昨日は会社が定時で終わったので、久しぶりに友人と二人で飲んできました。
金曜日ということで、やはりどこの居酒屋も混雑していましたが、とても楽しい時間を過ごすことができました。帰りの電車は終電間際だったので、自分を含めてかなり酔っ払いが多かったように思います。
ドアのすぐ近くに立っていたのですが、後から乗ってきた2人組の話がとても共感を覚えました。
正義感が強い人は損をする
その2人組はおそらく会社の先輩と後輩という関係にあるかと思います。後輩の方が先輩と思しき人に向かって、「○○さんをどう思いますか?」と訊きました。
すると先輩は「あの子は正義感が強いから損をしているんじゃないかと思う。だけど、自分も似たところがあるから気持ちはよく分かる」というようなことを話しました。正義感が強いから損をしているという言葉を聞いた時、僕が以前にブログでも書いた人の事を思い出しました。
僕は高校卒業後、医療系の専門学校に進みました。そこでは高校を出てすぐに入学するという人の方が少なく、ほとんどが大学を出た後だったり、脱サラをして第二の人生を目指...
この記事の中でも、正義感が強くて不正を許せないというタイプの人がいましたが、その人はやはり途中からクラスの中で浮いた存在になってしまっていたんですよね。正義感が強いから損をするというのは、残念ながら実際にあるんだと思います。
それだったら正義感は無い方がいいのかというと、その先輩の言葉はさらに続きました。
うまくいかなかった時に拠り所となってくれるから
「お客さんに対して不誠実だったり、ズルをして結果を出すことはできるかもしれない。だけど、もし失敗した時には全てを失ってしまう。正義感や誠実さを持って対応していれば、それが拠り所となってくれるから」
正義感を貫こうとすると、どうしても周りと軋轢が生まれてしまうこともありますよね。営業をしているなら、多少のズルをしても売り上げを上げなければいけないという時があるのは仕方がないのかもしれません。
でも、順風満帆で行かなくなった時、最後にその人を支えてくれるのは正義感や誠実さなんだということなのかなと思いました。僕がその2人組と同乗していたのは1駅区間だけだったので、わずか5分くらいのことでした。
自分も正義感は大事だと思っていましたが、他人の口から聞くと新鮮というか、すっと納得してしまいました。お酒を飲んだ後に、いい話まで聞けて、何だか得をした気分で家に帰りました。
仕事だけではなく、プライベートでも色々な場面がありますよね。その中で、どのように対応をするのが正しいのかをこれまで以上に気をつけたいと思います。僕は正しさを声高に叫ぶことは性格的にできないので(ノミの心臓のため)、少なくとも”正しくあろうとする”ことを目指していければなと。
それでは、また。