(遊星)ここにイリアステルの手がかりがある。
(シェリー)えぇお父さまを殺した犯人の手がかりも。
リック:知ってますよモーメント・エクスプレスならば。
(クロウ)どんな会社なんだ?教えてくれそこが唯一のイリアステルへの手がかりだ。
(リック)モーメント・エクスプレス…通称MEは民間のモーメント製造会社で私たちの会社もエンジンの製造を委託しています。
Dホイールに搭載されているモーメントは小型化されていますが本来のモーメントは粒子加速機のように直径数キロから数十キロという大型装置です。
MEは世界中から資金援助を受けてその装置でモーメントの開発を行っているんです。
(ブルーノ)巨大企業ってやつだね。
ですがその全貌は謎のベールに包まれていて…。
なんでも宇宙開発にまで手を伸ばしているとか。
(ジャック)聞いているだけで怪しげなにおいがプンプンしてくるな。
そこを調べることはできないかしら?うかつに近づける会社ではないですからね…。
そうだ今度我が社のスタッフが新型エンジンのテストにいきます。
そのスタッフを装えば潜入できますよ。
(クロウ)ほんとか!?だがそんなことをすればここに迷惑が。
かまいませんよWRGPの予選で起きたことは私も残念に思っていました。
その真相が突き止められるなら協力は惜しみません。
ただしテストの報告はちゃんとしてくださいよ。
ありがとうリック
ライディングデュエル…それはスピードの世界で進化したデュエル。
そこに命をかける伝説のアザを持つ者たちを人々は5D’sと呼んだ
(クラーク)あなた方がボルガー&カンパニーの方々ですね?お待ちしておりました。
ミスター…。
ダニエル。
ティモシー。
エバです。
私がここの責任者のクラークです。
ミスター・ボルガーはあんなことになって残念でした。
しかし御社の味方はいまだに多い。
それは彼が誠実にDホイールを作り続けてきた証しです。
ありがたいお言葉です。
あの…以前どこかでお会いしました?いえ私に覚えは。
そうですか失礼しました。
ではコースのほうへ。
会ったことあるの?かもね。
インフィニティを起動しているとよく起きるんです。
インフィニティ?あれがインフィニティです。
なんて巨大な。
この機械はいったい…。
これが今我が社で研究中の物質転送装置インフィニティです。
あの機械の中で遊星粒子を高速で走らせ次元のゆがみつまりワームホールを作り出し物質を転送するのです。
これが実用化すれば宇宙にロケットを打ち上げる必要もなくなる。
どうしましたか?ミスター・ダニエル。
いえ別に。
計測は任せてテスト走行の間が勝負よ。
まさか内部からハッキングされるとは思ってないだろうからね。
できるかぎりこの会社の内情を探ってみるよ。
(イェーガー)敵の本拠地であるかもしれないところに乗り込むとは怖いもの知らずというか無謀というか…。
ME社がイリアステルと関係があるならもし遊星たちの正体がバレれば…。
ムムム…いつもより髪のセットがうまくいかない。
嫌な予感が…。
フンッ貴様の髪と遊星たちの運命を並べるなどくだらんにもほどがある。
あれ?ん?急にピアスが外れちまったぜ。
くだらん。
ん?
(花瓶の割れる音)
(龍可)イヤ〜花瓶が。
(龍亞)大丈夫だよ龍可。
くだらん。
熱〜い!熱っ熱い。
う〜んますます不吉な…。
やっぱりイリアステルに関する情報はないね。
だけどこの会社が長官たちと連絡を取っていた以上何かあるはず。
残された時間は午後のテスト走行が始まるまでのわずかよ…。
調べてないのはインフィニティに関することだけだ。
そこに何かあるのかも。
けどインフィニティに関する情報は厳重にプロテクトされてるし…。
肝心なものはあの扉の先か。
でもあの中に入れるのは特定の職員だけだ。
たとえ入れても最上級の機密にアクセスするとなればそれなりの立場のアクセスキーが必要だ。
アクセスキー…所長のスケジュールはわかるか?そうくると思ったよ。
お昼は役員とランチをとってる。
今なら彼のオフィスは空。
急ごう。
あそこだ。
カードキーは?あったわ遊星!よし行こう。
いや待て!戻ってきた。
お待ちしてましたクラーク所長。
君はダニエル。
どうしてここに?実はあなたとデュエルをするためにお待ちしてました。
私とデュエルを?リックがいつもあなたのデュエルを自慢するのでぜひ。
それは光栄な話だ。
《時間を稼いでくれ遊星。
カードキーがなくなっているのに気づかれたら終わりだ》いいでしょう。
そこまで言われれば私もデュエリストの端くれ。
ただし条件があります。
ここはひとつ変則ルールで勝負しましょうか?変則ルール?名づけて神経衰弱デュエル。
神経衰弱デュエル?神経衰弱デュエルとは?ルールは基本的に普通のデュエルと同じ。
何をするかを宣言しカードを1枚めくる。
例えばモンスターの召喚ならばそう宣言してカードをめくる。
そのカードが条件を満たしているモンスターなら召喚成功。
そうでないなら元に戻す。
マジックとトラップも同じ。
条件が合っていれば発動可能。
そうでなければ元に戻す。
しかしマジックとトラップに限っては1ターンにめくれるのは1枚ずつです。
テーブルすべてが伏せカードですからそうでないとすべてめくることができてしまう。
《一見シンプルなルールだが…》そして条件がもうひとつ。
勝者はここに並んでいるカードを総取りする。
なに!?つまり勝ったほうは相手のデッキを丸ごといただく。
その条件ならデュエルを受けましょう。
《負けたらデッキを失う。
だがシェリーとブルーノのために時間を稼ぐには…》わかりました。
その条件で始めましょう。
では…。
(2人)デュエル。
先攻は君がどうぞ。
このルールに不慣れでしょうからね。
アドバンテージをあげましょう。
ならば俺のターン!まずはモンスターの召喚。
《俺のデッキでモンスターを引く確率は約2分の1》俺はこのカードを選ぶ。
残念ながらモンスターではありませんね。
そのカードは戻していただきましょうか。
《そうかこのルールではどのカードがどこにあるかわからない。
無駄であっても…》俺はマジックカードを発動。
うまくマジックカードを引き当てたようだが拘束解放波は自分の装備魔法を破壊して相手がセットしたマジックトラップカードをすべて破壊するカード。
発動条件を満たしていない。
戻してもらおう。
俺はトラップカードを発動。
俺はターンエンド。
《無駄を承知でマジックとトラップを発動したか…。
どうやらこのルールのゲーム性がわかってきたようだな》私のターン。
私はモンスターを召喚。
私が選ぶのは…。
《なに?このルールならばモンスターを召喚する前にマジックトラップカードを発動したほうが確率が高まるはずなのに…なぜ?》このカードにしよう。
おっと運よくモンスターを引けたようだ。
ヘキサ・ナイトはレベル6のモンスターだが相手フィールドにモンスターがいないときこのカードはリリースなしで召喚できる。
君がモンスターを引けなかったことが私に幸運を運んでくれたようだ。
私はヘキサ・ナイトでダイレクトアタック!これで私のターンは終了。
《このゲーム…モンスターを引けるかどうかが鍵。
だがさっきのターンでマックス・ウォリアーの場所はわかっている》俺のターン!俺はモンスターを召喚!ヘキサ・ナイトとマックス・ウォリアーの攻撃力は同じ1800。
しかしマックス・ウォリアーは攻撃するとき400ポイント攻撃力をアップする!いけマックス・ウォリアー!だがマックス・ウォリアーはバトルで相手モンスターを破壊したとき次の君のターンまでレベルと攻撃力守備力は半減する。
俺はマジックカードを発動!それはトラップカード発動はできない。
《しかしこれで俺は次のターンの攻撃を防ぐことができる》俺は更にトラップを発動!残念だがそれも発動はできない。
《だがこれで勝利の方程式は整いつつあるはずだ。
プリベント・スターは自分のモンスターが守備表示に変更されたとき装備できるカード。
これをさっき引いた拘束解放波の効果とコンボすればテーブルの上はすべて伏せカード扱い。
これで奴のマジックカードとトラップカードをすべて破壊できる》私のターン。
《なかなかやるな…。
だがこのゲームで私に勝てる者はいない。
なぜなら…》私もマジックを発動させるとしよう。
《なに!?また当てた!》まだ私にもツキはあるようだ。
私が引いたカードはマジックカード等価交換。
デッキからカードを3枚ドローして墓地に送りその中のモンスターのレベルの合計の枚数だけ相手のデッキを上から破壊する。
さて私はどのカードを選ぼうか。
1枚目はこれ。
おっといきなりいいカードを引いた。
私が引いたのはレベル10のデカゴ・ナイト。
そして2枚目はこのカード。
なに!?なんという偶然。
私が引いたのは同じくレベル10のデカゴ・ナイト。
そして3枚目は…このカード。
楽しみだよ二度あることは三度ある。
ハハハハハハ!バカな!3枚ともデカゴ・ナイトだと!?どうやら神は私に奇跡を起こした!これでレベルの合計は30。
よって君のデッキから30枚のカードを墓地に送る!30枚を墓地に送る。
更に私はデカゴ・ナイトの効果を発動。
同名のカードが墓地に3枚あるときデッキに戻しシャッフルする。
更にモンスターを召喚!うむ…トライアングル・ナイトを召喚!私はターンを終了する。
《奴は今までの6回の行動の中で一度も失敗していない。
そしてさっき同じカードを3枚当てた。
そんなことがありえるのか?》あれ?《同じカードを3枚引き当てる確率は約1万分の1。
それが偶然起きたというのか!?》どうした?顔色が悪いようだね。
《この勝負…最初からイカサマ。
俺の場には攻撃力1800のマックス・ウォリアー。
奴の場には攻撃力900のトライアングル・ナイト。
だがおそらく奴はカウンターを仕掛けてくるに違いない。
奴のトリックを見破らなければ…。
俺は負ける》どうしたね?君のターンだ。
《しかしいったいどうやって…》あっ。
気にすることはないインフィニティが起動したことによる一時的な停電さ。
はっ。
インフィニティか…。
あったわイリアステルのファイルが!なるほどこれですべての謎は解けた。
何のことだ?俺のターン。
俺はモンスターを召喚。
俺が選ぶのはこのカードだ。
何!?きた!俺はジャンク・シンクロンを召喚。
ジャンク・シンクロンの効果発動。
召喚に成功したときレベル2以下のモンスター1体を墓地から特殊召喚できる。
蘇れロードランナー!何!墓地の効果を使いモンスターを一気に2体だと!?レベル1のロードランナーとレベル4のマックス・ウォリアーにレベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!集いし星が新たに輝く星となる!光さす道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ!スターダスト・ドラゴン!!シンクロ召喚!シンクロモンスターはエクストラデッキからの召喚。
このテーブルの影響を受けない…。
更に俺は最初にめくったカード永続トラップフューチャー・バトルを発動。
相手のデッキからカードをランダムに選びそれがモンスターだったときそれを相手フィールドに特殊召喚しスターダスト・ドラゴンと強制的にバトルさせる。
そしてスターダスト・ドラゴンがバトルでモンスターを破壊したとき続けて同じ効果を使うことができる。
俺が選ぶのはそのカードだ!な…。
いけ!スターダスト・ドラゴン。
シューティングソニック!!そして同じ効果が発動。
次に俺が選ぶカードは…。
それだ!!バカな…。
クッ…。
デカゴ・ナイトだ。
そして最後は…。
このカード。
クッ…。
さぁめくってもらおうか。
できないなら俺がやろう。
そうこのカードも…。
デカゴ・ナイトだ。
なっ…どうして?スターダスト・ドラゴンシューティングソニック!うわ〜。
何だと…この私が…。
こんなせこいイカサマは俺には通用しない。
イカサマだと…何の話だ?これはなんだ?あの停電のときわずかだが眼鏡にカードが反射した。
あなたはその眼鏡で何のカードかを識別していたんだろう。
その一瞬だけでカードの配置を覚え私の仕掛けを見破ったのか。
完敗だよ不動遊星。
なぜ俺の名を!我が社のセキュリティは万全だからね。
立ち入った者は顔や指紋あらゆる認証検査を受ける。
最初から君たちの正体などわかっていたさ。
少々いたぶろうと思っていたが甘く見ていたようだ。
やはりお前たちとイリアステルは…。
そんなことより今ごろ君のお友達は安全かな?
(警報)行こう!!〜遊星イリアステルのファイルを手に入れたわ。
いたぞ!急げこっちだ!シャトルの中に隠れるのよ。
閉じ込められた。
罠か?〜次元のはざまに消えてもらおうか不動遊星。
〜2014/04/26(土) 07:30〜08:00
テレビ大阪1
遊戯王5D’s[再]「モーメント・エクスプレス開発機構」[字]
イリアステルの情報を探ろうと、ある企業に潜入した遊星たちは、その責任者とデュエルをすることに。だがその方法は…神経衰弱デュエル!?この勝負、何かウラがありそう…
詳細情報
あらすじ
イリアステルとコンタクトをとっていた企業「モーメント・エクスプレス」に潜入した遊星、ブルーノ、シェリーの三人。機密情報にアクセスするため、所長であるクラークの部屋からカードキーを盗み出そうとするが、運悪くクラークが戻ってきてしまう。ブルーノたちがデータ解析をする間、時間稼ぎしなければならなくなった遊星は、クラークにデュエルを申し込む。しかし、クラークから提案されたのは神経衰弱デュエルだった…。
番組内容
世界中で大人気の『遊戯王デュエルモンスターズ』テレビアニメシリーズ!主人公:不動遊星がライバルとの壮絶なデュエルを繰り広げ、仲間たちとの出会いを通じて真のヒーローへと成長する物語。
出演者
不動遊星:宮下雄也、ジャック・アトラス:星野貴紀、クロウ:浅沼晋太郎、龍亞:洞内愛、龍可:寺崎裕香、ブルーノ:田中宏樹、シェリー・ルブラン:中川えりか、イェーガー:柳原哲也、リック:下妻由幸、クラーク:坂巻学、横田紘一、岩下政之、石橋美佳
原作脚本
【原作】高橋和希 スタジオ・ダイス
【シリーズ構成】吉田伸
【デュエル構成】彦久保雅博
【脚本】吉田伸
監督・演出
【監督】小野勝巳
音楽
【オープニング曲】
「BELIEVE IN NEXUS」
歌:遠藤正明
【エンディング曲】
「Close to you」
歌:ALvino 〜Alchemy vision normal〜
制作
【製作】テレビ東京、NAS
【アニメーション制作】ぎゃろっぷ
ホームページ
http://ani.tv/yugioh/
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
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