【修正】「Apache Struts 2.3.16.2」が公開 - 対応不十分だった深刻な脆弱性に対応
ウェブアプリケーションのフレームワーク「Apache Struts2」に深刻な脆弱性が見つかった問題で、同ソフトを提供するApache Software Foundationは、修正版となる「同2.3.16.2」をリリースした。
「Apache Struts 2.3.16.2」が公開
同セキュリティアップデートでは、前バージョンで修正が不完全だった脆弱性「CVE-2014-0112」や、「CookieInterceptor」により不正に操作されるおそれがある脆弱性「CVE-2014-0113」など、「ClassLoader」に関する2件の脆弱性に対応した。
当初、リモートのブラウザから攻撃対象となるサーバの制御を奪うことが可能となる脆弱性「CVE-2014-0094」に対し、修正版として「同2.3.16.1」が公開されていたが、対応が不十分で、引き続き攻撃を受けるおそれがあるとして、セキュリティ機関やセキュリティベンダーが注意を呼びかけていた。
今回アップデートを公開したASFでは、すべてのデベロッパーに対してアップデートを実施するよう強く推奨している。
(Security NEXT - 2014/04/27 )
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