富岡製糸場:世界遺産へ…文化遺産目指す九州も期待の声

毎日新聞 2014年04月27日 00時17分

 2015年の世界文化遺産登録を目指している「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」に含まれる施設の関係者からも、富岡製糸場の登録が追い風になるのではと期待の声が上がった。

 産業革命遺産は8県の28件で構成。このうち、長崎市にある端島炭坑(通称・軍艦島)の上陸ツアーガイドを務める森山理保子さん(65)は「日本の近代化を背負ったという意味では、産業革命遺産も同じ。登録に向け、期待が高まった」。

 三池炭鉱施設(福岡県大牟田市など)の保存やPRに取り組むNPO法人「大牟田・荒尾炭鉱のまちファンクラブ」の中野浩志理事長(43)も「今まで以上に産業遺産への関心が高まってくれれば。今後の活動への励みになる」と話した。【小畑英介、野呂賢治】

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