原子力機構:職員多数が「もんじゅを進める自信がない」

毎日新聞 2014年04月27日 19時36分(最終更新 04月27日 19時40分)

 高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)を運営する日本原子力研究開発機構が全職員を対象に実施した意識調査の結果、多数の職員が「もんじゅプロジェクトを今より進める自信がない」と考えていることが27日までに分かった。

 もんじゅで働く職員を除いた回答の分析結果で、原子力機構は「直接の担当者に自信がないわけではないが、職員全員でもんじゅを支えようとする意識が残念ながら低い」としている。

 調査は、原子力機構の組織改革の一環で1〜2月に実施。「改革は進んでいるか」「安全を最優先にしているか」など27項目について質問し、全職員約3700人の約7割に当たる約2700人が回答した。(共同)

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