FNNスーパーニュース アンカー 2014.04.25

≫2泊3日の日本滞在を終えて次の訪問先の韓国へと向かったオバマ大統領。
先送りされていた共同声明についてはオバマ氏が日本を離れる直前にようやく出されましたが焦点のTPPについては結局、大筋合意は見送られました。
≫一方で、アメリカの政府高官は大きな進展があったと明言しました。
ぎりぎりの交渉の舞台裏では一体どのようなやり取りがあったのでしょうか。
≫日本を離れる日の朝。
天皇・皇后両陛下からのお別れの挨拶を受けたオバマ大統領。
そして、軽快な足取りでタラップを駆け上がり専用機で日本を飛び立とうとしたその、ほぼ同じころ持ち越しとなっていた日米の共同声明がようやく発表されました。
≫この共同声明。
尖閣諸島の防衛義務に関しては日米安保が尖閣諸島を含め日本の施政下にあるすべての領域に及ぶと明記されました。
最大の焦点、TPPについては重要な課題について前進する道筋を特定したとした一方で妥結にはまだなされるべき作業が残されているとの表現も盛り込まれました。
共同声明で日米両国が打ち出したTPP交渉への道筋。
焦点の1つに浮上しているのが…。
とんかつやしょうが焼きをはじめ食卓には欠かせない豚肉をめぐる関税の扱い。
現在、アメリカから日本に輸入される豚肉に関しては独特な関税制度が適用されており輸入価格が安くなるほど関税が割高になっているのです。
例えば1kgあたりの輸入価格が1000円と100円のアメリカ産豚肉があった場合1000円の豚肉にかかる関税は43円。
しかし100円の豚肉にはなんとおよそ446円もの関税がかかることになっているのです。
≫国産に加えアメリカ産も扱うこのスーパーでは…。
≫こちらのお店では国産の豚肉が100g、138円。
そして、アメリカ産の豚肉は100g93円で販売されています。
今後、日米でのTPP交渉がまとまればこちらのアメリカ産の豚肉はさらに価格が安くなる可能性があります。
≫アメリカ側はこの豚肉の関税について大幅な見直しを求めています。
一方、日本政府は国内の生産者を保護する立場から関税の大幅な見直しに反対する立場を崩していないとされます。
オバマ大統領は首脳会談の場で次のようにこの日未明まで行われたTPP交渉の再開を促したといいます。
≫いわば共同声明を人質にとった形で行われた再交渉。
それでも妥結には至りませんでした。
≫ということで大筋の合意には至らなかったTPP交渉なんですが日米それぞれの政府はどのように評価しているのでしょうか。
まずはアメリカ側です。
大統領に同行している記者が中継でお伝えいたします。
≫ホワイトハウス高官は今回の交渉についてブレークスルーすなわち大きな進展があったですとか今週達成したことは画期的な出来事だったなどとかなり前向きな評価をしているんです。
共同声明では2国間の重要な課題について前進する道筋を特定したうえで妥結に向けて必要な大胆な措置をとることにコミットしているとの文言も盛り込まれておりここがアメリカ側が前向きに評価している部分なんです。
今後、アメリカが道筋を特定したという文言などを根拠に日本に譲歩を迫ってくることも考えられます。
一方でオバマ大統領にとって今回の訪日の1つの大きな目的は日米のTPP交渉で進展を得ることだったので11月の中間選挙を控える大統領の威信にかけても国内向けに成果をことさら強調しているという面もありそうです。
いずれにしても日米政府は今回の首脳会談を1つの節目として落としどころを探ってきましたが結局大筋合意もできずに失敗した形でTPP全体交渉の進展に遅れが出ることも予想されます。
以上、中継でお伝えしました。
≫ということはアメリカ側はかなり積極的に前向きな評価をしているようですが一方で日本側はどうなんでしょうか。
国会記者会館から中継でお伝えいたします。
松山さん。
≫日本の政府内には今回のオバマ大統領の来日中に無理に譲歩すれば将来に禍根を残すとして前進していると共同声明に盛り込めればそれで十分との意見が当初からありました。
ところがオバマ大統領が寿司店での夕食会からTPP話を切り出し首脳会談でも安倍総理が会談の最後に共同声明はどうしますかと向けるとオバマ氏がぎりぎりまで粘ろうと応じ関係者はアメリカの並々ならぬ決意に驚いたといいます。
そこで閣僚級協議の継続が決まりその結果、関税に関しては一定の前進が見られた模様ですが包括的な合意には至りませんでした。
共同声明の前進する道筋を特定という文言は、いわば苦肉の策ともいえ両国の妥協の詳細は表に出さずに交渉を頓挫させないぎりぎりの線で絞り出した結論と見て取ることができそうです。
≫松山さん、これはどっちが粘りがちなんですか?アメリカ側は最後まで強行的に特にホワイトハウスがなんとか結果を表に出したいという意向があったようなんですが。
ただ、詳細まで詰めているわけではありませんしまたほかのTPP交渉国の間でも今後、協議が続くわけですからそうした点も考慮して≫いわゆるクラブの摘発が相次ぐ中今日、風営法違反の罪に問われている元クラブ経営者に判決が言い渡されました。
大きな争点となったのが客が踊っていたダンスが享楽的だったかどうかです。
≫無罪です。
無罪判決です。
≫逮捕からおよそ2年でつかんだ無罪判決。
≫大阪市北区でダンスクラブNOONを経営していた金光正年さん。
おととし4月無許可で客にダンスをさせた風営法違反の容疑で大阪府警に逮捕されました。
≫キャバレーやダンスクラブダンスホールなど客にダンスをさせる店は風俗営業法で規制の対象とされています。
公安委員会の許可を受ければ営業は可能ですが営業時間は午前1時までに制限されます。
≫こうした声がある一方でクラブをめぐっては薬物取引や暴力事件などトラブルの温床となる恐れや振動や騒音問題など周辺住民からは苦情も。
≫去年10月に始まった金光さんの裁判。
その争点となったのは…。
≫この裁判の争点となったのがダンスとはそもそもどういった行為を指すのかです。
検察は当時店にいた客を出廷させ証人尋問を行いました。
≫弁護側は風営法が時代遅れの法律でダンスの基準もあいまい。
表現の自由を保障する憲法にも違反していると無罪を主張。
一方、検察側は金光さんが8年間にわたって違法営業を続け再犯の恐れもあると懲役6か月罰金100万円を求刑していました。
判決で、大阪地裁は風営法そのものは憲法違反ではないとしたうえで店で行われていたダンスはステップを踏むが性風俗を乱す恐れがある享楽的なダンスにはあたらないとして無罪を言い渡しました。
≫超党派のダンス文化推進議員連盟の国会議員は…。
≫大阪地検の北川健太郎次席検事は判決内容を精査して適切に対応するとしています。
≫今日午後、静岡市の国道で不審物が発見されました。
警察が確認したところ中央分離帯に箱型の物が置かれ白いポリ袋の上から≫緊迫化するウクライナ情勢。
暫定政権が再開した強制排除では親ロシア派の武装集団の少なくとも5人が死亡。
一方、アメリカやEUはロシアへの経済制裁を着々と準備。
その対象品目には石油や天然ガスダイヤの原石といった重要輸出品目に加えてウォール・ストリート・ジャーナルによるとロシア産キャビアの輸入停止が含まれる可能性があるといいます。
≫東京・日本橋の高島屋に来ています。
さまざまな世界の商品が並んでいますがありました、キャビアです。
アメリカ産のものやフランス産のものがありますがちなみに、こちらはフランス産のもので50g2万1384円です。
≫世界三大珍味の1つで海の宝石ともいわれるキャビア。
チョウザメの卵を塩漬けにした高級食材ですが…。
≫実はチョウザメの漁獲量は2000年代に入り激減。
キャビアの価格も世界的に高騰しており更にウクライナ情勢が影を落としています。
こうした中、茨城県石岡市では…。
≫いました。
思ってたよりも大きいですね。
≫養殖場の生簀にいたのはおよそ4000匹のチョウザメ。
≫ツルツルしてますね。
このおなかにキャビアが入ってるんですね。
≫稚魚から育て最低でも8年間かかるというチョウザメの養殖。
去年ようやく初めて卵を収穫し先月、10年目で初めて夢のキャビアの出荷を迎えました。
≫早速味見をさせていただくと…。
≫すごくクリーミーですね。
塩分もかなり控えめです。
≫輸入されるキャビアは保存性を高めるため塩分が高く設定されていますがこのキャビアは低塩分で無殺菌。
そのため、より新鮮なキャビアの食感が味わえるんです。
日本各地で養殖が始まる日の丸キャビア。
一方、自治体自らが乗り出すケースも。
≫ありました。
宮崎産のキャビアです。
キャビアを地域ブランドとして売り出しているのが宮崎県です。
およそ30年の研究開発を経て宮崎キャビアと名づけたキャビアが
それでは再び大阪のスタジオです。
6時台もJR福知山線脱線事故のニュースからお伝えします。
きょうで事故から9年がたちました。
追悼の祈りに包まれた追悼式で、24歳の男性が壇上に立ち、亡き兄への思いを語りました。
9年前のきょう、いつもどおりの一日の始まると、誰もが思っていました。
亡くなった上田昌毅さんの弟、篤史さんも、そう思っていました。
今でも、事故の前日にあんまり無理すんなよ、早く寝ろよと言ってくれたのを思い出します。
本当に優しい兄でした。
本日で福知山線列車事故から9年を迎えます。
お亡くなりになられたお客様のご冥福をお祈りいたしますとともに、おけがをされたお客様の一日も早いご快癒を心からお祈り申し上げます。
事故からきょうで丸9年を迎えました。
9年もたてば、気が晴れるだろ、もうええやろという人もおられますけれども、実際、遺族感情としてはそんなものじゃないんですよ。
もう年がたつにつれて、娘に会いたい、娘に会いたいと、そればっかり思ってます。
道を歩いてて、女の子を見ても、それから季節の花を見ても、何かにつけて思い出すのは、娘のことばっかりで。
一年一年、年を重ねるほどに、やっぱりつらい思いとか、悲しさが、すごく強くなってきてるように感じています。
会社全体の責任を問わないと、会社自体がよくならない、改善しない、襟を正さない、そういうふうに思ってますんで、これからもそういう組織の責任というものを、追及していくと。
上田昌毅さんは大学に通い始めたばかりで事故に遭い、亡くなりました。
ずっと口にできなかった兄、昌毅さんへの思い。
篤史さんは、ことし初めて、その思いを語る決意をしました。
なぜ、兄が命を落とさなければならなかったのかと、悔しい思いでいっぱいです。
一番悔しいと思っているのは、兄自身だと思います。
当時高校1年生だった篤史さんは、あの事故をきっかけに、救急医療に携わることを決意し、24歳となった今、看護師として働いています。
兄の年齢を追い越した今、私が、私が兄のためにできることは、兄の分まで、自分の人生を、精いっぱい生きることです。
弟が、もう1歩2歩以上に、5歩も10歩も前に進んでくれて、自分の気持ちを話すっていう気持ちにもなって、お兄ちゃんの分まで頑張って生きていこうと。
家族にとっては、前進できる、ことしはいい機会になるかなと思ってます。
当時、2両目に乗っていたものの、奇跡的に助かった松丸直也さんも去年生まれた子どもと共に現場を訪れました。
当時つきあってた彼女と、こうやって家庭を持つことができて、で、長男が誕生して、それで、もしあのとき命がなかったら、今、こうやって子どもをもうけることもできなかったなということで、そのご報告にきょう来たような。
献花台には、JR西日本の真鍋社長をはじめ、歴代の社長も顔をそろえ、黙とうをささげました。
グループ挙げて、安全な鉄道を築いていく、それが、お亡くなりになられた皆様や、被害者の皆様のために報いる唯一の道であると思いますので。
この事故から9年が過ぎても、苦しみ続ける人たちに、どう寄り添うのか。
このあと特集は、被害者支援制度について考えます。
そのときの担当者に言われたのが、今、行ってるこんどう病院と、つるんで長引かせているっていうふうに言われたときのショックさというのはね。
特集です。
JR福知山線脱線事故から9年がたちました。
ですが、今なお心や体の傷が癒えず、苦しんでいる被害者の方々が大勢いらっしゃいます。
被害者に寄り添い、長期間にわたって支えていくためには、何が必要なのか。
支援制度の現状を考えます。
玉置富美子さんは、9年間、リハビリと手術を繰り返す生活を続けています。
あの日はいつものように仕事に向かっていただけでした。
3両目に乗っていた玉置さんは、全身を強く打ち、一時は心肺停止状態に。
一命は取り留めましたが、顔が大きく裂け、神経が断裂。
足や腰にも重傷を負いました。
最初のものすごい痛みというのはないですけれども、やっぱりじわーっとくる痛みがあるし、やっぱり、この顔も、今もこの周りがなんかこう、入ってる感じなんですよ。
鉄板というか、なんかが入っている感じで重くって、腰も事故で2センチ5ミリぐらい、身長低くなってるんですよ。
仕事を失い、荷物を持って歩くためには、支えるものが必要になりました。
通院は今も週に3回は必要です。
この辺からぐきぐきいう。
そうそう。
ちょっと痛いかな。
きょうは、まあまあ硬いですね。
何かしてました?
掃除をしました。
心臓が止まった状態から救い出してくれた病院で治療を続ける玉置さんには、忘れられないことばがあります。
口にしたのは、被害者担当として、玉置さんを担当したJR西日本の社員でした。
1年半くらいでしたかね、そのときの担当者に言われたのが、今の行ってるこんどう病院とつるんで長引かせてるっていうふうに言われたときのショックさというのはね。
事故から1年が過ぎたころ、担当者は、病院を変えることなどを要求してきたといいます。
被害者にとって補償や支援の正式な窓口はJR西日本だけです。
そこが、自分の症状を疑う。
玉置さんは、支援を求めることができなくなりました。
痛みプラス信じてもらえない、痛みを分かっていただけないつらさ。
つるんで、本当に痛くないことなのかな、やっぱり自分を責めてしまう部分があったのでね、それはしんどかったですね。
加害企業の対応が被害者をさらに傷つける、二次被害です。
被害を減らすために、被害者自身が模索を続けています。
ことし1月、事故の負傷者と家族が作った団体が、健康相談会を開きました。
そこでは問診やはり治療だけでなく、負傷者どうしが語り合える場も作られていました。
もっとゆったりしなさいと言われました。
そう思います。
当事者どうしだから、話せること、安心して話されることもあると思うんですね。
小さなことでも軽減できる、そうですね、なんかこう、取り組みがあれば、やっていきたいと思うし。
負傷者の支援に当たる三井ハルコさん。
9年前、自宅で見送った次女が重傷を負いました。
生きていることが分かるまでの数時間は、忘れることができません。
どこに何をどう聞いていいのかっていうのが分からない。
そのときそのときで、本当に心臓をかきむしられるような思いになりながら、あんな思いを、一人でも今後、したくない、させたくないっていうか。
三井さんたちが負傷者に配った資料の中には、医療や法律などの相談窓口をまとめたリストがあります。
どこに何を聞けばいいか分からなかったあの日の体験が、支援の根底にあります。
事故直後、そして今も続く苦しみをなくそうと、当事者が続けてきた被害者支援に、やっと国が乗り出しました。
おととし、国土交通省は、被害者支援室を設置。
事故の際、全国各地にいるおよそ60人の支援員が、企業とは別に、長期的な窓口となり、安否情報やケアを受けられる機関の情報を提供します。
これまでに高砂市で13人が重軽傷を負った脱線事故など、およそ20件の事故で、現場に近い出先機関などに窓口を設置しています。
名刺サイズのこういう、窓口の連絡先と、取り組みですとか、どういう対応をさせていただいているかというふうなチラシも、病院までうかがわさせていただいて、被害者の相談窓口がございますということを、周知をさせていただくと。
窓口にはこれまでに、賠償問題や心のケアに関する相談のほか、事故の再発防止に関する質問も寄せられているといいます。
先月、三井さんはこの支援室との意見交換に向かいました。
事例を経験してきてから、そういう話を聞かれたら、なるほどって思われるかもしれないけど、いきなりだと、戸惑われるかもしれないけど、うまく伝えて、今後の制度というか、支援の内容につなげていただきたいなと思うんですけど。
始まって2年の支援室は、まだ長期的なサポートを経験していません。
事故と向き合った経験を伝えるために、三井さんの申し出で開かれたこの日の意見交換は、およそ2時間に及びました。
症状を固定しても続くとう痛の話とか、それに対して、いろんなことを、私たちが考えられることをやってるけれども、例えば加害企業との絡みとかで、難しいことがあったりする。
それをそのまま受け止めてくださっていたので。
声を聞くことによってですね、中長期のケアのヒントもあるんだろうと思いますので、今後とも、そういった方々とよりいろんな話し合いをさせていただいたり、そういう中で、私どもも対策を練っていきたいなというふうに考えております。
60歳を過ぎた玉置さんには、時間がたつにつれて強くなる不安があります。
このまま体力があったら、それこそ病院通いもできるけど、体力がなくなってきたら行けないじゃないですか。
そのときは今度は、どうなるんだろうとかね、そういう思いとかはいっぱいあります。
玉置さんはきょう、初めて、列車が衝突した壁のそばに行きました。
なんか怖くって、痛みが出てくるし、感じるし、ただ今回、犠牲のもとに自分が今、生きてるんだなって、それはやっぱり感じたかった。
本当、日常風景から消えてしまう怖さ。
私、今も苦しんでるんだよって。
どれだけの時間が過ぎても、あの日を忘れられない人たちがいます。
一瞬にして命を奪われることって、もちろんどんなに無念だろうと思います。
一方で、玉置さんのように、事故からずっと心と体の痛みを背負っている。
この苦しみというのは、察するにあまりあるわけですよね。
今回の被害者支援制度、出来ましたけれども、まだ2年なんですよね。
その内容というのは未知数なんです。
被害者の、負傷者の方々が、今後、平穏に心も体も暮らしていけるように、長期的に、なおかつ内容をちょっとずつ、その人に合わせて変えながらサポートしていく必要がある。
そもそも事故の当事者に心のケアを求めるというのは、
大阪市港区のスナックで、経営者の41歳の女性が包丁で刺され、殺害されました。
警察が事情を知ると見て行方を捜していた常連客の男性が遺体で見つかりました。
きのう午後8時ごろ、大阪市港区のスナックで、経営者の佐藤歩さんが、左胸に包丁が刺さった状態で倒れているのが見つかり、まもなく死亡が確認されました。
穏やかな人です。
穏やかで、人に気遣いできる人やから、恨み買うことはまずないと思うんですよ。
警察によると、佐藤さんは発見される1時間ほど前、常連客の75歳の男性と、店で酒を飲んでいて、店内にはボトルなどが割れ、争ったような跡がありました。
佐藤さんは以前からこの男性に何度も言い寄られるなど、トラブルになっていました。
男のほうの方は、そりゃ気に入ってたんやろうなというのは、見ててね、分かりましたけどね。
かなりの高確率でお見かけしましたよね。
警察が男性の行方を捜していたところ、きょう午前7時ごろ、現場からおよそ2キロ離れた大阪市西区の工事現場で、男性が首をつって死亡しているのが見つかりました。
遺書はありませんが、自殺と見られます。
警察は、男性が事件に関与したかどうか調べています。
京都府の男性が、架空の投資話で1億円をだまし取られたとして、投資ファンドの中心人物の男性を大阪地検に刑事告訴しました。
告訴状によりますと、アジア・パートナーズシップ・ファンドの中心人物の男性は、4年前、ある会社を買収するので出資してほしいと、京都府で会社を経営する男性に持ちかけ、1億円を受け取りました。
しかし、買収話は進まず、出資した男性は虚偽の説明で1億円をだまし取られたとして、詐欺の罪で刑事告訴しました。
男性は、有名スポーツ選手も投資していると言われ、このファンドを信用してしまったといいます。
大変メジャーな方が数名おられましたので、そういった方の名前を出して勧誘するというのが、彼らの一つの手口でありますんで。
また男性が起こした民事訴訟で、大阪地裁は、虚偽の説明で金を出させたと認定し、出資金のほぼ全額の賠償を命じています。
このファンドを巡っては、ほかにも16人が、総額4億6200万円の損害賠償を求めて、裁判を起こしています。
スポらば、中島キャスターです。
こんばんは。
きょう開幕したゴルフのフジサンケイレディスに、結婚したばかりの横峯さくら選手が登場。
そして今週も16歳のアマチュア高校生が大健闘しています。
今週、自身のメンタルトレーナーであるもりかわようたろうさんと結婚したばかりの横峯さくら。
優勝して花を添えたいところでしたが、3つのボギーをたたくなど、トップと7打差の56位タイと、大きく出遅れています。
一方、今週、大健闘しているのが、16歳のアマチュア高校生、永井花奈。
先週、ツアー最年少優勝を果たした親友の勝みなみ選手に負けじと、次々とバーディーを奪っていきます。
ギャラリーを驚かせたのが、17番のこのアプローチ。
永井はトップと1打差の2位。
2週連続で高校生のアマチュア選手が優勝すれば、史上初の快挙です。
次はプロ野球です。
阪神はきょうから横浜と3連戦。
横浜スタジアムから生中継でお伝えします。
ここ6試合で5勝1敗と、好調の阪神。
きのうもルーキー、岩崎が7回無失点と圧巻のピッチング。
打っては、マートンが10試合ぶりのタイムリーと、投打ががっちりかみ合いました。
きょうからは、最下位、横浜との3連戦。
貯金を稼ぎたい阪神。
初戦はエース、能見が先発です。
その能見が今、打席に立っています。
ゲームは3回に入っています。
ここまでタイガース1対0。
1点のリードで、ゲームは3回の表です。
さあ、きょうの放送の解説は片岡篤史さん、野村弘樹さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
この能見なんですが、マウンド上では、1回、2回とピンチは作るんですが、片岡さん、しっかり抑えてます。
そうですね。
能見らしいといいますかね。
ストレートの威力も十分ですし、調子はいいと思いますね。
そして野村さん、1回は鳥谷選手、キャプテンのホームランでタイガース、先制しました。
甘いスライダーとはいえ、完璧に捉えましたよね。
そうですね。
このマウンド上の三嶋、そして能見、ともにこの2人は、開幕投手というこの2人なんですが、この投げ合い、ここまでどうご覧になってますか?片岡さん。
やはり少し、開幕投手どうしといえども、やはりここまでの成績見ても、少し違いますんで、ただチーム状況も違いますんでね。
ノーボール、1ストライクからの2球目を、鳥谷がライトスタンドにもっていきました。
このマウンド上の三嶋も、ちょっと野村さん、ちょっと不安定なんですよね。
そうですね。
オープン戦から、実際、調子はあんまりよくはなかったんですけどね、開幕を務めて、ここまで彼らしいピッチングというのは、まだ見られてませんから、きょう、どの程度投げれるかですよね。
ただタイガースは、まだこの鳥谷のホームランの1点だけ。
ホームラン1本だけなんですが、ここで能見に、能見にもヒットが出ました。
これがタイガース2本目のヒットということで、ラストバッターの能見がヒットで出塁しました。
このあとは上位、上本、大和の1、2番というところでさらにタイガース、チャンスが広がっていきそうです。
この試合のもようは、このあと午後7時から生中継でお伝えします。
以上、スポらばでした。
このあとは片平さんのお天気です。
あすのポイントはこちら。
青空続く
ではお天気ナビの時間です。
片平さん、お願いします。
兵庫県香美町のハチ北高原では、ミズバショウの花が見頃を迎えています。
ミズバショウは、この白い部分が花のように見えるんですが、実はこれ、花ではなくて、ここは葉っぱが変形したものなんですね。
真ん中に茎のような部分に集まっている部分、これが本当の花なんだそうです。
地元の人によって20年ほど前から育てられていて、今ではおよそ1万5000株が訪れた人たちを楽しませています。
このミズバショウの花は、ゴールデンウィークの終わりにかけても見頃が続くということです。
美しいですね。
さて、近畿地方はきょうの日中もきれいな青空が広がって、このミズバショウとの対比が、やっぱりきれいだったんじゃないかなと思います。
空から降り注いでいる日ざしが本当に強くて、きょうの最高気温は、京都では25.9度、場所によっては5月の終わりぐらいの気温という所もあって、きょうも日ざしが暑いなと思った人が多いかと思うんです。
あしたからいよいよゴールデンウィークという方も多いと思うんですが、この土曜日、そしてあさって日曜日も晴れのお天気という所が多くなりそうです。
お出かけ日和の所が多いかなと思います。
きょうの午後3時の天気図を見ていただくと、ご覧のように、日本付近には大きな高気圧がかかってきているということで、この高気圧に覆われて、晴れた所が多かったんですね。
で、この高気圧、あしたになってもまだ近畿地方を覆っていますし、中心が離れていくかと思いきや、あさってになると、また別の高気圧がこの辺に出来て、近畿地方を相変わらず覆うような、そんな格好になりそうなんですね。
ですので、何日か前に土曜日ぐらいまで晴れますとお伝えしたんですが、晴れのお天気、もう1日延長という格好になりそうなんですね。
延びましたか。
日曜日にかけても大体晴れという所が多くなりそうなんです。
ただ気をつけていただきたいのが、強い日ざしの影響で、きょうも山沿いでは一部にわか雨があったんですね。
あした土曜日も、範囲は狭いんですが、紀伊山地の周辺ではにわか雨の可能性がありますので、この方面にお出かけの用事の方、お住まいの方、ご注意いただきたいなと思います。
分かりました。
この先、10日間の予報を見ていただくと、ご覧のように、晴れのお天気の日は多くはなりそうなんですが、まず週明けの月曜と火曜に、天気が崩れて雨の降る所が多くなりそうなんです。
ひょっとすると、水曜日まで雨がずれ込むような可能性もあります。
5月に入って、木曜日あたりから、またしばらく晴れのお天気が続いて、その先、5月の5日前後にまた雨の可能性もあるんですね。
ただまだ先のほうの予報は、少しずれる可能性もありますので、ゴールデンウィークの予定は最新の予報を上手に利用して、活用していただきたいなと思います。
では全国のあすのお天気です。
あすはしばらく天気が崩れていた沖縄も、天気が回復して晴れてきそう。
全国、どこへ行っても晴れるという所が多くなりそうです。
近畿地方もあすはきょうよりもさらに雲が少なくなって、晴れる所が多くなりそうです。
ただ紀伊山地の周辺ではあす午後もごく一部ですが、にわか雨の可能性が若干あります。
その降水確率なんですが、和歌山県内や奈良県内では、午後は20%ぐらい、範囲は狭いんですけれども、この方面に用事がある方は、お気をつけいただきたいところです。
あす朝の気温です。
けさより少し高めの所が多く、10度を下回る所は少ないでしょう。
日中の気温はきょうとほぼ同じぐらいか、さらに高めで、あしたも初夏の陽気になりそうです。
花粉情報です、あすの花粉の量はやや多いという所が多くなりそう。
週明け月曜日以降は、花粉は少ないという予報が続きます。
おしまいに週間予報です。
週明けの月曜と火曜は天気が崩れますが、その先はだんだん天気が回復しそうです。
無許可で客にダンスをさせたとして、風俗営業法違反の罪に問われたダンスクラブの元経営者に対し、大阪地方裁判所は無罪を言い渡しました。
まずほっとしました。
ただ、判決文が難しすぎて、…。
満面の笑みで会見に応じる金光正年さん。
大阪市北区でダンスクラブ、ヌーンを経営していた金光さんは、おととし4月、無許可で客にダンスをさせたとして、風俗営業法違反の罪で逮捕され、起訴されました。
弁護側は、時代遅れの法律で、表現の自由を認めた憲法に違反していると、無罪を主張。
一方、検察側は享楽的な雰囲気を作り出し、性風俗を乱しかねないダンスを客にさせていたと主張しました。
主文、被告人は無罪。
判決の瞬間、傍聴席からは拍手と歓声が沸き起こりました。
大阪地方裁判所の齋藤正人裁判長は、店で行われたダンスは、ステップを踏むか、腰をひねらす程度で、性風俗の乱れにつながるようなものではなく、風俗営業をしていたとは認められないと、無罪を言い渡しました。
一方で、風俗営業法そのものは、公共の利益のためには必要なもので、憲法違反ではないと述べました。
この判決は、僕が求める風営法改正の足がかりといいますか、一つの結果だと思っていますんで。
この裁判では、あらゆるダンスが規制の対象になるのではと、多くの人たちが判決の行方を見守っていました。
やっぱりきょうの判決が出るまでは、ちょっとやっぱり怖かったというか。
クラブがあいまいに取り締まられすぎてて、どこまでがいいのか、どこまでが悪いのかというのが、あいまいでしたので。
判決に対し大阪地方検察庁は、内容を精査して対応するとコメントしています。
京都大学などの研究グループは、iPS細胞やES細胞について、従来の100倍もの量を一度に生産できる方法を、世界で初めて開発したと発表しました。
研究成果を発表したのは、京都大学の中辻憲夫教授たちの研究グループです。
体のあらゆる組織に変化できる、iPS細胞やES細胞は、再生医療への応用が期待されていますが、大量生産が課題とされていました。
研究グループは、細胞を培養液の中でくっつかないように漂わせる増殖方法を、世界で初めて開発したと発表しました。
一度の培養で、これまでの100倍以上の量のiPS細胞やES細胞を、安全に生産できるということです。
万能細胞の産業化という意味では、これ、一番、実質的なプランをもって、実際にリターンが得られる可能性が高いプロジェクトだと自負しています。
研究グループは、5年以内に実用化を目指すとしています。
羨ましい話で、早い方はあすからゴールデンウィークという方もいらっしゃるということで。
来週、ゴールデンウィーク中ですが、アンカーは通常営業です。
ぜひご覧いただきたいと思います。
では、今週は以上です。
2014/04/25(金) 17:54〜19:00
関西テレビ1
FNNスーパーニュース アンカー[字]

安倍外交、オバマ大統領の本音…首脳会談の実像に迫る、鈴木哲夫の取材ノート▽JR脱線事故9年…今も癒えぬ被害者の傷、求められる支援制度は▽ダンス論争に決着?

詳細情報
番組内容
新アンカーマン岡安譲が全国と関西のニュースを「わかりやすく」「現場からの視点」にこだわって伝える大型ニュース番組です。5時台では、個性豊かなコメンテーターが独自取材に基づきニュースをじっくり解説。6時台では、全国ニュースと関西の地元に密着したニュース、徹底取材した特集を伝えます。スポーツコーナーでは、プロだけでなくアマチュアも取材。天気予報は、ユーモアたっぷりの気象予報士片平敦さんの解説です。
出演者
【キャスター】
(関西テレビアナウンサー) 
岡安譲 
村西利恵 
関純子 
山本悠美子 
堀田篤 
坂元龍斗 
中島めぐみ

【天気】
片平敦(気象予報士)
スタッフ
【音楽】
PRECIOUS TIME
【演奏】
柏木広樹
【作曲】
葉加瀬太郎
ご案内
【ホームページ】
http://www.ktv.co.jp/anchor/

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映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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