東本願寺別邸の壁に落書き容疑　米国籍の男を現行犯逮捕

　京都・東本願寺の別邸で国の名勝に指定されている渉成（しょうせい）園（京都市下京区）の外壁にスプレーで落書きをしたとして、京都府警下京署は２７日、米国籍の無職カーペンター・丸九（マルク）・ブルース容疑者（３１）＝同市中京区壬生朱雀町＝を器物損壊容疑で現行犯逮捕したと発表した。「ストレスがあった」と容疑を認めているという。

　下京署によると、２７日午前１１時２０分ごろ、渉成園北側の通りに面した土塀に長さ８メートル、幅５センチにわたって青色のスプレーで線を描いた疑い。これ以外に３カ所で落書きが確認され、長さはそれぞれ２１メートル、２メートル、１メートルあったという。

　渉成園は、１６４１年に徳川家光から寄進された土地に造られた池泉回遊式庭園と建物などからなる。