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ウクライナ 親ロ派徹底抗戦構え緊張高まる
4月28日 7時44分

ウクライナ東部では、親ロシア派の武装集団が、拘束しているヨーロッパ各国の監視団のメンバー1人を解放したものの、依然12人の拘束を続け、強制排除に対して徹底抗戦する構えを崩しておらず、緊張が高まっています。

ウクライナ東部のスラビャンスクでは、親ロシア派の武装集団が25日から、ドイツやチェコなどヨーロッパ各国で構成される監視団のメンバーら13人を拘束し、暫定政権に対して、解放する交換条件として仲間の釈放を求めています。
監視団のメンバーを派遣している各国が加盟するOSCE=ヨーロッパ安全保障協力機構の代表が、27日、現地で武装集団側と交渉した結果、体調の悪いメンバー1人が解放されました。
しかし、ほかの12人は引き続き拘束されていて、そのうちの1人で監視団のリーダーが、武装集団の立ち会いのもと記者会見を行い、「私たちは武器を持たず外交上の立場で来ており、兵士ではない」と訴え、早期の解放を求めました。
一方、東部の中心都市ドネツクでは、数百人の親ロシア派の住民らが集会を開き、住民投票を実施して自治権を拡大するよう求めました。
その後、集会の参加者は地元のテレビ局までデモ行進し、報道内容が暫定政権寄りだなどと非難して、一部が建物の中に押し入り、親ロシア派がシンボルとしている旗を屋上に掲げました。
親ロシア派の武装集団は徹底抗戦の構えを崩しておらず、こうしたなかロシアのメディアは、国防省筋の話として、スラビャンスク周辺に1万人以上のウクライナ兵が強制排除に向けて集結していると伝えるなど緊張が高まっています。

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