ニュース 2014.04.25

消費税が8%になって1か月。
その消費税がかからない個人間取り引きに注目が集まっています。
シニア層にも広がりを見せる最新事情をお伝えします。
「ゆうどき」月曜日もご覧ください。
こんばんは。
6時になりました、ニュースをお伝えします。
楽天が運営するインターネット上の仮想商店街の一部の店舗で、商品の価格を水増ししたうえで、大幅に割り引いたように見せかけて販売していた問題で、会社側は、楽天の社員18人が、価格の水増しを店舗側に提案していたことを明らかにしました。
この問題は、楽天が運営する、インターネット上の仮想商店街、楽天市場の一部の店舗で、商品の元の販売価格を、あらかじめ水増ししたうえで、セールなどと称して、大幅に割り引いたように見せかけて販売していたものです。
この問題について楽天は社内に調査委員会を設置して調べた結果、18人の社員が、去年までに、元の販売価格を水増しするよう、合わせて28の店舗に提案したことを認めたことを明らかにしました。
一方、これまでの調査では、組織的な指示があったことを示す事実は確認できなかったとしています。
この問題で楽天は、担当の常務執行役員1人と、執行役員3人に対し、月額の報酬を6か月間、10%カットする処分を決めました。
公安委員会の許可を得ずにクラブを営業し、客にダンスなどをさせたとして、元経営者が風俗営業法違反の罪に問われた事件の裁判で、大阪地方裁判所は無罪判決を言い渡しました。
大阪・北区でクラブを経営していた金光正年さんは、大阪府公安委員会の許可を得ずに店を営業し、客にダンスや飲食をさせたとして、風俗営業法違反の罪に問われました。
裁判では、検察が、懲役6か月、罰金100万円を求刑したのに対し、元経営者側は、60年以上前にできた風俗営業法は時代遅れで、クラブの営業は法律で規制の対象となる風俗営業には当たらないとして、無罪を主張していました。
判決で大阪地方裁判所の斎藤正人裁判長は、摘発されたクラブで行われていたダンスは、客が音楽に合わせてステップを踏んだり、腰をひねったりする程度で、店がわいせつな雰囲気をあおることもなかった。
風俗営業法で規制の対象となる、性風俗を乱すおそれがある、享楽的なダンスには当たらないと指摘して、無罪を言い渡しました。
元経営者側は、風俗営業法でクラブなどのダンスを規制することは、憲法で保障された表現の自由などの侵害に当たると主張していましたが、裁判所は、性風俗秩序の乱れにつながるおそれがある場合は、営業を規制する必要性は高いと指摘して、憲法には違反しないという判断を示しました。
一方、大阪地方検察庁の北川健太郎次席検事は、判決内容を精査して、適切に対応するとしています。
大手製薬会社、ノバルティスファーマの高血圧の薬の効果を調べた千葉大学の研究チームの論文について、大学の調査委員会は、データの不一致や誤りが多く、心臓や腎臓を保護する効果が、ほかの薬より高いとした結論は、正しいとは言えないなどとする報告を明らかにしました。
ノバルティスファーマが販売する高血圧の治療薬、ディオバンの効果を調べた、複数の大学の臨床研究に、この会社の当時の社員が関与していました。
千葉大学の研究チームは、ディオバンはほかの薬より、心臓や腎臓を保護する効果が高いとする論文を発表していました。
これについて、千葉大学の調査委員会は、臨床研究に参加した患者のカルテのデータと、論文に使われたデータの間に、多数の食い違いがあるうえ、データの解析方法も不適切で、心臓や腎臓を保護する効果が高いとした結論は、正しいとは言えないなどとする報告を明らかにしました。
また、論文の著者である医師が、データの統計解析を自分自身で行ったとしてきた説明を翻し、ノバルティスファーマの社員だったとは知らずに依頼したなどと証言したということで、大学は、なぜデータの食い違いが起きたのか、さらに調べることにしています。
今回の調査結果を受け、千葉大学は、論文の取り下げを、研究チームに勧告することにしています。
去年、秋田新幹線が在来線との共用区間を走行中、雪の中で脱線した事故で、国の運輸安全委員会は、横幅の狭い在来線が押しのけた雪を、横幅の広い新幹線が床下に抱き込み、車体が押し上げられて脱線した可能性が高いとする事故報告書を公表しました。
去年3月、秋田県大仙市で、秋田新幹線こまち25号が、雪の中を走行中、先頭車両が脱線した事故で、運輸安全委員会は、事故報告書を公表しました。
それによりますと、脱線した車両は、床下に大量の雪を抱き込んでいて、この雪で車体が押し上げられて、車輪が浮き上がり、脱線した可能性が高いとしています。
また雪は、床下の左側により多く入り込んでいました。
現場は、在来線との共用区間で、在来線用の幅が狭い2本のレールのさらに左側に、幅が広い新幹線用のレール1本が設置されていたことから、運輸安全委員会は、在来線が押しのけた雪が、外側にある新幹線用のレール付近に残り、この雪を抱きこんだため、脱線した可能性が高いとしています。
このほか、4日前に走行した除雪車が、狭いレールに対応した在来線用だったため、外側の新幹線用のレールの除雪が十分行われなかったことも、影響した可能性があるとしています。
このため、運輸安全委員会は、新幹線と在来線の共用区間については、除雪の方法を見直すよう求めています。
精神障害者を雇用する場合は、静かな休憩場所を設けるなど、障害のある人が働きやすい職場にするための環境整備について、厚生労働省の研究会がきょう、指針の案をまとめました。
去年改正され、再来年4月に施行される障害者雇用促進法は、企業に障害者の差別の禁止と、障害に応じた職場環境の整備を義務づけています。
厚生労働省の研究会がまとめた指針の案では、障害者だけ、求人や採用の対象から外したり、合理的な理由なく賃金に差をつけるなど、不利な雇用条件を設けたりすることが禁止される差別に当たるとしています。
また、求められる環境整備については、すでに取り組みを進めている企業の事例を参考にまとめたということで、聴覚障害者を雇用する場合は、危険の発生を目で見て確認できるようにすることや、知的障害がある人のために、図などを活用して、分かりやすい作業マニュアルを作ること、精神障害者には、静かな休憩場所を用意することなどが例として示されました。
企業に義務づけられる、障害者の雇用率が、従業員全体の2%以上に引き上げられたこともあって、企業で働く障害者は、去年、初めて30万人を超えました。
厚生労働省は、きょう示された案をもとに指針を定めて、働きやすい職場作りを促すことにしています。
2014/04/25(金) 18:00〜18:10
NHK総合1・神戸
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ニュース/報道 – 定時・総合

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