全くこの分野についての知識がないのですが、モス山形という企業が作っているコケに、都市緑化の未来を感じてしまったのでちょっと紹介します。
モス山形が作っているコケの特徴は3つ(詳しくは公式サイトを参照)。
- 乾燥しても仮死状態になるだけなので、水を与えれば再生する。
- 土壌なしで生育するため、軽量である。
- 雨水のみで対応できるので、維持費がかからない。
いやはや、どれも凄くないですか?更にそのコケをマット状にしたコケマットの解説も付け加えておきます(こちらから引用)。
土壌がなくても生育するコケが屋上や壁を緑化します。ネットでコケとマット・不織布・排水マットが大型ミシンで縫製され一体化されており強度もあります。保水性があり、雨水の当たる場所であれば、灌水・施肥などのメンテナンスがほとんど不用です。接着剤・ビス等で建物に固定することができ、施工性に優れています。製品自身の光合成による二酸化炭素の吸収削減のみならず、断熱効果があり、電力の消費を節約することによる二酸化炭素排出抑制にも大きな効果が期待できます。
屋上緑化や外壁緑化もOK:
photo by WanderingtheWorld (www.ChrisFord.com)
これなら庭園利用だけでなく屋上緑化や外壁緑化など、どこにでも活用することが出来ます。そして芝生のように土壌が必要だったり、スプリンクラー設備が必要ということもありません。
要するに設置しておけば、あとは雨が全く降らなくても枯れることなく勝手に緑化してくれる…ってこと。これなら自宅や倉庫の屋根にコケを設置…なんてことも可能ですよね(施工事例なんかも見てみると面白いです)。
コケに都市緑化の未来を託して:
…と、この会社のコケが凄いのか、それとも違う会社でも同様のコケを作っているのかなどの業界事情は全く知らずに『コケ凄い!』ってことだけで記事を書いてみました。
自社工場や事務所の緑化などを考えているという方は、是非、検討してみてくださいね。