高額な北総鉄道の代替手段として、千葉ニュータウン中央駅と新鎌ケ谷駅を結ぶ直行バスの運行を支えるため、住民たちが「生活バスちばにう友の会」を27日、設立した。運行は5月中旬以降になる見通しだ。

 設立総会は印西市内であり、35人が入会。代表に準備会の代表を務めてきた武藤弘さん(69)を選んだ。採算ラインに乗せるため、会員らが駅頭などでチラシをまき、地元の企業や大学にも働きかけて利用を呼びかけることになった。車内広告の勧誘などの「営業活動」にも協力する。

 直行バスは鎌ケ谷観光バス(鎌ケ谷市)が中型バス(58人乗り)2台を平日走らせる。朝夕は1時間に2本ずつ運行。鉄道運賃(560円)の半額近い片道300円の安さが最大の売り物だ。回数券や定期券も発行するが、低運賃を維持するためICカード対応システムは導入しない。