このBundleDisplayNameはアプリ開発の過程で使用するXcodeというツールで設定します。AppNameやKeywordsを設定するiTunesConnectでは設定できない箇所です。

弊社のアプリで実験をしてみたところ、このBundleDisplayNameも
AppStore内の検索対象となることがわかりました。
◆弊社アプリ「オトメゴコロ」の事例
-AppName
「オトメゴコロ - アドバイスが欲しい女性のための掲示板サービス」
-Keywords
「悩み,相談,彼氏,元彼,乙女,恋愛,可愛い,かわいい,人気,ファッション,美容,コーデ,恋,ダイエット,アプリ,掲示板,結婚,婚活,妊娠,妊活,ゲーム,意見交換,子育て,口コミ,女子,力,会,出会い」
-BundleDisplayName
「オトメゴコロ - アドバイスが欲しい女性のための掲示板サービス 恋愛や結婚の悩み相談、ファッションやコーディネートなど、ガールズトークのコミュニティで女子力アップ!」
→AppNameやKeywordsに含まれない「コーディネート」、「ガールズトーク」、「コミュニティ」で検索結果にヒット!
◆弊社アプリ「myクローゼット」の事例
-AppName
「myクローゼット/着回し・コーディネートのファッション管理」
-Keywords
「コーデ,メンズ,ブランド,ショッピング,フリマ,アプリ,洋服,服,女子,トレンド,カレンダー,アイテム,おしゃれ,オシャレ,インテリア,雑貨,写真,カメラ,メモ,コラージュ,可愛い,人気,かわいい,男」
-BundleDisplayName
「myクローゼット/着回し、コーディネートのファッション管理を無料で!ショッピングに最適!」
→AppNameやKeywordsに含まれない「最適」で検索結果にヒット!
両アプリのホーム画面上の見た目はこのような感じです。
ただし検索順位への影響はあまり見られませんでしたので、検索ヒットの幅を増やすテールワードSEO対策で、検索経由のDLページへの流入を増やすのに有効であると考えています。
Keywordsには主にメインキーワードと親和性の高い複合検索用のキーワードや表記揺れ対策キーワード、検索結果にヒットさせたいニッチなキーワードなどを設定したりしますが、100文字制限によりどうしても入れたいキーワードが漏れてしまうこともありえます。
そんなときに文字数制限が無いBundleDisplayNameが凄く使えるのではないかと思っています。
実績として、弊社アプリでは上記の通り、割と長めの文字数で申請が通りました。
オトメゴコロ(83文字)、myクローゼット(45文字)
(※制限無しですが、あまり長すぎると申請時にリジェクトされるリスクがあるかもしれません)
そしてまだ試してはいないのですが、BundleDisplayNameによる対策で特に凄く使えると考えているのがアプリのローカライズ対応、特に英語対応だと思っています。
Keywordsに設定できる文字数は全角半角関係なく100文字が限度です。英語は性質上、日本語に比べて1キーワードあたりの文字数がどうしても多くなってしまう傾向にあり、必然的に設定できるキーワード数が減ってしまいます。
例えば、
「天気」(2文字)、「weather」(7文字)
「本」(1文字)、「book」(4文字)
「かわいい」(4文字)、「pretty」(6文字)
など
そのため英語対応においては文字数制限のないBundleDisplayNameで検索対象のキーワード数を増やすことがとても有効であると考えています。
(※リジェクト事例は確認できておりませんが、改めてリジェクトリスクにはご考慮頂ければと思います。)
ちなみにアプリのBundleDisplayNameはAppStoreでは確認できませんが、端末内のアプリ検索で一部分のみ確認できますので色々と調べてみてください。
(BundleDisplayNameは端末内検索の検索対象にもなります)