張成沢死刑を主導した黄炳瑞氏、今年は随行回数トップ

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 黄炳瑞氏は北朝鮮の朝鮮人民軍組織指導部内でも軍部の管理を主に担当する第1副部長を務めている。組織指導部は、北朝鮮の党・政府・軍の人事・組織を統括する北朝鮮権力内部の重要組織だ。労働党内にある部署とは異なり、これまで部長が誰なのか明らかになったことがなく、金正恩氏が直接部長を務めているのではないかと言われるほどだ。

 黄炳瑞氏は昨年12月、張成沢(チャン・ソンテク)氏の処刑を主導し、金正恩氏の新たな側近に浮上したとされる。黄炳瑞氏の出身地や正確な年齢は判明していない。中国メディアは黄炳瑞氏が65歳だと報じたが、韓国統一部(省に相当)が発行した「北朝鮮主要人士人物情報」によると、1940年生まれ(74歳)となっている。

 黄炳瑞氏は2010年9月に人民軍准将(韓国軍の少将に相当)、11年3月に上将(同中将に相当)へと急速に出世したのに続き、今月15日には大将への昇進が確認された。昨年は金正恩氏の公開活動への随行頻度が崔竜海氏に次ぐ2位だったが、今年に入ってからは黄炳瑞氏の随行回数が上回っている。

黄大振(ファン・デジン)記者
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