オバマ大統領晩さん会、カリフォルニアワインは供されず
- 2014/04/25
- 10:26
米国オバマ大統領を迎えて24日夜に皇居で行われた宮中晩さん会は、フランスワインとフランス料理で、主賓に配慮したカリフォルニアワインは登場しなかった。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙などの報道によると、ディナーは辛口シェリーの食前酒から始まり、トマトジュースとオレンジジュースが出された。コンソメスープに続く真鯛の酒蒸しの後に、羊もも肉の蒸し焼き。デザートは、富士山の形をあしらったアイスクリームとメロン、イチゴが供された。御料牧場で育てた旬の食材を主体に使用としたという。
ワインは日本酒のほか、コルトン・シャルルマーニュ 1999年、シャトー・マルゴー 1994年、シャンパーニュのドン・ペリニヨン 1998年が供された。
シャトー・マルゴー 1994年はボルドーの格付け第一級。1994年は9月7日から29日まで雨が降り、選別が必要だった難しい年で、忘れられかけている。ただ、マルゴーは、ロバート・パーカー氏が「ワイン・オブ・ヴァ・ヴィンテージ」と評価した成功作。収穫は9月13日。2月にポール・ポンタリエ社長が来日した試飲会でも供され、継ぎ目のないタンニンと森の下草の香りがあり、素晴らしい熟成をしていた。パーカーの評価は91+点。ワイン・サーチャーによると世界各国の平均価格は約5万円。ポール・ポンタリエ社長は、息子のティボーをアジア担当として香港に駐在させ、オーナーのコリーヌ・メンツェロプーロスの娘アレクサンドラも世界を飛び回るようになり、世代交替に向かっているが、品質は盤石。

コルトン・シャルルマーニュは、ペルナン・ベルジュレスを中心とする約72ヘクタールのコルトンの丘を取り巻く畑から産するミネラル感豊かな特級。モンラッシェと並んで、ブルゴーニュを代表する白ワイン。最大の所有者はネゴシアンのルイ・ラトゥールで9・64ヘクタール、ドメーヌ・ボノー・デュ・マルトレが9・5ヘクタールでこれに続き、ネゴシアンのブシャール・ペール・エ・フィスは3・25ヘクタール。生産者は明らかになっていないが、約200人もの出席者に対応するため、安定した供給量があるルイ・ラトゥールが使われる例が多い。99年は白も赤も優れたヴィンテージで、長期熟成型のコルトン・シャルルマーニュであれば、まだ頂点に達していない可能性が高い。
ドン・ペリニヨンは生産本数を明かしていないが、数百万本とも言われ、プレステージ性の高さから、国賓ディナーではよく使われる。98年は地方全体でシャンパーニュが3億3000万本も生産された豊作のヴィンテージ。秀逸な作柄ではないが、早くから楽しめる。評論家リシャール・ジュランによるとピノ・ノワールとシャルドネ50%ずつ。93点をつけた。ワイン・アドヴォケイトは92点。
ホワイトハウスには、ワイン担当者がいて、ゲストの国を配慮したワインを供するのが通例。フランスからの賓客には、DRC共同経営者のオベール・ド・ヴィレーヌ氏がジョイント・ヴェンチャーで展開するナパヴァレーのハイド・ド・ヴィレーヌや、ペトリュスのクリスチャン・ムエックス氏がナパに所有するドミナスを供したことがある。イタリアのベルスコーニ首相にはイタリア移民が興したロバート・モンダヴィが、中国の胡錦濤・国家主席との夕食会には、香港出身の実業家が興したナパのヘスタンが供された。
カリフォルニは、大塚食品が所有するリッジ・ヴィンヤードのほか、日本人がかかわるいくつかのワイナリーがある。オバマ大統領はワイン愛好家。大統領選の期間中にカリフォルニアの大手ケンダル・ジャクソンのシャルドネが自宅の台所にあるとピープル誌が報じたこともある。過去2度の大統領就任式に伴う食事会では、カリフォルニア州やニューヨーク州のワインが供されている。日本では、橋本首相がクリントン大統領をカリフォルニアワインでもてなした例はあるが、今回は伝統にのっとったフランス産ワインと料理にこだわった。外交の一部である晩さん会での「ホスピタリティ」の意味が問われたと言えよう。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙などの報道によると、ディナーは辛口シェリーの食前酒から始まり、トマトジュースとオレンジジュースが出された。コンソメスープに続く真鯛の酒蒸しの後に、羊もも肉の蒸し焼き。デザートは、富士山の形をあしらったアイスクリームとメロン、イチゴが供された。御料牧場で育てた旬の食材を主体に使用としたという。
ワインは日本酒のほか、コルトン・シャルルマーニュ 1999年、シャトー・マルゴー 1994年、シャンパーニュのドン・ペリニヨン 1998年が供された。
シャトー・マルゴー 1994年はボルドーの格付け第一級。1994年は9月7日から29日まで雨が降り、選別が必要だった難しい年で、忘れられかけている。ただ、マルゴーは、ロバート・パーカー氏が「ワイン・オブ・ヴァ・ヴィンテージ」と評価した成功作。収穫は9月13日。2月にポール・ポンタリエ社長が来日した試飲会でも供され、継ぎ目のないタンニンと森の下草の香りがあり、素晴らしい熟成をしていた。パーカーの評価は91+点。ワイン・サーチャーによると世界各国の平均価格は約5万円。ポール・ポンタリエ社長は、息子のティボーをアジア担当として香港に駐在させ、オーナーのコリーヌ・メンツェロプーロスの娘アレクサンドラも世界を飛び回るようになり、世代交替に向かっているが、品質は盤石。
コルトン・シャルルマーニュは、ペルナン・ベルジュレスを中心とする約72ヘクタールのコルトンの丘を取り巻く畑から産するミネラル感豊かな特級。モンラッシェと並んで、ブルゴーニュを代表する白ワイン。最大の所有者はネゴシアンのルイ・ラトゥールで9・64ヘクタール、ドメーヌ・ボノー・デュ・マルトレが9・5ヘクタールでこれに続き、ネゴシアンのブシャール・ペール・エ・フィスは3・25ヘクタール。生産者は明らかになっていないが、約200人もの出席者に対応するため、安定した供給量があるルイ・ラトゥールが使われる例が多い。99年は白も赤も優れたヴィンテージで、長期熟成型のコルトン・シャルルマーニュであれば、まだ頂点に達していない可能性が高い。
ドン・ペリニヨンは生産本数を明かしていないが、数百万本とも言われ、プレステージ性の高さから、国賓ディナーではよく使われる。98年は地方全体でシャンパーニュが3億3000万本も生産された豊作のヴィンテージ。秀逸な作柄ではないが、早くから楽しめる。評論家リシャール・ジュランによるとピノ・ノワールとシャルドネ50%ずつ。93点をつけた。ワイン・アドヴォケイトは92点。
ホワイトハウスには、ワイン担当者がいて、ゲストの国を配慮したワインを供するのが通例。フランスからの賓客には、DRC共同経営者のオベール・ド・ヴィレーヌ氏がジョイント・ヴェンチャーで展開するナパヴァレーのハイド・ド・ヴィレーヌや、ペトリュスのクリスチャン・ムエックス氏がナパに所有するドミナスを供したことがある。イタリアのベルスコーニ首相にはイタリア移民が興したロバート・モンダヴィが、中国の胡錦濤・国家主席との夕食会には、香港出身の実業家が興したナパのヘスタンが供された。
カリフォルニは、大塚食品が所有するリッジ・ヴィンヤードのほか、日本人がかかわるいくつかのワイナリーがある。オバマ大統領はワイン愛好家。大統領選の期間中にカリフォルニアの大手ケンダル・ジャクソンのシャルドネが自宅の台所にあるとピープル誌が報じたこともある。過去2度の大統領就任式に伴う食事会では、カリフォルニア州やニューヨーク州のワインが供されている。日本では、橋本首相がクリントン大統領をカリフォルニアワインでもてなした例はあるが、今回は伝統にのっとったフランス産ワインと料理にこだわった。外交の一部である晩さん会での「ホスピタリティ」の意味が問われたと言えよう。
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