大須演芸場 年内にも再開へ04月25日 19時15分
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今年2月に閉鎖した名古屋の大須演芸場を所有する会社が、建物の耐震補強工事を行ったうえで、年内にも演芸場として再開する方針を明らかにしました。
名古屋市中区の大須演芸場は今年2月、運営していた男性の賃料滞納のため閉鎖し、建物を所有する名古屋市内の舞台装置などを手がける会社が、今後も使用できるかどうか、耐震性などを調べていました。
25日記者会見した会社の社長や弁護士などによりますと、昭和37年に建てられた建物は老朽化が進み、現状のままでは倒壊する可能性が高いものの、柱や梁を取り替えるなど補強工事を行えば、使用できるということです。
会社では今後、補強工事にかかる費用を試算し、新たな運営者を探して年内に演芸場として再開したいとしています。
建物を所有する会社の土井信策社長は「新しい演芸場の運営には大須と舞台を愛し、若手の芸人を育てる熱意のある人にお願いしたい」と話しています。
また大須を拠点に活動する芸人の雷門獅篭さんは「演芸場として建物を存続できることがわかりとても嬉しいです。自分たちも演芸場をどうもり立てていくか考えていきたい」と話しています。