産経新聞が「『ジャーナリストはほとんど懲役』? 不勉強目立つ外国人記者 森担当相が秘密保護法説明」と題して、外国特派員協会(FCCJ)の記者たちが不勉強で質が低いことを指摘している。
特定秘密保護法を担当する森雅子少子化担当相は一昨日(21日)、日本外国特派員協会で記者会見し、関係国との情報共有を図るために「秘密の指定や解除に関する厳格なルールの整備が不可欠だ」と同法の意義を説明した。
残念なことにこの説明を充分理解出来ないのか、外国人記者からは「ジャーナリストはほとんど懲役になってしまう」といった誤解や早飲み込み、「恣意的な解釈が可能だ」などの懸念が相次いだ。(バカだね)
森担当相は「不当逮捕を懸念する」質問に「罰せられるのは窃盗や暴行など犯罪行為によって特定秘密を取得した場合などに限られている」と説明。その上で「通常の取材活動で逮捕されることはない」と強調した。(当たり前でしょう)
森氏は「恣意的な運用を防ぐため、チェック機能を重層的に整備する」とも述べた。「このような法律がフェアだと思うか」との質問には「どの国にも同じような法律がある」と反論したが、「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加を決めたから法律を作ったのか」と明らかに無関係の質問をぶつける外国人記者の「不勉強」も目立った。
産経新聞の指摘は正しい。今一番信用出来る新聞は産経だけだと僕は信じている。いみじくもその産経が見抜いているように、FCCJに巣食う外国人記者は三流ばかり,まともな内容や本質が理解出来るジャーナリストは皆無に近い。パツキンのルーシー会長が「特定秘密保護法反対の声明」を発表したからと言って、その法律を一知半解のままルーシーに追従する質問しか出来ない連中だけだ。そんな輩に協会をハイジャックされているのだから、アソシエイト会員ながらFCCJメンバーであることが恥かしくなる。
久しぶりでディズニー・アニメの傑作に出会えた。90年の歴史を持つディズニーの「白雪姫」「ファンタジア」など初期アニメに遡らなくとも「リトルマーメイド」や「美女と野獣」のような全盛期の懐かしいディズニー長編アニメーションが復活したのだ。最近のディズニーでは王女ものと言っても「ポカホンタス」とか「塔の上のラプンツェル」「プリンセスと魔法のキス」など面白く無いものばかりだったし、王室を離れても「くまのプーさん」や「シュガーラッシュ」も楽しめなかった。
やはりハンス・クリスチャン・アンデルセンの原作(雪の女王)に戻ったのは良策だったし、昔の懐かしい作品を最先端のCG技術で復活する企画は当たり前ながら実現するのに時間がかかった。
ディズニー伝統の王女もの、仲の良い王女姉妹、一人が途轍もない魔法の使い手でそれが王国全体に不幸を招くので幽閉される。しかし王が死に王国を引き継がなければならない時にその魔法が国全体に災厄を招く。どこかで見たパターンだが聞きなれた落語や見慣れた歌舞伎を楽しむように繰り返されたクラシカルパターンを楽しむ用意は観客に出来ている。そしてパターンを盛り上げるCG技術は立体3Dになり、美しいメロディアスな主題曲がフィーチャーされる。劇場予告編のフルコーラスでさんざん魅せられた主題曲「LET IT GO」(ありのままで)が流れるとウキウキする。ディズニー長編アニメのカムバックだ。ゴールデングローブ賞は制覇し、オスカーも指呼の間に臨む。
同じ屋根の下に入るとは言え「トイ・ストーリー」や「モンスターズ・インク」などのピクサーにすっかりお株を奪われていたディズニーがようやく冬眠から覚めた。
しかしこの作品は4つのバージョンがある。先ず2Dと3D,それから字幕版と吹き替え版。本当に楽しめるのは、吹き替えでなく「オリジナル版」(字幕)を、そして400円高くとも「3D版」を強く勧める。松たか子も頑張っていてそれは美しく歌っているが、やはりイディナ・メンゼルに敵わないし、折角の氷と雪の絶景を立体で味わうべきだからだ。
スカンジナビアのアレンデール王国。仲の良い王女姉妹エルサ(イディナ・メンゼル/松たか子)とアナ(クリステン・ベル/神田紗也加)。だがエルサは触れるものを総て凍らせる「魔法の力」を持っていた。両親が健在の時は宮殿の奥深くに身を潜め、魔法は封印されていたが、王と王妃が不慮の海難事故で死に王国を引き継がなければならなくなる。戴冠式の日に悲劇が起こる。久し振りにアンと国民の前に姿を現したエルサは、手袋を脱いだ指先から魔力が発揮され、自分の考えに反して真夏のアレンデール王国を冬に変えてしまう。貿易が王国の財政を支えていたのに港湾が凍ってしまって貿易船が動けない。
エルサは「雪の女王」となって山奥の氷で包まれた宮殿に籠ってしまう。王国を救い姉エルサの魔術を解くために妹アナは森奥へ足を踏み入れる。そこで出会った山男のクリストフ(ジョナサン・グロフ/原慎一郎)その相棒のトナカイのスヴェンそして「夏に憧れる雪だるま」のオラフ(ジョシュ・ギャッド/ピエール瀧)と共に雪山の奥深くへと旅に出る。
悪役は南からやって来たハンス王子(サンティノ・フォンタナ/津田英佑)。戴冠式のダンスですっかり夢中になったアナはいきなり婚約してしまう。だがハンス王子はダーティな野望を抱いている。彼は13人兄弟、上に12人の王子がいる。言ってみれば「部屋住み」で何処かの王女と結ばれなければ一国の王になれない。そこで目を付けたのはエルサ女王。濫用する魔法で追放の身だがアナを利用してエルサに近づきエルサを手に入れたらアナを捨てる積りだ。
狂言廻しでピエロ役は雪だるまのオラフ。普通道化役やジョークはアニメに多いがこの映画ではオラフ以外にはユーモラスな登場人物は居ない。
監督はディズニー「きつねと猟犬」などのベテラン、クリス・バックとジェニファー・リー(「シュガーラッシュ」脚本)。
久し振りのディズニーらしいディズニー・アニメ。アメリカでは公開10週目を過ぎてもトップ5入りの成績で累積では360億円に迫っている。海外でも大ヒット、グローバルで750億円を超えてどこまで積み上げるのやら。日本だけが春休みまでお預け。大人も子供も楽しめるファミリー映画。
3月14日より2D/3DでTOHOシネマズ日劇他で公開される。
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