韓国旅客船沈没事故、勾留中の船長は「快眠・快食・テレビ視聴・昼寝」＝中国

　韓国メディアによれば、韓国珍島（チンド）沖で旅客船「セウォル号」が沈没した事故、乗客を置いて先に避難して逮捕されたイ・ジュンソク船長は、逮捕後もテレビを見たり、昼寝をしたり、不安がる様子は特に見られないという。中国新聞社が２５日伝えた。

　記事によれば、イ・ジュンソク船長のほか４人の乗員は１９日から広さ１０平方メートルほどの場所に勾留されている。さらに、木浦海洋警察署の話として「普通であれば、勾留された容疑者は不安を感じて睡眠不足となったり、食事が喉を通らなくなったりするものだが、イ・ジュンソク船長は当初から良く眠れているようだ」と伝えた。

　また記事は、イ・ジュンソク船長は２４日の昼食として、警察署内にある食堂で４０００ウォン（約３９４円）のキムチチゲを食べたことを伝えたほか、映画やドラマを見て過ごしていると伝えた。

　そのほか記事は、事故当時に船を操縦していた航海士の女は、勾留直後に大きな不安を示していたものの、現在は徐々に落ち着きを取り戻していると紹介したほか、勾留前に自殺を試みた機関士については２４時間体制で監視を行っていることを報じた。（編集担当：村山健二）