珍島=安仁周
2014年4月26日19時54分
韓国・珍島付近で起きた旅客船セウォル号の沈没事故で、現場に近い港や体育館で安否不明者の発見を待つ家族を支えようと、韓国に暮らす外国人もボランティア活動を続けている。忠清南道(チュンチョンナムド)・牙山(アサン)市から来たアフガニスタン出身のシャムス・サミムさん(27)は戦争で親類や友人を亡くした。「寄り添うことで少しでも痛みを和らげたい」と話している。
26日朝。シャムスさんと婚約者のパランギス・マハクさん(25)は、体育館の外でごみ拾いをした後、支援物資の段ボールをトラックから次々と運んだ。
セウォル号には昨年2月、2人で済州島への旅行で乗った。その時も、船が老朽化し、積まれた貨物の多さや揺れが気になったという。事故を知ってじっとしてはいられず、21日からパランギスさんと2人で現地に入った。
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞国際報道部
PR比べてお得!