トップページ国際ニュース一覧不明機捜索 空からは終了 海底で拡大
ニュース詳細

不明機捜索 空からは終了 海底で拡大
4月28日 16時15分

不明機捜索 空からは終了 海底で拡大
K10040877411_1404281622_1404281626.mp4

行方が分からないままのマレーシア航空機の捜索について、オーストラリアのアボット首相は空からの捜索を終了し、今後、海底の捜索を拡大する方針を明らかにしました。

先月8日に北京に向けてクアラルンプールの空港を離陸したまま行方が分からなくなっているマレーシア機については、オーストラリアの合同捜索センターが捜索活動を統括していて、28日午後、オーストラリアのアボット首相が、今後の捜索方針などについて記者会見を開きました。
この中でアボット首相は「現状では海面から航空機の一部が見つかる可能性は低い」として、日本の自衛隊や中国、ニュージーランドなど各国の軍の航空機による捜索を終了させる意向を示しました。そのうえで「捜索は新しい段階に入る」と述べて、今後は海底での捜索を拡大することを明らかにしました。
具体的には、およそ57億円の費用を追加で計上し、民間会社に業務委託する形で船から深海へ機材を沈めて船にけん引させる方法で捜索することにしています。
また、捜索範囲はおよそ5万6000平方キロメートルで、すべての範囲を捜索するには、順調にいっても8か月はかかるということです。
マレーシア航空機の捜索は、これまでに海上と海底で行われてきましたが、何も見つかっておらず、さらに長期化するおそれが出ています。

[関連ニュース]
k10014087741000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ