１日遅れで日米が共同声明を発表。
安倍総理が緊急会見です。
こんにちは。
日米首脳会談の成果をまとめた共同声明が、会談から１日遅れて、先ほど発表されました。
焦点のＴＰＰ交渉に関しては、前進する道筋を特定したとしながらも、妥結にはまだ作業が残されていると記されています。
では、国会記者会館から松山記者が中継でお伝えします。
ＴＰＰ交渉の難航で、異例の持ち越しとなっていた共同声明の発表を受け、先ほど、安倍総理は次のように述べました。
日米両国にとって、そして、日米同盟にとって、画期的な声明となったと。
前進していく道筋を確認することができたと。
安倍総理は共同声明を受けて、日米同盟がアジア太平洋地域の平和と安定のために、指導的役割を果たすことを、内外に示すことができると強調しました。
共同声明では、
お伝えしたとおり、ＴＰＰ・環太平洋経済連携協定を巡って、日米首脳会談に合わせて、閣僚や事務者レベルで協議が続けられてきましたが、大筋合意は見送られました。
では、今後の交渉の見通しなどについて、内閣府から黒田記者が中継でお伝えします。
早朝の記者会見を終え、内閣府を後にした甘利ＴＰＰ担当大臣は、疲労の色をにじませながら、疲れたと、記者団にひと言述べて、車に乗り込みました。
ＴＰＰ交渉妥結に向けた、日米協議の成果を共同声明に盛り込むため、日米の交渉担当者は、きのうの閣僚協議に続き、昨夜からきょう未明まで、実務者レベルで協議を続けました。
発表された共同声明では、ＴＰＰについて、日米両国は協定妥結に向け、必要な大胆な措置を取ることをコミットしたとしていますが、日米間では、日本が関税撤廃の例外としたい農産品重要５項目のうち、特に牛肉と豚肉の扱いで、両国の生産者への配慮など、国内事情を背景にした難しい政治的な判断が残されています。
今後は来月の１２日からベトナムで首席交渉官会合が開かれることが検討されていて、近い日程で閣僚会合が開かれるとの、観測もあります。
しかし、甘利大臣は着地点が見えたところで、閣僚会議になると述べ、早期に着地点を見いだす可能性が低いとの認識を示しています。
以上、内閣府の前から中継でお伝えしました。
天皇皇后両陛下はきょう午前、国賓として来日したアメリカのオバマ大統領に、お別れのあいさつをされました。
午前９時半ごろ、オバマ大統領は宿泊先のホテルで両陛下を出迎え、およそ１５分間にわたり、懇談しました。
宮内庁によりますと、大統領が、今回の訪日ですばらしいおもてなしをいただき、ありがとうございましたと感謝の気持ちを伝えると、陛下は、今回のご訪問が、快適で実りあるものになったことを願っておりますと話されたということです。
また、オバマ大統領は昨夜の宮中晩さん会で出された大統領の好物の抹茶アイスクリームについて、何度もお礼を述べたということです。
またオバマ大統領は最後に、両陛下に今回の訪問を通じて、われわれアメリカ国民は、両陛下と日本国民に深い愛情を抱いていますと述べました。
このあと、オバマ大統領は次の訪問国、韓国に向けて出発しました。
きょう未明、長野県松本市の長野自動車道で、大型トラックなど３台が絡む事故があり、１人が死亡、２人が重軽傷を負いました。
後ろから追突したトラックの運転席は大破し、原形をとどめていません。
事故があったのは、松本市の長野道下り線で、午前２時４５分ごろ、走行中の大型トレーラーに大型トラックが追突。
その８分後、停止していた大型トラックに、別の大型トラックが追突しました。
この事故で、２番目に追突した大型トラックの運転手、香川県高松市の久志正さん４２歳が、頭などを強く打って死亡。
最初に追突した大型トラックの運転手は大けがをし、トレーラーの運転手は、軽いけがをしました。
現場は見通しがよい陸橋部分で、警察がそれぞれの事故原因を調べています。
ＳＴＡＰ細胞を巡る論文不正の問題で、理化学研究所の調査委員会の委員長が、自身の論文での切り貼りの指摘を受けて、委員長を辞任する意向を固めました。
辞任する意向を示したのは、ＳＴＡＰ細胞の論文について、小保方晴子氏によるねつ造・改ざんがあったと認定した調査委員会で、委員長を務めている、理研の石井俊輔上席研究員です。
石井委員長は、責任著者となっている２００８年の論文で、ＤＮＡ分析結果の切り貼りの指摘を受けたもので、石井委員長は、説明に合わせて順番を入れ替えていたとして、訂正を行い、昨夜、理研の理事に委員長を辞任する意向を伝えたということです。
ＳＴＡＰ細胞の論文については、調査委員会の最終報告書について、小保方氏が不服申し立てを行っていて、調査委員会が再調査について検討を行っています。
今も１２１人の安否が不明となっている韓国の旅客船沈没事故で、事故を起こした船会社が運航する別の船の非常装置が、正常に機能しないことが分かりました。
捜査本部が、事故を起こしたセウォル号と同じ路線で運航されている同じ船会社の船を押収して調べたところ、救命ボートなどの非常装置が正常に機能しないことが分かりました。
会社の安全管理体制がさらに問われることになります。
事故対策本部はこのように述べ、あす以降、捜索活動がより困難になるとの見方を示しました。
事故による死者はこれまでに１８１人に上り、現在も１２１人が安否不明のままです。
一方、捜査本部はきょう午後、海洋科学の専門家ら十数人を集めた会議を開いて、コンピューターを使った沈没のシミュレーションを行い、事故原因の分析を進める方針です。
きのう、大阪市内のスナックで、経営者の女性が包丁で刺され、殺害されました。
警察は女性とトラブルがあった常連客の男性が事情を知っている可能性があると見て、行方を追っています。
きのう午後８時ごろ、大阪市港区のスナックで、経営者の佐藤歩さんが左胸に包丁が刺さった状態で見つかり、まもなく死亡しました。
小柄ですごくべっぴんさんで、いい方ですよ。
腰の低い。
警察によると、佐藤さんは発見の１時間ほど前から、常連客の男性と２人で酒を飲んでいたと見られ、店内はボトルなどが割れ、争ったような跡がありました。
男性は佐藤さんとトラブルがあったということで、
乗客１０６人が死亡した、ＪＲ福知山線の脱線事故から、きょうで９年がたちました。
兵庫県尼崎市の事故現場には、遺族や負傷者が追悼に訪れています。
現場では、事故が起こった時間に合わせて、遺族や負傷者たちが追悼の祈りをささげました。
ＪＲ福知山線の電車が脱線して、乗客１０６人が死亡し、５６２人が重軽傷を負った事故から９年。
あの日、突然大切な人を奪われた悲しみはいつまでも消えません。
本当に優しい兄でした。
もし生きていたら、どんな兄になっていたんだろう、今頃、何をしているんだろうと思います。
現場はきょう一日、追悼の祈りに包まれます。
では、続いてこちらです。
防災ＦＮＮいのちを守る。
きょうは富士山の噴火について、考えます。
噴火することがあれば、さまざまな被害が心配されますが、その一つに土石流があります。
世界遺産、富士山。
この雄大で美しい山も、ひとたび噴火すれば、甚大な被害をもたらします。
危険な範囲というのは、この範囲、緑の範囲ですね。
ことし２月、静岡県長泉町で富士山の噴火を想定した図上訓練が行われました。
自治体の職員が対応を迫られている現象は、溶岩流でも火山灰でもなく、土石流です。
基本的には雨が降った場合ですよね。
もう降った段階で逃げるっていう判断は、まず無理だと思います、土石流の場合だと。
緑の枠、全部やるしかないですよ。
噴火後、降り積もった火山灰は僅かな雨でも流され、土石流を起こします。
この土石流によって、大きな被害をもたらした火山がありました。
１９９１年、大火砕流が発生した長崎県の雲仙・普賢岳です。
こちらの住宅をご覧ください。
２階部分まで土砂がすっぽりと埋まっています。
この原因は、火砕流ではなくて、土石流でした。
火砕流で消失した家屋がおよそ８００棟だったのに対して、土石流で損壊した家屋は、倍のおよそ１７００棟に上ります。
同時です。
火砕流も起きる、土石流も同時に起きてきて、熱い溶岩が一緒に流れてきますから、もうもうと蒸気を立てながら、恐らくお湯が流れてくるっていうイメージ。
同じような危険が富士山にないとはいえません。
こちらは、以前の道路の高さです。
そして現在は、次の土石流に備えて、あちら、あんな高い場所、６メーターの高さに家を建てています。
住民は今、住宅地をかさ上げし、元の場所に戻っています。
さらに巨大な砂防施設を建設。
住宅への土石流の被害もなくなりました。
その一方で、被災当時の高さの石垣は残されています。
土石流で埋まった家屋も、一部がそのまま保存されています。
あの大火砕流の教訓を後世に伝え、低い土地に家を建てることがないようにするためです。
雲仙の場合は、１００年とか２００年っていうスパンがありますから、それをいかにして伝えていくかっていうのは、やっぱり難しいんですね。
乗客１０６人が死亡、５６２人が重軽傷を負ったＪＲ福知山線脱線事故からきょうで９年が経ちました。
兵庫県尼崎市の現場では、追悼の祈りが捧げられました。
９年前のきょう、いつも通りの一日が始まると、誰もが思っていました。
事故からきょうで丸９年を迎えました。
尼崎市内のホールでは追悼慰霊式が行われ、犠牲者に祈りが捧げられました。
無許可で客にダンスをさせたとして風俗営業法違反の罪に問われたダンスクラブの元経営者の男性に大阪地方裁判所は無罪を言い渡しました。
大阪市北区のダンスクラブ「ＮＯＯＮ」の元経営者・金光正年さんはおととし４月、公安委員会の許可をとらずに客にダンスをさせた風営法違反の罪に問われました。
裁判で弁護側は「風営法の規制は表現の自由を認めた憲法に違反している」などと無罪を主張、一方、検察側は「享楽的で風俗を乱しかねないダンスを客にさせていた」と主張していました。
判決で大阪地裁の齋藤正人裁判長は「風営法そのものは憲法違反ではない」と述べました。
その上で「店で行われていたダンスはステップを踏むか腰をくねらす程度で性風俗の乱れにつながる享楽的なダンスはさせていない」として無罪を言い渡しました。
2014/04/25(金) 11:30〜11:55
関西テレビ１
ＦＮＮスピーク[字]

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