UEFA EURO 2016本大会の試合日程(英語、フランス語)が発表され、開幕戦および決勝はサン・ドニにあるスタッド・ド・フランスで開催されることになった。
2016年6月10日中央欧州標準時21時(日本時間11日5時)にキックオフする開幕戦に、開催国のフランスが出場することも確定した。同国代表はグループステージの残り2試合をマルセイユとリールで戦う。また、史上初めて24チームが参加する本大会の51試合目にあたる決勝は、7月10日に実施される。
開催10都市は、それぞれ少なくとも4試合を実施する。これはグループステージ3試合と決勝トーナメント1試合の組み合わせとなり、準々決勝以降の試合については、より収容人数の多いスタジアムが会場に指定されている。グループ首位6チーム、2位6チーム、さらに3位のうち成績の良い方から4チームがベスト16に入る。その後のスケジュールは、同じグループから決勝トーナメントに進出したチームが決勝まで対戦しないように組まれている。
キックオフ時間は15時、18時、21時の3枠(すべて中央欧州標準時)が設定されている。各グループの最終戦はすべての試合が同時キックオフとなる。グループステージでは、すべてのチームが3試合をそれぞれ別の会場でプレー。そのため地元のサッカーファンには、さまざまなチームを見られるというメリットがある。また、試合会場についても「組み合わせ」が考慮されるため、同じ地域で同日に2試合以上が開催されることはない。
本大会日程は、パリで行われたUEFA EURO 2016の運営グループの会合後に発表された。UEFAのミシェル・プラティニ会長は、この日程についてこう語っている。「地元のサッカーファンにとって嬉しい日程になったと思う。これならば、自分たちが住む地域やその周囲で、複数のチームや試合が見られる
。また、特定のチームを応援する人にとっては、フランス中を旅して、この国の美しさを発見する楽しみがある」
「出場チームにとっても、さまざまな会場を回ることは良いことだ」と、プラティニ会長は付け加えた。「同じスタジアムで何度もプレーすることで、いわゆる“ホームアドバンテージ”を得るチームがなくなるからだ」
スタッド・ド・フランスはこれまでもビッグゲームの開催経験が豊富で、1998年のFIFAワールドカップ、2006年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝がここで実施されている。UEFA EURO 2016の準決勝は、マルセイユの改装されたスタッド・ベロドロームと新設のスタッド・ド・リヨンで開催される。
プラティニ会長はさらに、こう期待感を表明した。「記憶に残るこの“ランデブー”を今から大いに楽しみにしている。明るく華やいだ雰囲気のなかで、サッカーの素晴らしさを称える素晴らしいイベントになるはずだ」
全試合日程についてはこちら(英語、フランス語)を参照のこと。
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