(武川)おはようございます。
皆さん体調管理いかがですか?この番組では9回にわたって私たちの体の基礎である血管についてお話を伺ってまいります。
そして今日は気になっているという方も多いんではないでしょうか。
高血圧についてのお話です。
教えてくださるのは…。
先生そもそも血圧というのはどういうものなんですか?血圧とは血液が血管の中を流れるときに…。
その力そのものですね。
私たち「上が」とか「下が」っていうふうに聞きますけれどもそれはどういう意味なんでしょうか?心臓がですね収縮をすると。
そうすると血液が体の中を流れていきますがそのときに出来る血圧が上の血圧。
それが心臓が拡張期っていいますか戻るときにまた収縮するんです…血管が収縮するそのときに出来る血圧が下の血圧。
でいわゆる高血圧というのは数値的には上がいくつ下がいくつ…。
基準としては上が140を超えると高血圧。
下が90を超えると高血圧。
どちらが超えても高血圧です。
あっそうなんですか。
下だけが高い上だけが高い両方あります。
高血圧は何が原因でなるんですか?難しいんですけどたくさんいろんな理由があります。
その中でいちばんよく言われてるのが食塩の取り過ぎ。
塩分?塩分。
塩分を取り過ぎますと体はそれを薄めようとして血液の中にたくさん水を溜め込むようになります。
そうすると血液の量が増えたことによって血圧がまた上がりやすくなる。
悪循環を繰り返していきます。
出てくるものなんですか?
(楽木先生)ないんですね。
という言葉があるくらいに症状がない。
普通そんなに高くならない…何も症状がないのに突然心筋梗塞になったりするといったところに高血圧が関係してることもよくあることなんです。
う〜ん。
じゃあ自分の血圧を知っていて測り続けるっていうことは大事なんですね。
すごく大事で…。
ああ〜。
日本は幸い家庭血圧計っていうのが非常にたくさん普及しています。
家庭血圧の測り方っていうのもこういうふうに測ってくださいっていう基準がございます。
まず朝は起きてから1時間以内。
お食事とかお薬とかの前。
洗顔とかおトイレとかは済ませていただいて結構です。
座った状態で落ち着いてから測っていただきたい。
大事なポイントが服の上から血圧計の腕帯を巻きつけてはいけないんですね。
あと朝2回夜2回それぞれに測って…。
まあ長く測れば測るほどいいんですけれども少なくとも数日間以上のデータを平均してその人の血圧を判断するということをしております。
「高血圧は健康をみる窓かかりつけのお医者さんをもって下さい」。
血圧が高い方というのが日本人非常に多いですからその方たちが掛かりつけの先生のところへ行くことによって血圧以外の病気を見つけてもらうことももちろんできます。
血圧を下げるといったことだけが大事なんではなくて最終的には…。
あるいは高齢ですと…。
そのきっかけになる診療の入り口だと思っていただくのが高血圧の診療を受けていただくのに非常に大事なところではないかなと思います。
血圧が高いと言われたときに「大丈夫」ではなくてぜひそれを窓にして掛かりつけの先生を持つきっかけにしていただけたらと思います。
来週は糖尿病やメタボが血管に与える影響について大阪警察病院の小杉先生にお話しいただきます。
より詳しい情報が詰まった番組ホームページもぜひご覧ください。
2014/04/26(土) 05:35〜05:45
MBS毎日放送
医のココロ[字]【疾患について、正しい知識をわかりやすくお伝えします】
「高血圧」▽日ごろ気になっている疾患について、地域医療に接している先生が登場。正しい知識をわかりやすくお伝えします。
詳細情報
番組内容
■血管を知る
血管ってどうなってるの?
高血圧や糖尿病、メタボリック症候群は血管をどうわるくするの?
身近な血管への疑問をわかり易くお伝えします。
出演者
【専門家】
楽木宏実(大阪大学大学院医学系研究科老年・腎臓内科学教授)
【アシスタント】
武川智美(MBSアナウンサー)
ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 文字(字幕)
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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