IE:バージョン6〜11に脆弱性見つかる

毎日新聞 2014年04月29日 01時17分(最終更新 04月29日 01時43分)

 マイクロソフトのインターネットエクスプローラー(IE)のバージョン6〜11に、標的型攻撃に悪用される恐れがある脆弱(ぜいじゃく)性が見つかった。独立行政法人「情報処理推進機構」(IPA)などは28日、「この脆弱性を悪用した攻撃が確認されているとの情報がある」として、回避策をとるよう呼びかけた。マイクロソフトは今後、修正プログラムを提供する予定だが、サポートが終了したウィンドウズXPには対応しない見込み。

 IPAや情報セキュリティー大手「トレンドマイクロ」などによると、この脆弱性は悪意のある細工がされたコンテンツを開くと、仕掛けられた命令が実行されるもの。悪用されれば、アプリケーションが異常終了したり、攻撃者にパソコンを制御されたりする可能性があるという。

 トレンドマイクロは「修正プログラムが提供されるまでの間、IE以外のブラウザーを使う回避策もある」と話している。

【平野美紀/デジタル報道センター】

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