こんにちは。
きょうのラインナップです。
ＴＰＰを巡る日米交渉はきょうも未明まで事務レベルで協議を行いましたが、結局合意には至りませんでした。
先ほど公表された日米共同声明は、ＴＰＰ交渉の妥結に向けて、両国が大胆な措置を取ることを確認しています。
大筋合意というわけではありません。
首脳が加速をして、１日２日でみんなまとまるようなことであるならば、こんにちまでこんな苦労はしておりません。
甘利経済再生担当大臣はフロマン通商代表と、日米首脳会談を挟んで、深夜にも及ぶ３回の閣僚協議を行い、その後、実務者の協議も続けたものの結局、合意に至らなかったことを明らかにし、疲労感をにじませました。
難航している豚肉など農産品重要５項目の関税や、自動車分野で落としどころは見つからず、今後も協議を続けていくことになりました。
先ほど公表された日米共同声明は、ＴＰＰの交渉の妥結に向けて、日米が必要で大胆な措置を取ると、交渉の前進に意欲を示しました。
一方で、まだなされるべき作業が残されているとして、いつ大筋合意ができるのか、不透明な状況となっています。
安倍総理大臣が会見を行いました。
ＴＰＰを巡る日米協議が合意に至らないまま、オバマ大統領は先ほど、日本を離れました。
中継です、田中さん。
ＴＰＰ協議が合意しなかったことについて、安倍総理はつい先ほど、次のように述べました。
ＴＰＰ交渉全体にとって、キーマイルストーンとなる大きな成果を挙げることができたと思います。
今後、日米がリーダーシップを発揮をして、ＴＰＰ交渉が妥結していくように、他の参加国に働きかけていく、そういうリーダーシップを発揮をしていきたいと思います。
一方で安倍総理は、先ほど発表された共同声明で、尖閣諸島に日米安保条約が適用されると明記したことなどについて、アジア太平洋地域の平和と安定に、主導的な役割を果たしていくと示すことができたと述べました。
首脳会談ではオバマ大統領が、尖閣諸島の防衛義務を初めて明言するなど、安全保障分野では成果がありました。
それだけに、ＴＰＰ交渉でもせめて大筋合意まではいけるのではという声もあったんですが、結局はまとまりませんでした。
ＴＰＰのほうでいわせれば、これだってどのみち、１１月の中間選挙まで答えは出ないだろう？国内でオバマが全部まとめきれるほどの力、今ないだろう。
来日初日の夜、すし屋での食事の際、オバマ大統領は、私より安倍総理のほうが支持率が高いのだから、ぜひ譲歩してほしいなどと迫ってきたということです。
複数の安倍総理周辺によりますと、きのうの首脳会談の際にも、日本側はたとえ合意しなくても、前進したといった表現で共同声明を発表すればいいと考えていました。
しかしオバマ大統領が会談の場で、閣僚協議を続けさせようと提案してきたということで、アメリカ側があくまでも合意にこだわっていたことがうかがえます。
しかし、日米の首脳が会談してまでも合意には至らなかったことで、今後、ＴＰＰを巡る全参加国による交渉の行方も流動的になりそうです。
オバマ大統領は先ほど、日本から韓国に向け、出発しました。
これに先立ち、天皇皇后両陛下が、お別れのあいさつをされました。
天皇皇后両陛下はきょう午前９時半過ぎ、オバマ大統領にお別れのあいさつをするため、宿泊先のホテルを訪問されました。
およそ２０分間の懇談で天皇陛下が、今回のご訪問が快適で実りあるものになったことを願っていますと伝えられると、大統領は、人的交流をすることで、今の世代も、次の世代も友情の絆を持ち続けることができると思っていますと語ったということです。
オバマ大統領は両陛下に、われわれアメリカ国民は、両陛下と日本国民に深い愛情を抱いていますと伝え、フェアウェル・さようならと握手で別れを告げました。
大統領は午前１０時半過ぎ、韓国に向け、出発しました。
ＳＴＡＰ細胞の論文に、不正があったとされる問題で、調査委員長を務める理化学研究所の石井俊輔上席研究員の論文でも、データの切り貼りなどがあったことが分かり、石井氏は調査委員長を辞任することになりました。
理化学研究所の石井俊輔上席研究員はきのう、自身のホームページにコメントを掲載しました。
それによりますと、第三者からの指摘を受けて検証した結果、一つの論文で、本文の説明順に合わせてデータを切り貼りして並べ替えていたことが分かったということです。
石井氏は、論文を掲載した雑誌の編集者に、実験ノートのコピーなどを送り、内容を修正する許可を得たとしています。
石井氏はＳＴＡＰ細胞論文問題の調査委員長を務めていますが、理化学研究所によりますと、昨夜、石井氏から辞任の申し出があり、きょう、野依理事長がそれを認めたということです。
一方、今回の事態を受けて、小保方氏の代理人弁護士はけさ、大阪市内で取材に応じました。
結論に影響のない説明的な部分、説明の方法、載せ方の問題、そこに手を加えた、それに指摘があるとしたら、自身で問題があるとしたら訂正をして、投稿し直すといいますか、差し替えるということは、小保方もやっていますし、石井委員長もされたということであって、それを改ざんであるとか、悪意による研究不正だという断定はおかしいのではないかなと、そういった意味では、委員長の取られた行動も小保方が取った行動も、同じではないのかなというふうに思っております。
小保方氏の代理人弁護士は、再調査について、公正に判断できるメンバーに事実認定をしてほしいと話しました。
無許可でクラブを営業した元経営者が、風営法違反の罪に問われた裁判で、大阪地裁はきょう、無罪判決を言い渡しました。
無罪判決を受けたのは、大阪市北区の老舗クラブ、ＮＯＯＮの元経営者、金光正年さん５１歳です。
金光さんはおととし、無許可で客にダンスをさせていたとして、風営法違反の罪に問われていましたが、ダンスをさせる営業を規制する風営法は、憲法で定めた表現や営業の自由を侵害するなどとして、無罪を主張していました。
きょうの判決で、大阪地裁は性風俗の秩序を乱すものを規制することは、必要かつ合理的と、風営法自体は違憲には当たらないと指摘しました。
その一方で、当時客どうしが体を触れておらず、演出上も性風俗の秩序を乱すような営業は、証拠上、認められないとして、金光さんに無罪を言い渡しました。
まずほっとしました。
目的は、この風営法ダンス営業規制の法改正なので。
この結果をもってさらに運動していきたいと思ってます。
経済情報です。
きょう午前の東京株式市場で、日経平均株価は値を上げました。
日経平均株価、午前の終値は、きのうの終値に比べて９０円５８銭高い、１万４４９５円５７銭でした。
円高傾向を食い止める動きなどで、円売りが加速したことから、2014/04/25(金) 11:30〜11:45
読売テレビ１
ＮＮＮ　ストレイトニュース[字]

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