい味なんですよね。
そうなんです。
いちばんの思い出はどういうことですか?富岡製糸場がきょうが最後という朝8時にサイレンが鳴りました。
そして夕方の5時最後のサイレンが鳴りました。
もうさみしさと感謝とで涙が出ました。
祈る思いでした。
本当にご苦労さまでしたとお礼を言いました。
本当に地元の方に富岡製糸場というのは、なじみが深いんですね。
こちらの味も一緒に世界文化遺産に登録してほしいくらいですね。
はい。
以上群馬県富岡製糸場からお伝えしました。
相川さん、あんみつ食べてください。
世界遺産になったというのは女性たちが一生懸命働いたからこそですね。
5時になりました。
ニュースをお伝えします。
東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故で避難している人たち全員を対象に、初めて行われたアンケートで、分散して避難している家族が半数近いほか、心や体の不調を訴えているという回答が、70%近くに上ることが分かりました。
福島県は、地震と津波、それに原発事故で避難を強いられている人や、放射線への不安で、自主的に避難している人など、把握できた避難者全員を対象に初めてアンケートを行い、およそ33%から回答が寄せられました。
このうち、家族の分散状況を尋ねたところ、避難先でも1か所にまとまっていると答えたのが45%だったのに対し、複数に分かれている家族は49%に上りました。
また、同居する家族が、心や体の不調を訴えるようになったという回答が68%に上りました。
具体的には、何事も以前より楽しめなくなったとか、よく眠れないなどという回答が多く、長引く避難生活で、深刻な影響が表れていることがうかがえます。
福島県の担当者は、家族離れ離れの避難が長引いていることで、健康面のサポートを充実させる必要が増している。
避難先での安定した住まいを確保できるような支援を進めたいと話しています。
次です。
今月、東京・三鷹市のスーパーで販売された肉や魚の切り身から、ヘアピンや画びょうが相次いで見つかり、警視庁は、何者かが混入させたと見て捜査しています。
警視庁などによりますと、今月14日、東京・三鷹市のサミットストア三鷹市役所前店で、客の女性が購入しようとした牛肉の切り落としのパックに、U字型のヘアピンが入っているのが見つかりました。
ヘアピンは長さおよそ5センチで、包装に破れたようなところはなかったということです。
さらに今月25日には、別の客が同じスーパーで購入したサーモンの切り身の中から画びょうが見つかったということです。
いずれも客などにけがはありませんでした。
この店では、巡回する警備員の数を増やしたほか、生鮮食品を中心に、金属探知機を使って、異物が混入していないかどうか調べるなど、チェック態勢を強化したということです。
警視庁は、何者かが画びょうなどを混入させたと見て、威力業務妨害事件として捜査を進め、店内の防犯カメラの映像などを詳しく調べています。
東京電力など、電力会社7社と、東京ガスなど大手都市ガス4社は、LNG・液化天然ガスの調達価格などが上昇したとして、ことし6月分の料金をそれぞれ値上げすることになりました。
電気とガスの料金は、政府の認可が必要な料金改定とは別に、直近3か月の燃料や原料の輸入価格をもとに毎月、見直されます。
このうち電気料金を値上げする7社の値上げ幅は、使用量が平均的な家庭で、ことし5月分と比べて、東北電力が11円、東京電力が26円、中部電力が27円、北陸電力が9円、関西電力が12円、中国電力が18円、九州電力が12円となっています。
一方、LNGで発電する比率が小さい電力3社は、6月分の料金を値下げすることになり、値下げ幅は北海道電力が8円、四国電力が6円、沖縄電力が9円となっています。
また大手都市ガス4社は、6月分の料金をそろって値上げし、値上げ幅は使用量が平均的な家庭で、ことし5月分と比べて、東京ガスが25円、大阪ガスが26円、名古屋市に本社がある東邦ガスが29円、福岡市に本社がある西部ガスが5円となっています。
安倍総理大臣は、あさってからアメリカを訪れる自民党の石破幹事長と会談し、TPP・環太平洋パートナーシップ協定を巡って、農産物5項目を関税撤廃の例外とするよう求めている日本の立場を、アメリカの議会関係者に丁寧に説明するよう指示しました。
自民党の石破幹事長は、あさってからアメリカを訪れ、ワシントンで議会関係者らと会談することにしています。
これを前に石破氏は、きょう、総理大臣官邸で安倍総理大臣と会談し、今回の訪米では、自民党とアメリカ議会の関係者との関係構築に主眼を置き、政府の外交をバックアップしていきたいと述べました。
その上で、石破氏は、TPP・環太平洋パートナーシップ協定を巡って、農産物5項目を関税撤廃の例外とすべきだとしている自民党の主張や、集団的自衛権の行使容認に向けた政府・自民党の取り組みなどを説明する考えを伝えました。
これに対し安倍総理大臣は、議会関係者の理解を得るのは大切なことだと述べ、TPP交渉に臨む日本の立場を、アメリカの議会関係者に丁寧に説明するよう指示しました。
アメリカの南部や中西部で、相次いで竜巻が発生し、これまでにアーカンソー州などで12人が死亡したほか、多数の住宅が吹き飛ばされる被害が出ています。
アメリカ南部のアーカンソー州やオクラホマ州で27日夜、相次いで竜巻が発生し、このうち、アーカンソー州では州都リトルロック近郊で発生した竜巻がおよそ50キロ進み、多数の住宅が吹き飛ばされたり、木がなぎ倒されたりする被害が出て、州当局によりますと、これまでに11人が死亡しました。
またオクラホマ州でも1人の死亡が確認されたということです。
2つの州の被災地では、多くの人たちが壊れた建物の下に取り残されていると見られ、消防などが夜を徹して、救助活動を続けています。
アメリカではこの日、中西部のネブラスカ州やアイオワ州などでも、竜巻の発生が報告されています。
気象当局は、28日朝にかけて大気が不安定な状態が続き、オクラホマ州など、南部の広い範囲で、さらに竜巻が発生するおそれがあるとして、住民に警戒を呼びかけています。
呼吸器の病気の治療のため、入院していた落語家の桂歌丸さんが、きょう退院し、来月、東京都内の寄席で高座に復帰することになりました。
さらりとした語り口が持ち味で、古典落語の名人として高い評価を受けている桂歌丸さんは先月、ろっ骨の骨折と慢性的な呼吸器の病気、慢性閉塞性肺疾患と診断され、横浜市内の病院に入院して治療を受けていました。
歌丸さんが会長を務める落語芸術協会によりますと、治療の経過が順調なため、歌丸さんはきょう病院を退院し、来月1日から東京の新宿末廣亭で始まる寄席で、高座に復帰することになったということです。
歌丸さんは、今後も通院しながら治療を続けますが、レギュラー出演している民放の人気演芸番組については、来月いっぱいは休んで、その後、復帰する予定で調整するということです。
桂歌丸さんは、無理はするなと言われていて、休みを取りながら高座を続けていこうと考えていますと話しています。
続いて気象情報、あすの天気です。
西日本から東日本は広い範囲で雨が降るでしょう。
四国や近畿の太平洋側では、局地的に非常に激しい雨が降り、落雷や突風にも注意が必要です。
消費税が8%になってから1か月がたちました。
出費が多くなる中で今、ある買い方が注目を集めているんです。
その買い方をすると消費税はゼロになるというCMも。
個人どうしの取り引きなら、0%。
個人どうしの取り引きって、何?お得ですよね。
お得に弱いので。
今、ネット上では売り手も個人、買い手も個人こうした取り引きが簡単にできるサービスが続々と登場。
それをフル活用する達人主婦も現れています。
広がりを見せる個人どうしの取り引きについてお伝えします。
山本⇒個人間取引についてです。
その前に1つ訂正です。
5時前の中継で、憩いの食堂の堂という字が間違っていました。
個人間取引、したことがありますか?合原⇒したこともありません。
佐伯⇒個人どうしの取り引き個人間取引ですが、どんな場所で行われているのか皆さんのすぐそばでも行われています。
フリーマーケット。
見たことがあります。
相手の方の顔を見ながら商品中古品ですとか手作りの品を買うというフリーマーケット、これと同じようなことが今、ネット上でできるようになっていて非常に人気を集めているということなんです。
この場合の売り主なんですが趣味などでやっている個人の方の場合は消費税がかかりません。
さらに事業者の方でも、年間の課税金額が1000万円以下の方だと消費税がかからないということです。
いったいどのようなものなんでしょうか。
よく利用しているという主婦の方を訪ねました。
都内に住む、中野奈津子さんです。
0歳と2歳、2人の子どもが身につけるものを個人間取引を利用して買っています。
子どもの成長は早く靴や服はすぐに使えなくなりますが常に新品を買う余裕はないといいます。
こうしたお値打ち品を探すのに中野さんが使っているのがスマホです。
こちらのアプリを使うとフリーマーケットと同じような売買ができます。
いわゆる、フリマアプリ。
ここに出品されているのはなんと300万点。
好きな条件で検索し商品を選ぶことができます。
気になる商品があったら出品者とのやり取りも簡単。
これは、子ども服を買ったときの記録です。
中野さんが詳しいサイズを問い合わせたところ相手は、子どもに服を着せ写真を撮ってすぐに送ってくれました。
そうですね。
メールやコメントとはいっても…フリマアプリを使いこなす中野さん。
お得情報も見逃しません。
アプリ上ではお気に入りの出品者を登録できます。
登録した相手が新たに出品すると次々に、魅力的な商品がスマホの画面に現れるのです。
中野さんのお気に入りの相手は36人に上ります。
中野さんは個人間取引を利用してこの半年で服やアクセサリーなど10点以上の買い物をしました。
買い物上手の中野さん。
アプリを使って出品もしています。
小さくなった子どもの服や使わなくなったおもちゃまで。
スマホで撮影し直ちにネットにアップ。
売り手になったり買い手になったり個人間取引で快適な節約生活を送っています。
個人間取引の波はシニア世代にも及んでいます。
67歳の布施陽子さんです。
弁当屋で働くかたわら1年前にネット上に店を開きました。
商品は手作りの絵はがきやしおりです。
1枚200円から400円。
デザインが人気で月5万円ほどの売り上げになります。
パソコンやネットの知識がほとんどない布施さんは出店を助けてくれるサービスを利用しました。
ネット上に店のホームページを作成したりカード決済の代行などをしてくれます。
布施さんは個人間取引を始めたことで買ってくれた人と手紙のやり取りをするなど交流が生まれています。
山本⇒若い人だけではないんですね。
合原⇒しかも知識がなくてもそれをやってくれるサービスがあるんですね。
どんどん広がっているんです。
どのくらい広がっているかというと、民間のシンクタンクの推計で、ネット上の取り引き昨年度はおよそ16兆円規模の市場なんですが、そのうちの個人間取引は2.3兆円。
個人間取引だけでですか?そうです。
取り引きになる対象も広がっています。
今、国内ですでに車。
自動車ですか?そうです。
中古車が個人間取引で売買されているんです。
業者は通さずに個人どうしで?そうです。
また海外では不動産も行っているんです。
なんでこのくらい広がっているのか、その背景に何があるかと言いますと、やはりリサイクル志向新たに使えるというものもあります。
そして消費税も上がりましたから節約志向です。
あとは山本さんも使っているスマートフォンの普及です。
ただこの個人間取引、いいことばかりだけではありません。
町では多くの不安の声が聞かれました。
このように町の人が心配していること、実際に起きているんでしょうか、ここからは専門家の方にお話を伺っていきます。
スタジオには、消費者のネットトラブルの相談に乗って14年という消費生活専門委員の原田由里さんにお越しいただいています。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
個人間取引が私たちよりも上の世代にも広がっているということですが、広がっているということは、トラブルもいろいろということですか。
そうですね、個人間取引、サービスの広がりに伴いまして、トラブルも出てきているというそういった状況です。
そのトラブル、どんなものがあるのかあげてみます。
商品が届かない、売り主と連絡がつかない、商品に傷などの問題があるということなんですが、まずは上の2つについてお話しください。
売り主が個人の場合は商品が届かないとこういったトラブルが非常に多く発生します。
対策といたしましては、相手の確実な連絡先を確保していただくこういった方法が必要かと思います。
特に売り主の方がショップの場合は法律上連絡先住所や電話番号、メールアドレス責任者の名前を書く必要がありますが個人の場合はそこまでの義務がありません取り引きしたあと、トラブルになって気が付いたらメールアドレスしか知らなかったこういったトラブルがよく発生いたします。
メールアドレスだけではだめなんだ。
そうです。
電話などが通じないと連絡が取れなくなってしまいます。
返事がこないとか。
なので確実な連絡先を確保するのが必要です。
あとはちゃんと商品が届くのか支払いするときも少し不安があるんですがこのときの対策はあるんでしょうか。
できれば前払いは避けていただきたいということをお願いしたいです。
前払いはしないということですね。
そのほかにもエスクローサービスというものを利用することがあります。
エスクローサービス第三者機関に代金を預けて、ものが届いたら相手の方に代金を払うということです、個人の方でもエスクローサービスを利用される方から買ったりサイトによっては、仕組み自体を提供しているサイトもあります。
そのときには、その仕組みを利用していただければと思います。
前払いで直接振り込まない結構振り込んでいることが多かったのでしっかりと確認していかなければいけないですね。
そして最後に商品に問題がある場合はどうでしょうか。
そもそも個人があるものです、なかなか不慣れな点もあります。
中古品の場合ですと、使用感、サイズなど商品の表現があいまいな場合があります、疑問に思ったところはとことん事前に質問していただくという点が大事です。
特にやり取りの中で返事が早いとか丁寧な対応してくれるというような、そういったところで相手の方が信頼できるかどうかも確認できるかと思います。
でも取り引き自体が便利になる分自分自身が危機管理というかリスク管理というか、本当に信用できるかなということをちゃんと見極めなければいけないですね。
そうですね自分で見極めることが大事だと思います。
合原⇒見えない、会えないからこそ、密に連絡を取ることが大事ですね。
きょうは注意点も含めて個人間取引についてお伝えしました。
飛騨高山。
ここに樹齢1100年と言われる桜の巨木があります。
何度も枯れそうになりながら復活を遂げてきた、奇跡の桜です。
桜の木を見つめ30年間、描き続けてきた88歳の男性。
事故で利き腕を失った苦しみを桜が持つ不思議な力に導かれ乗り越えてきました。
そして、男性の絵にもまた人々を元気づける桜の力が宿っています。
この春も桜は花を咲かせ男性を元気づけました。
きょうの「偉大なるお年寄り」はスペシャル版。
年輪を重ね、輝く2つの命。
老人と桜の友情の物語です。
山本⇒「偉大なるお年寄り」です。
合原⇒桜の話題です。
角田⇒今回ご紹介するのはお二人です。
まずは岐阜県高山市に住む山腰曠さん、88歳です。
そしてもうひと方このコーナー始まって以来のぶっちぎりの最高齢になると思います。
平安生まれの御年1100歳でございます。
山本⇒すごい。
すごい方はこちら、岐阜県高山市の臥龍桜さんです。
山本⇒すばらしい年齢でございますね。
桁外れですね。
山腰さんは、54歳のときに事故で利き腕の右腕を失いました。
その後、利き腕ではない左腕で絵を描き始めました、そこで描いていたのは先ほどの臥龍桜だったんです。
その絵の数は500点ほどに上りました。
山腰さんの人生をご覧ください。
北アルプスの山懐に抱かれた飛騨高山・一之宮町。
今月中旬、遅い春が訪れました。
まだ氷点下になる日もあります。
桜のつぼみは膨らみ始めたばかりでした。
樹齢1100年を超えるといわれる桜の巨木は無事に冬を越しました。
高さ20m、枝張り38m。
龍が伏せているように見えることから臥龍桜と呼ばれています。
この木のもとに通ってくる男性がいます。
山腰曠さん、88歳。
この桜とは幼いころからのつきあいです。
山腰さんの家はこの土地で代々続く農家です。
今も山腰さんが米や野菜を育てています。
5月上旬の田植えを前に田起こしに精を出します。
山腰さんは、今から34年前事故で、利き腕を失いました。
残った左腕で農機具の操作をします。
農作業の合間に、絵を描くのが山腰さんの日課です。
利き腕でない左手で作品を描き続けてきました。
題材のほとんどが臥龍桜。
描くと心が安らぐと言います。
満開を心待ちにしながらことしの1月から新たな作品を描き続けています。
蓄えた力を爆発させるように咲く臥龍桜。
何度も繰り返し描いてきましたがいつも新たな喜びがあります。
山腰さんが描いてきた臥龍桜は500点を超えます。
子どものころからの思い出に残る光景です。
冬の寒さに耐えしのぶ姿。
力強い幹とそこから生まれだした若い枝。
月明かりの中の妖しいまでの美しさ。
山腰さんは臥龍桜のさまざまな表情を見つめてきました。
地元には山腰さんが描く臥龍桜に心打たれた人もいます。
そんな人たちのため頼まれれば絵を描いてきました。
近所に住む渡瀬久子さんです。
4年前、自宅のふすま絵を頼みました。
春らんまんの臥龍桜です。
裏には、冬の臥龍桜。
巨木の1年が部屋の中によみがえります。
つぼみがほころび始めると山腰さんは毎日のように足を運びます。
喜びを感じる季節です。
平安時代の前期から1100年の風雪に耐えてきた臥龍桜。
力強い幹から大空をつかもうとするように伸びる枝。
1年に1mほど伸びるものもあります。
臥龍桜の生命力は山腰さんに力を与えてきました。
34年前山腰さんは働いていた工場でコンクリートミキサーに腕を引き込まれました。
一命は取り留めたものの右腕を失うという重傷を負いました。
周囲の心配をよそに山腰さんは、事故の翌日には将来に向けて動きはじめました。
元どおりの生活を目指してまず左手での字の練習を開始したのです。
びっしりとつづられた文字。
左手で懸命に刻んだものです。
入院中に作った短歌です。
「命あれば生きゆく道も開くべし残る左手たのみて生きん」浄土真宗の教典の難しい文字も書き写しました。
2か月余りの入院生活で右手と同じように字を書けるようになりました。
家に戻った山腰さんはそれまで経験のないことに挑みます。
それは、絵を描くことでした。
すぐに水墨画の教室に通い繊細な筆遣いができるよう練習を重ねました。
題材は、いつも臥龍桜。
山腰さんの心の中にあった風景でした。
山腰さんは、長男の進さんその妻の恵子さんと暮らしています。
じゃあどうもおめでとうございます。
はい。
家族に頼らず何でも自分でこなしてきた山腰さん進さんと恵子さんはその思いを受け止めてきました。
山腰さんには毎日通う場所があります。
自宅から車で5分ほどの喫茶店です。
いつも幼なじみが集まります。
山腰さんは大正15年の生まれです。
飛騨高山の豊かな自然の中で育ちました。
飛び抜けて大きな臥龍桜の木は格好の遊び場でした。
山腰さんは、横に張った見事な枝にまたがって遊ぶのが大好きでした。
太い幹と大きな枝の臥龍桜の元に行くと山腰さんはいつも温もりを感じました。
少年時代おおらかに迎えてくれた臥龍桜。
右腕を失ったとき励ましてくれた臥龍桜。
そんな臥龍桜が、瀕死の状態に陥ったことがありました。
平成3年台風で太い枝が一度に4本も折れてしまったのです。
木全体が弱ってきてそれまで跳ね返してきた風にも耐えることができませんでした。
崩れ落ちそうな桜を支えるため250本もの支柱が立てられました。
しかし、夏には葉が黄色くなり次々に落ちてしまいます。
調べてみると、臥龍桜の根は腐りはじめていました。
山腰さんは、桜の元に通いました。
泥だらけになりながら雑草を取り除き幹の栄養を奪うこけを剥がしてやりました。
桜が元気になってほしい。
思いを込めて描いた1枚の絵。
「ガンバレ大桜」です。
傷んだ枝をぐるぐる巻きにされても幹の力強さは失われていない。
桜を励まし描きました。
臥龍桜を守るため根の周りの土を入れ替える3年がかりの工事が始まりました。
人の手で地面を掘り特別な土を入れ懸命な手当てが続きました。
異変が現れてから10年余り。
臥龍桜は復活した。
専門家たちがお墨付きを出しました。
そのよくとし、山腰さんが描いた臥龍桜です。
気圧の変動が大きい日などにはないはずの右腕が激しく傷むことがあります。
最近、酷使してきた左腕まで痛みだした山腰さん。
満身創いになっても臥龍桜の絵を描くことはやめません。
ことし1月から取り組んできた作品です。
「盛命
(せいめい)」と名付けました。
桜と自分が、もう一度命の炎を燃やす。
その思いが込められています。
先週金曜日。
ことしも臥龍桜が満開の花を咲かせました。
山腰さんが臥龍桜と過ごす89回目の春です。
人々を元気づけ生きる力を与えてくれる桜です。
山本⇒確かにきょうの「偉大なるお年寄り」は2人ですね。
2人の友情の物語という感じですね。
絵を描くだけではなくて手当てにも通って、会いにも通って、ほんとうにパートナーですね。
山本⇒自分が腕を失ったことと桜が折れたこと。
なんかお互い同じようなことなのかもしれないとか、いろいろな感じかたがあるかもしれない。
改めて見てそう思いました。
今回、山腰さんに座右の銘を書いていただきました。
山腰さんは、ふだんからありがとうということばを自然に口にしていらっしゃる方なんです。
ですから生きていることをすべてのものに感謝している、ありがとうということばに、すごく深い意味が込められているのという感じがしますね。
山本⇒臥龍桜にも聞こえているんじゃないですか。
臥龍桜ですが今ちょうど見頃を迎えています。
今週の土日、3日4日まで楽しめるということです。
お問い合わせは飛騨一ノ宮観光協会までお願いします。
そして山腰さんの絵を見たいという方は展覧会が臥龍桜の前のお寺でも開かれています。
あさっての4月30日まで開かれているということです。
どちらも楽しむことができるんですね。
飛騨高山まで特急で行って、帰るんですね。
「偉大なるお年寄り春のスペシャル」でした。
続いて名物で被災地を応援しようというお話です。
福井放送局の大橋アナウンサーです。
大橋⇒山本さん、合原さんへしこって知ってますか?山本⇒へしこはお茶漬けで確かこのスタジオに来た気がします。
お茶漬け、おいしいですね。
これが、へしこです。
魚介類のぬか漬けです。
若狭地方の名物保存食として知られています。
特に若狭地方では、サバのへしこが有名なんですが、このへしここれを被災地支援に生かそうと福井県立若狭高校の先生と生徒たちが取り組んでいます。
福井の名物は、果たして被災地の新たな名物にできるのか取材しました。
福井県小浜市にある県立若狭高校。
海洋科学科では水産加工品の研究や分析を行っています。
合っている合っている。
もうちょっと、もうちょっと。
生徒たちがへしこにしようとしているのはサクラマス。
三陸沿岸に春を告げる高級魚です。
岩手で取れた特産品のサクラマスを使ったへしこを作って復興に役立てるような活動になればいいなと思います。
生徒たちを指導するのは小坂康之先生。
小坂先生は実習の一環として生徒42人と一緒にサクラマスのへしこを研究し被災地支援につなげようとしています。
サクラマスのへしこを作るきっかけになったのは去年6月、岩手県宮古市で開かれた講演会でした。
宮古の漁業関係者が小坂先生を招き、地元の魚でへしこが作れないか相談したのです。
震災から3年。
宮古市では鮮魚を扱う施設は復旧したものの漁獲量は完全には回復していません。
干物などを作る加工施設の再建も経済的に厳しいのが現状です。
そこで、漁業関係者は新たな収入源として水産資源を使ったお土産を作れないかと考えました。
専門家に相談したどり着いたのが福井伝統の保存食へしこでした。
生徒たちは、すぐに宮古からサクラマスを取り寄せへしこ作りがスタートしました。
それを今から、やる。
試作して、どういうのがいいか。
生徒たちにとってもサクラマスは初めての食材。
切り身の大きさや、漬ける期間温度など、条件を変えて味を確かめてきましたが失敗の連続でした。
取材者⇒最初はどんな出来具合?最初はサクラマスの上品な味を生かそうと塩分を少なく漬けました。
すると発酵が進みすぎ酸っぱくなってしまったんです。
試行錯誤が続くこと半年。
ようやくサクラマスにちょうど合う塩加減を見つけ出すことができました。
ことし1月、へしこを食べ慣れた地元の人たちを招き試食会を行いました。
その評価は…。
サクラマスの持つほのかな甘みが生かされていると好評を博しました。
おいしい、ちょっと。
うまーい!福井の伝統の味、へしこを使った被災地支援。
高校生たちは来月宮古に行ってへしこ作りのノウハウを伝える予定です。
福井の伝統なんで、いろんな人に食べてもらいたいです。
少しでも被災地に役立てるといいなって思ってます。
合原⇒何か、半年かけて一生懸命作った生徒の皆さんの熱意のようなものも、宮古の皆さんにとってはうれしいものになるんだろうなと。
山本⇒そうでしょうね。
箸を持っています。
スタジオには実際に若狭高校の生徒たちが試作した、へしこの完成品があります。
どうですか。
山本⇒あのね、しょっぱさと甘さがちょうどいい。
そうですよね。
合原⇒日本酒に合いそうですね。
お酒にぴったりだと思います。
来月には宮古に生徒たちが行って作り方を教えるんです。
東北の夏は福井の夏よりも温度が低いので温度管理が重要になるということで、そういう作り方を教えるということでした。
実際に行って肌で感覚を覚えてそれが伝わるといいですね。
このサクラマスのへしこは今年度中の商品化を目指しているということです。
合原⇒きょうは個人間取引についてお伝えしてきました。
質問が寄せられています。
佐伯⇒ネットオークションで落札した商品がコピー品、ブランド物でした。
商品が届いて1週間ほどして相手先と連絡がつかなくなりとても困ったことがあります。
理由は相手が電話番号を変えたため、こういう場合はどう対処すればいいんでしょうかという50代の男性からいただきました。
原田⇒住所が分かれば配達証明や書留郵便のような普通郵便ですと受け取りが確認できないので受け取りが確認できるようなお手紙を出してみてください。
受け取りを確認するということと自分の話を確実に相手に伝えるということになります。
受け取りを確認することで、その住所が正しいかどうかも確認できます。
そういったお手紙を出していただくということをまずおすすめしたいと思います。
相手先の住所を確認するということですね。
もしお手紙が残念ながら戻ってきてしまうとか、あて先が分からないということになりますとこれは詐欺の可能性があります。
ぜひ早めに警察にご相談いただくということをお願いしたいと思います。
警察に相談するということでした。
非常に多いトラブルです。
コピー品が届いたというトラブルは非常に多く発生しています。
山本⇒ブランドに弱いという気持ちも確かにあるんでしょうけれども気をつけないとということですね。
ありがとうございました。
合原⇒お便りです。
山本⇒きょうは桜と88歳のお年寄りの2人を紹介しました。
合原⇒55歳ですが生きる強さ力強さを感じました。
何事にも負けない根性を見習いたいと思います。
桜もすばらしいですがこれからも桜と一緒に頑張ってくださいといただいています。
桜と一緒に生きる山腰さん本当に輝いています。
1年生も桜とともに6年生まで成長します、これからも頑張っていきますと静岡県の方からいただきました。
あさっての内容です。
「人生ドラマチック」ゲストは変幻自在の演技と独特の存在感で人気の俳優、阿部寛さんです。
その知られざる素顔に迫ります。
「行ってみたい!」は太平洋に面する北海道様似町の旅。
地元で愛される謎の海の幸。
港では意外なものが揚げられていました。
漁師町ならではの自慢の名物が続々登場します。
2014/04/28(月) 16:55〜18:00
NHK総合1・神戸
ゆうどき ▽飛騨高山の樹齢千年を超える臥龍桜。描き続ける老人の物語 [字]
飛騨高山に、樹齢千百年という桜の巨木がある。“臥龍桜”を30年にわたり描き続けるひとりの老人の物語。▽宮古のサクラマスを使って“へしこ”を作る女子高生
詳細情報
番組内容
<中断>5:00−5:10 [字]ニュース
出演者
【キャスター】山本哲也,合原明子
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – グルメ・料理
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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