中国公船が、沖縄県・久米島周辺の排他的経済水域(EEZ)で活発な活動を続けている。同島西方沖の海底では一昨年、鉱物資源が眠る熱水鉱床が発見されており、中国が資源強奪を狙っている可能性もある。安倍晋三首相は24日、オバマ米大統領との首脳会談で、尖閣諸島を断固死守する姿勢を確認したが、警戒は沖縄全体に広げる必要がありそうだ。
中国の海洋調査船「科学号」は24日、久米島周辺のEEZに何らかの物体を投入するなどの、調査を続けている。同海域で、中国公船の活動が確認されたのは13日連続。
EEZとは、当事国の経済的な主権がおよぶ水域のこと。水産資源や鉱物資源などの探査と開発に権利を得られる。
中国政府は事前に調査の通告をしてきたが、日本政府は認めていない。海上保安庁の巡視船が「わが国のEEZで、同意のない調査は認められない」と再三中止を求めているが、科学号はこれを無視している。
彼らの目的は何なのか。
実は、人民網日本語版は今月9日付で「(科学号は)46人の科学者と技術者を乗せ、『深海海洋環境・生態システム』の海底熱水系に関連する研究を進め、沖縄トラフ熱水域の熱水噴出孔周辺の海洋物理及び化学環境の観測、サンプル収集、分析を行う」と報じている。
中国国営中央テレビも17日、「科学号」が沖縄近海の海溝でサンプル採取をする様子を実況中継し、海底から熱水とともに噴出する黒煙の映像を流した。
どうやら中国は、日本のEEZで、熱水鉱床を調べているようだ。