EMBO J. 2000 Oct 16;19(20):5533-41.
Essential role of NAT1/p97/DAP5 in embryonic differentiation and the retinoic acid pathway.
Source
Laboratory of Animal Molecular Technology, Research and Education Center for Genetic Information, Nara Institute of Science and Technology, Ikoma 630-0101, Nara, Japan. shinyay@gtc.aist-nara.ac.jp
以上の説明図で示されたように、山中伸弥氏の筆頭著者および責任著者であるEMBO J誌の論文(EMBO J. 2000;19:5533-41.)のFigure 3A の真ん中のレーン(+/-)の上部のバンド画像(700bp)と、 右端のレーン(-/-)の上部のバンド画像(700bp)との間において、
互いにバンドの輪郭や周りのノイズに、高い類似性が認められます。
しかし、完全には一致しません。
ただし、このような高い類似性が起こる確率は、極めて低く、この二つのバンド画像は、ある同一の画像を複製して得られた可能性が高いと推測されます。
しかし、完全には一致しません。
ただし、このような高い類似性が起こる確率は、極めて低く、この二つのバンド画像は、ある同一の画像を複製して得られた可能性が高いと推測されます。
ドット単位で見て完全には画像が一致しない理由は色々あると思います。
例えば、
例えば、
複製してこしらえた元の捏造画像(高解像度画像)を、論文投稿用に低解像度でJPEG圧縮したときに、二つのバンド画像のノイズに差が生まれた可能性とか、
紙媒体の論文原稿あるいは出版物をスキャンしデジタルデータに変換したときに、二つのバンド画像のノイズに差が生まれた可能性とか、 あるいは、画像編集ソフトで、意図的に二つのバンド画像が完全一致しないように細工がほどこされた可能性などです。
(また、バンド周囲の薄いノイズの一致性は低いですが、濃淡が薄い部分は、JPEG圧縮あるいはスキャン操作の影響を受けやすいためと推測されます。その証拠に、ゲル画像の長方形の境界線周囲や、+/+, +/-, -/-, 700, 175, といった文字の周囲にもノイズが認められ、それぞれの+, -, 0 といった同じ文字同士でさえも完全に一致しません。そこで、赤線枠内の画像を拡大後、コントラストを+80上げると、二つのバンド画像の類似性がより際立ってくるのがわかります。)
これらの疑惑を解消するためには、山中伸弥教授に、生データ(JPEG圧縮前の高解像度のゲル画像など)の提示を求める必要があります。
その他、この論文(EMBO J. 2000 Oct 16;19(20):5533-41.)のFigure 7B の右側の棒グラフの各グループのエラーバー(標準偏差)について、大きさがほとんど同じであり、不自然すぎるという指摘も上がっています。
この疑惑についても、生データの提示により解消されます。