近畿大学（東大阪市）は２５日、和歌山県串本町の水産研究所の施設で生まれたクロマグロを学生食堂で提供。握り３貫が１００円と破格の価格で、学生が舌鼓を打った。

　学内へのＰＲのため企画。成魚まで完全養殖した「近大マグロ」は海外への出店が検討されるほどの人気。流通量に限りがあるため、稚魚まで近大で育ち、愛媛県の業者が蓄養した４匹を用意した。

　この日は、月見マグロ丼（４００円）と合わせ、１３００食が完売。今春の入試で私立大志願者日本一となった近大。大学関係者は「学生たちも、マグロに負けずに立派に育ってもらいたい」。【新宮達】