春爛漫!誰もがオシャレに新しい自分を演出したい季節ですよね。
しかし団塊世代の皆さんは捨てられない服が多くなかなかファッションを心機一転する事が難しいようです。
番組のアンケートでもシニアの女性662人に聞いたところ480人7割以上の方が「洋服を捨てられない」と答えています。
実は服を捨てられない事とオシャレには大きな関係があるのです。
団塊世代の女性を数多く取材してきたファッションデザイナーの横森美奈子さんはこう断言します。
そこで今回は春の服徹底整理。
服をなかなか捨てられないと悩む一般視聴者のお宅を横森さんが訪問。
自分に似合う服を見極めていきます。
形が好きで買ったんですけど色がちょっとどうかなって。
これ太って見えるよ。
ガーン。
捨てちゃう?はい。
そこには姿見を活用するある重要な技がありました。
服を減らして自分を魅力的に見せるものだけにする事がオシャレへの近道なんです。
すご〜い。
かっこよくないですか?今日はためこんだ服をスッキリ処分して誰でもお金をかけないでオシャレになる方法を大公開!新しい自分を発見できますよ。
今日のテーマは「ファッション」です。
と言いましても「オシャレは捨てる事から」という事なんですが分かります?これ。
だと思いますよ。
クローゼットにあふれてるお洋服を整理する事でオシャレがより分かりやすく簡単になるんですよ。
よく整理するんですか?私は極力努力してます。
「着ないな」と思ったらポイ。
袋にとかいつも階段に積み重なるんですよ。
それをぼっと…。
うちのおっかない人なんかなかなか「これ捨ててもいいんじゃないの」と言っても「これダメ!」って着ないようなものまでとってますよホントに。
でも何か分かる気がするんですよ。
皆さんねどうも捨てきれないようですね。
NHKネットクラブの女性50歳以上の女性なんですが662人にアンケート調査しました。
捨てられない理由ですね。
分かります。
とっとかないと。
これよく分かるな。
「これ高かったのよ」。
「これ物がいいでしょ」。
それもよく分かります。
108人。
いろんな理由があって捨てられないんですね。
ではどうして捨てられないとオシャレになれないのか?捨てれないで悩んでらっしゃる方取材しました。
ご覧下さい。
こんにちは。
よろしくお願いします。
洋服は200着以上持っているという事ですが…。
中を見せて頂くと…。
こんな感じです。
一見整理が行き届き服の数も少ないようですが…。
白石さんはふだんよく着る着やすい服をハンガーに掛けあまり着ない服は引き出しの中に入れています。
中を見せてもらいました。
いっぱいです。
一年中着られるような…。
袋の中から出てきたのは…。
夏物かな?覚えてます。
袋の中には他にも色違いのシャツ。
デザインに一目ぼれして衝動買いしてしまいました。
それから一度も手を通していません。
たくさんの洋服を持っているのに着る服はワンパターンになっています。
こちらは白石さんの1週間のファッションです。
お腹回りが気になるのでいつもお腹を隠すチュニック姿になってしまいます。
そんな白石さんの悩みを解決するためにファッションデザイナーの横森美奈子さんがアドバイス。
その辺も今日はチェックさせて頂いてよろしいですか。
よろしくお願いします。
まず大切なのは自分がどんな服を持っているのかを知る事。
クローゼットの中の服を全て取り出してみます。
数えてみると全部で229着ありました。
このうち活用しているのは40着ほど。
全体のおよそに過ぎません。
しかも着るのはいつも同じような服ばかり。
横森さん準備を始めました。
これでどうでしょう。
用意したのは「いる」「いらない」「わからない」と書いた3つの箱。
さあ229着の服はどのように仕分けられるのでしょうか?洋服の徹底整理の始まりです。
分かる気がしますね。
たまっちゃいますよね。
とってもオシャレがお好きな方ですよね。
ふだん着ないものまで持ってるってね。
そうですよね。
その辺どうなのか。
先ほどのVTRにも登場されましたファッションデザイナーの横森美奈子さんにスタジオに来て頂いております。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
こんにちは。
どうもよろしくお願いします。
あんなにたくさんあって大変ですね。
そうですね。
やっぱりお洋服好きでオシャレが好きだとつい買ってしまうという事はあると思うんですよね。
横森さんは団塊世代の方々よく取材されるようですけども。
はい私もそうです。
実は団塊の世代ってねファッションという言葉を初めて知った世代なんですよね。
だからやはりオシャレには大変興味がある方が多くてそれと物を大事にするという。
やっぱり時代をちゃんと積んでるので。
もったいないという事を大変分かっている世代なのでそれとのせめぎ合いになっちゃうって言うんですか。
難しいところですねその辺がね。
もったいないですよね。
ずばり聞きますけどどうして服が捨てられないとオシャレになれないんですか?結局いっぱい持ってる事に安心しちゃって組み合わせを考えなくなるとか。
やっぱり一つ一つの服を活用しきれてないんですね。
多いと。
はい。
で着ているものといえばいつも同じものを着ていると。
偏ってしまう。
気が楽なものとか着やすいもの。
そうですね。
皆さん徹底整理するうえで一番重要なのはどんなもの?本当に着るか着ないかって事を一枚一枚について全部見極める事なんですね。
そのうえで重要なものがあるんだそうですね。
はい。
要るのはこちらです。
鏡なんです。
相談するのは鏡だけなんです。
それでは先ほどの白石さんの服の徹底整理いよいよスタートです。
鏡はどこにありますか?あるんですよ。
え?姿見ですか?どこに?あっ見えない所に。
ダメですよ姿見は洋服のそばに置いとかないと。
白石さんの姿見は階段の脇に置いてありました。
しかも前には飲料水の入った箱。
ほとんど使っていませんでした。
整理する時に大切なのは一着一着着て自分を魅力的に見せる服を見極める事です。
そのため重要なのが姿見を正しく活用する事です。
今日はちゃんと見るために部屋の真ん中に置きましょうね。
1.5mというとちょうど3m離れた事になるんですね。
そうすると普通人と会った時ってちょっと白石さんそこに立ってみて下さい。
普通「こんにちは」というとこのくらいの距離ですよね。
少なくとも2mは離れてる。
2m以上3mの間ですよね。
これでやっと全身って分かると思いませんか。
このくらい近づいちゃうと全身って分からないんですよ。
服というのは一部じゃなくて全体で見ないと意味がないのでだから1.5mの距離が必要なんですね。
この位置であなたの印象が決まります。
姿見の前にマットを敷いたのには理由があります。
靴を履いて自分の姿を見るためです。
ファッションは足元も含めてトータルで考える事が大切です。
靴を履いて全身をチェックしましょう。
鏡をちゃんと見てみましょう。
まずですね自分で見る時にどこを見ますか?この洋服どうかなあとチェックする時にその目ですね。
それがダメなんです。
今服しか見てないですね。
要するに目線が顔じゃなくて下がっちゃってるんですね。
洋服を一生懸命見てこの柄がどうなのかしらとか一生懸命見てる。
それはあまり意味がないんですね。
だから一回鏡の前で「こんにちは」ってお辞儀するんです。
こんにちは。
それでぱっと見たらいきなり洋服は見ないでしょ。
自分を見ますね。
でもそれが人の第一印象になる訳ですね。
せっかくいいお洋服を着ていらしても服がどうのこうのばっかり見てて全体の印象とかバランスとかそういう事を気がつかない。
それもったいないですねとってもね。
服ではなく「自分」を見ましょう。
他人を見るように自分を見て下さい。
姿見の正しい見方をマスターしたところで洋服整理スタート!こちらは2年前に柄が気に入って買ったニットのカーディガン。
最近はほとんど着ていませんでした。
ハイゲージのニットは気をつけなきゃいけないのは体の線を拾いすぎちゃうんですね。
一見おかしくないんですけど例えばこういうふうな二の腕の膨らみとかね。
それと前はそうでもなくても後ろの背中のちょっとね大人にありがちなだんだんですね。
そういうのも全部ラインとして拾ってしまうとちょっとつらいんですよね。
だからはっきり言ってこれ1サイズ大きければそういう事は全然気にならなくきれいに着られます。
だからサイズ感の小さいものはちょっと小さいというのが入る入らないの大きさじゃなくてやっぱり見え方も気にしてほしいんですね。
仕分けする時はサイズ感をしっかり見ましょう。
これは「いらない」に仕分けされました。
次に出てきたのはお気に入りの黒のニットです。
好きでよく着ているものは洗って乾かしたらよく見る事なくまた着てしまいます。
その繰り返しでいつの間にか劣化が進んでいる事が多いのです。
ちょっとねヨレヨレした感じが見えてきちゃうとねこの良さが出なくなっちゃいますよね。
だいぶ活躍してくれたのでいいかな。
知らず知らずのうちに劣化している事もありますので必ず姿見でチェックが必要です。
同じ型の服を色違いで何枚も買ってしまう白石さん。
これはどうしたらよいのでしょうか?これはベーシックカラーですよね。
一般的に言ってもね。
これがくせ者なんですよ。
ベーシックカラーイコール無難に誰でも似合うとかそういう事では全然ないんですね。
まずみんなの大好きな白。
白お好きですか?大好きです。
本当ですか。
これをねさっき言ったように鏡の見方ですよ。
「白いシャツってすてき好き」って思ったんじゃダメなんです。
この白いシャツを着た時の自分の顔。
顔色雰囲気どうですか?思ったよりかきつかったですね。
そうですね真っ白って結構きついんですよ。
それとかなりね逆に…肌をきれいに見せないって事があるんですね。
それとやっぱりきれいすぎて結構冷たい感じに見られたりとか。
だから白って決して安心できる色じゃないんですよ。
年を重ねていくと顔色がくすんでしまいます。
60歳を超えたら顔を元気に見せてくれる色を選びましょう。
暗いかな。
あんまり元気に見えないですよね。
さてこれはいかがでしょう?こっちの方が好き。
お顔きれいに見えますね。
服を合わせて顔うつりを見ましょう。
白石さんの場合このような結果になりました。
人によって違うので是非姿見を見て判定してみて下さい。
大変だな〜。
厳しかったですね。
でも姿見とのつきあい方がとってもよく分かりましたね。
私はほとんど姿見なんてふだん使わないもんですから。
なるほどなって!物の見方ね。
自分の見方と。
あれホントに見てないですね考えてみたら。
そうですね。
それである程度の年齢になると鏡を見るのが嫌とかね。
そういう方もいらっしゃるんですよね。
でも外へ出たら周りからもう四方八方見られてる訳ですね。
それを自分で知らない事の方が怖くないですか?怖いですよね。
じゃ姿見の使い方を見せて頂きましょうか。
とにかく1.5m離れて全体を見るという事ですね。
それとやはり日本の生活って靴をね後で履くって事があるんですけど実は洋服のセオリーからいうと靴まで入れて洋服なんですよ。
やっぱり靴を履いて見ないと分からない。
これはほとんどやってなんじゃないですかね。
ですので新聞紙でも何でも敷いて頂いて結構ですけれどとにかく洋服を見る時はという事ですね。
私は実はうちで靴をちゃんとコーディネートして見ます。
ちゃんと履いてみて?はい。
とても大事なポイントだと思うんですよね。
洋服の印象が全然違ってきますから。
洋服がかわいいと思ったら足元から見た方が。
あとねやっぱりオシャレでいらっしゃるから靴これ履きたいからというのもありますよね。
靴から服が決まる事ありますよね。
そういう場合もありますよね。
それで雰囲気が決まってくるという時も。
靴が一応メインで?こういうかわいい靴があるからこの雰囲気に持っていくとか。
上の洋服もじゃこれにしようと。
なるほどね。
それと見るのは服ではなく「自分」。
大事なことですよね。
自分を見るのではなくて服ばっかり見てる。
とにかく気になる部分を見る方が多いんですよ。
ぱっと鏡の前に立つと「お腹が」とかね「二の腕が」とかとにかく自分の嫌な所から見る方が多いんですね。
自分と一緒に見てないんですね。
それは本当に多いです。
これ横森さんさっきおっしゃったこうやってこう何ていうんですか全体を見る。
「こんにちは」ですね。
「こんにちは」の意味。
やっぱり全体の雰囲気ですか。
全体の雰囲気です。
「こんにちは」って言っていきなり視線をお腹にやったり足にやったりしませんよね。
そういう事なんです。
なるほど見方があるんですね。
少し訓練しなきゃいけない事もね。
仕分けもいくつかポイントありましたね。
そうですね。
やはりこの「サイズ感」という事なんですけどやっぱりご自分のサイズも変わってくる場合ありますよね。
それと流行によってもちょっとこの間までは割りとこうフィットというんですかフィットめがはやってましたよね。
でも今ちょいユルっていうんでしょうね。
若い人でもそうなんですけどちょっとゆとりのあるサイズの方がオシャレっぽく見えるんですね。
だからそういうものからかみ合わせても実は洋服って流行とかサイズ感ってすごく関係あるんですね。
だからさっきのVのように要するにフィットしてるために今っぽく見えないとかね。
逆にそういう現象が起こってきちゃいますね。
でも分かる気がします。
私もちょっと体が丸い方なのでピッタリしたものを着るとかえって太って見えちゃうんですよ。
そうかピッタリした方がね。
かえって何かこういう線が横に出たりとか。
だからちょっと1サイズ大きくするとストンと生地が落ちて服のラインがきれいに見えたりとか。
風吹さんくらいでもそうですか?うん思います。
何かちょっと体型を気にしてる方に限って大きいサイズを着るのを嫌がったりとかそういう現象もあるんですね。
でも要するに体をきれいに見せるって事でいえばサイズなんか別に上のサイズだって関係ない訳なんですよね。
なのでサイズ感とかね。
「劣化度」というのもありますね。
本当に洋服はとにかく洗濯とか着る事によって確実に劣化していく訳なんですね。
色落ちとかシワとかどんどん。
それと天然繊維が好きな方は特にそうなんですね。
ですのでもちろん風合いがよくなったりなじんできたりはするんですけれどそれと見た目は別なんですね。
「顔うつり」って随分これ微妙なもんですね。
そうですね。
これは主に色の事なんですけどやはり色の好き嫌いって本当にいつも私は言ってるんですけど好きな色と似合う色は違います。
要するに好きな色だけ着てて似合うんだったらねみんな文句ないんですけど大人世代になってくるとだんだん顔色がくすんできますよね。
ですのでくすんだ色を着るとそれはあまりいい効果にならないんですね。
くすんでるくすんでる。
でも色によって本当にパッと顔色を明るく見せてくれる色があるんですね。
ですのでそういう色を利用していった方がとても手間なくオシャレにきれいに見える。
これは自分で判断するの難しいかもしれないですね。
色の好き嫌いって非常にありますからね。
でもそれを一つ客観的になって冷静に見るととってもすてきな事になりますね。
なるほどな。
それが鏡から離れて見る。
全体のイメージを見るという事。
先ほど出た「サイズ感」なんですけどもこれは工夫する事によって随分違うように見えてくるんだそうですね。
ちょっとその辺をどんな方法なのか見ていきたいと思います。
サイズ感は工夫次第で随分印象が変わってきます。
この服は柄が大きく派手に見えるので最近は着ていませんでした。
ちょっと派手な感じがするという事ですとそういうものをお持ちの場合は…。
ですので袖ももうちょっと短くしちゃうんですね。
そうするとすごく軽い感じになりますね。
それでこのくらいほらこれだとブラウス感覚で着られませんか?そうすると着やすくなると思うんですよ。
だからこの上に逆にカーディガンを着たりとかストールをしたりとか。
そうしますと柄の面積がもうちょっと減りますね。
袖を折りベルトをして丈を短くし柄の面積を抑えたため派手さが薄らぎました。
ストールも効いています。
だいぶ印象が変わりましたね。
次はこのストレートパンツ。
サイズは合っているのですが良くもないし悪くもないという理由で最近あまりはいていません。
サイズもちょうど合っていますし素材も悪くないですしはきやすそうですから。
こういうね自分で中途半端だと思うパンツはクロップド丈にしちゃったらどうですか。
ほらこういうふうにすると…。
左右見比べてみて下さい。
全然違うでしょ?そうですね。
軽快感が出るからこのご自分では中途半端な太さだと思ってる感じがこのプツンと切れたところで足首がとても細く見えますしね。
軽快感が出ませんか?こっちだとはっきり言ったらおじさん臭くなっちゃうかもしれない。
ごく普通のパンツでもちょっと裾を折り足首を見せる事で軽快感が出ます。
これまでは組み合わせなかった華やかな色と合わせて春の装いになりました。
そしてこちら。
30年前に親戚の結婚式で1回だけ着たというドレス。
裾が長く肩パッドも入っていてどこか古めかしい印象です。
フォーマルですよね。
フォーマルだから生地もいいしあまり着てないから傷んでませんね。
でもねこういう時に…。
これもちょっとした工夫で早変わり。
まず肩パッドを外します。
次に長い裾を織り込んで短くします。
ブローチを添えれば…。
わあすごい!どうですか?全然違うでしょ?さっきはね古めかしいエレガントなワンピースでしたけどこれだったらチュニックでもとてもパーティーチュニックになりませんか?すばらしい!黒の面積が多いと重苦しく見えます。
袖を短くしたり裾を上げたりして黒を少なくすれば軽やかな印象に。
これならふだんのお出かけに使えそうですね。
随分変わるもんですね印象がね。
堅苦しいフォーマルなものがふだん着的に楽しめるようなね。
一回フォーマルで着ちゃうとこれはフォーマルでしか着られないって思い込んじゃうんですね。
だから見直すという事はまず取り出して黒のワンピースである。
これをふだんにも着られないものだろうかと。
だったら丈はこのくらいだったらチュニックで着られるんじゃないかと。
要するに見方を変える事なんですね。
見方を変える。
大事ですよね。
洋服ってそういうものだと思っちゃうとやっぱり限られてきちゃいますよね。
フォーマルな場所にしか着ていけない。
ずっとクローゼットに入ってしまいますよね。
それがね洋服を多く持ってるとそういう事になりがちなんですよ。
洋服の役割を決めすぎちゃうんですね。
でも極端に言ったら少ない洋服でオシャレをしようと思ったら一生懸命考えるじゃないですか。
風吹さんは?私もねよく裾を折ったりとか身長とバランスがあるので。
既製服買ってきてそのままという事はほとんどないです。
やっぱりさっきの柄じゃないですけど模様の多い服だとちょっと短くしてみると洋服が軽い印象になったりとか。
どこに着ていくかにもよりますけどそういう事しますね。
あとこのお洋服なんかは今日着てるお洋服なんか後ろ前に着てるんです。
えっ?あ〜いいですね。
本来とは逆なの?これ。
逆なんです。
私多分後ろ深く開いてるんですけど立った方がいいですか?そうなんですよ。
こっちが実は後ろなんです。
こっちのネック回りの方が今日着たかったラインなんですね。
そうなんですよ。
だからこの方がシャープで軽くて感じがね。
カジュアルでいいじゃないですか。
あ〜そうなんですな。
ちょっと女らしくなっちゃう。
胸がばあっと開いてると。
Tシャツと合わなくなったりとかね。
じゃ与えられるだけじゃなくてこちら側から洋服に向かって「こうせい」とか「こうしちゃうぞ」とか。
服の着方って別に決まっている訳ではないので自分に都合がよければ何でもいい訳なんです。
だからオシャレはホント感覚とかそういう事じゃなくて努力ですね。
努力大事ですね。
はい。
もう鏡を一生懸命見る。
ああでもないこうでもないもう前からでも後ろからでも逆さまにでも何でも着てみてとにかく自分を一番引きたてる方法を探すという事ですね。
さて洋服の徹底整理に取り組んでいた白石さんですけれどもどう変わったでしょうか。
ご覧下さい。
作業する事何と10時間。
洋服全てがそれぞれの箱に仕分けられました。
これで自分を魅力的に見せる服だけになりました。
229着あった服は106着と半分以下に。
その結果引き出しはなくなり全体にハンガーが掛かるようになりました。
このように整理させて頂きました。
ポイントとしてはとにかく箱にしまいすぎていたんですね。
やっぱり案の定箱の中にかなりいらないものがありました。
もちろんいるものもありました。
スカーフもハンガーに掛け服と合わせやすくしました。
ハンガーに掛けるって事がいかに大事なことかというとポンと見た時に着たイメージが伝わりますよね。
下からたたんだものを広げてこうやって見ているよりかは「これ何かきれいな色。
ジャケットの下に着ちゃおうかな」とか。
これなんかは黒のジャケットだからきれいな色を中に着るとすごく引き立ちますよね。
こういうの簡単にコーディネートできませんか。
こうしておくと。
これなら簡単に組み合わせがイメージできますね。
こういうふうに楽しんで頂けるとオシャレがとても楽しくなるしいろんな組み合わせがいろいろここで考えられちゃいますね。
良かった。
あとは残した服でコーディネートを楽しめばよいのです。
定番です。
チュニックで。
ものの一個一個じゃなくて正しい全身のイメージの見方からするとちょっと少女趣味ですかね。
だからこれ一個一個が悪いんじゃなくてもっと大人かわいく着る方法があると思うんですね。
それを工夫してみたいと思いますね。
わあ。
かっこよくないですか。
大人っぽいです。
大人っぽいですよね。
服自体が少女趣味とかそういう事でなくて着方がちょっとそうだったんですね。
だからインナーは全く同じデザインで色がコントラストが濃くつきましたね。
それでここをちょっと開けて縦で抜け感ができてここをピチッと留めておくとここがラインで終わっちゃうんですけどここで縦長ラインができたという事でシュッとスッキリ見えるんですね。
これはお持ちのサンダルを履いてみましたけどどうですか?リゾート。
大人の…急に変わりましたね。
トップスはチュニックとのコントラストを考えて濃い色にし長いネックレスをつけて縦長ラインを強調しました。
更にアクセントとして白いベルトをしました。
このベルトで白石さんが気にしていたお腹も気にならなくなりました。
コーディネートで大切なのは…。
この3つを押さえてもう一度姿見の前で考えてみましょう。
こちらはオーソドックスなワンピース。
アクセントでベルト。
ネックレスとスカーフで縦長ラインを作ります。
色の組み合わせもいいですよね。
また同じワンピースでも水玉模様のスカーフにシルバーのネックレス。
白いベルトをするとエレガントに仕上がります。
小物を替えるだけで随分感じが違いますよね。
最後は黒のブラウス。
白石さんはいつもこのベージュのチュニックとしか合わせていませんでしたが手持ちの服とコーディネートを考えてみると…。
このとおり。
アクセントにはカジュアルなベルト。
ブラウスの透ける生地を利用して上着にしネックレスをした事で縦長ラインを作りました。
色も白と黒でスッキリとまとめました。
洋服の徹底整理によって白石さんのオシャレ度も上がったようですね。
姿見を見て自分を魅力的に見せるコーディネート。
やればやるほど楽しくファッショナブルになれますよ。
やった!って感じですね。
いろんな勉強になったようですね白石さんは。
10時間かけて整理されたという意味がありますよね。
大変だったでしょ?やりがいがありました。
一番変わった点はどういうところ?白石さんとこで?とにかくハンガーで言っちゃうと着てる服がこのくらいしかなかったんですね。
それまで整理する前は?本当にどうして逆にここにこの服が必要なのかなという服が掛かってたりとか。
だからやっぱりクローゼットを活用できてなかったですね。
あとはホントに箱の中はしまい込んでしまうという事で。
しまい込んじゃったから安心という事だけでね。
散らかっては見えないですから。
でもその分着る事も忘れちゃってる。
もったいないですね。
本当にもったいなかったです。
それがどう変わったんですか?ですので徹底してもう着る服しか出さないようにしたんです。
着る服しか出さないように。
それも今のシーズンから半年分くらいですかね。
すると随分少なくなって。
なりました。
それで掛かってる服は目に触れるとこは全部着るものなんでそれをコーディネート全部見える範囲で。
だからすごくやりやすくなりましたよ。
コーディネートしやすくなってる。
そうです。
とにかく見える収納にしちゃったんですね。
ゆとりがあればねちゃんと見られますからね。
これとこれというように。
現に白石さんはこれでもうすごく前向きにすごく楽しくオシャレができそうって言って下さったのでそれがとてもうれしかったですね。
やっぱり少数精鋭になる方が例えばすごくシンプルな先ほどありましたようなワンピースもいろんな着こなしを考えるようになる。
じゃないとワンピースいっぱい持ってても次々着ていくだけでやっぱり手を加えないとオシャレにも見えないんですね。
ただ着るだけではね。
その方のイメージがそれをやる事によっていろんな服をただ着てるだけじゃなくてだんだんその方のイメージができていくんですね。
深いですね。
捨てるというのは。
そうですね。
自分を確立してくようなもんですもんね。
個性をね。
だからホントにそういう意味では自分を本当に見直すというのは服だけじゃなくて自分のイメージとか自分自身を見直すという事も結構あるかもしれないですね。
これは季節ごとに整理していった方がいいんでしょうかね?そうですね。
ですので衣替えって言葉ありますけれどだからただ物の入れ替えだけじゃなくてじゃ今年春の服を出しました。
全部それをやはり着てみる事なんですね。
去年すごい似合ったのに今年似合わないってありますでしょ?分かる分かります!ありますよね。
古い服を取り出した時は去年はこう着たけど今年はどうしようって去年着た事はもう忘れて新たに見たような目でまたそれを見るという。
自分の持ってる服に対してもいちいち新たな目で見るという事ですね。
白石さんの仕分けしましたよね。
あれいらなくなったものいらないって分類したもの。
あれはどうするですか?白石さんの場合はいつも利用しているリサイクルショップに持ち込みました。
これがその時の様子ですね。
このお店では持ち込まれた洋服を店頭に並べて売れたら売れた金額から手数料を引いて支払って下さるというシステムなんですね。
値段の設定はどちらがするんですか?リサイクルショップの方で。
やっぱりブランドとかものによってそれから程度ですね。
新品か着ているものかによって違いますし。
こちら1,200円でいかがでしょうか?お店によって違うんですけど預かって下さる期間が3か月とかいろいろあるんですけど意外と回転率がいいそうですね。
こうやってねちゃんとリサイクルされると我々世代の…。
何か気が楽ですよね。
単に捨てたというのではなくてね。
それこそ世代的には本当に捨てるというのは大変抵抗があると思うんですよね。
ですので今はリサイクルショップもありますしそれからフリーマーケットをやってるお友達に頼むとか。
それからインターネットなんかでも探せますけど発展途上国の寄付につなげたりとか今いろんなシステムができてるんでそういう意味では探してみると。
大手衣料メーカーなんかでも古くなったものは店頭でねまとめて開発途上国の方に送るような事も行われてますもんね。
横森さんはどういう事を?私は友人を呼んでガレージセール。
うちで。
お宅でやられるんですか?これがそうですか?これがその時のなんですけど。
どのくらい頻度でやってるんですか?私も次々と洋服を着なきゃならない仕事なので年に2回くらい。
2〜3回はやりますかね。
じゃあ結構新しいものも?ですね。
仕事上着なきゃならない時とかありますし。
量がすごい事になってますよね。
そのまま持ってたらとんでもない事になりますんで。
ただどうしても気に入ったものはもちろん取っておきますし。
でもいいアイデアですよね。
回していくというのはね。
今日は捨てる事がオシャレのもとだとやってきましたが視聴者の皆さんに是非具体的に始めるとしたらこういうオシャレがあると。
オシャレへの思い込みをなくしてやっぱり客観的な目で自分とか洋服を見るという事なんですね。
鏡を見るのを嫌がらないで姿見で全身をちゃんとくまなく前も後ろも横もちゃんと見るという事ですね。
それでやっぱり今の自分昔の自分じゃなくて今の自分をとにかくすてきにする事を考えてほしい。
現実を見つめなさい。
そうするといつまでもやっぱり元気でオシャレでいられます。
オシャレというのは脳の活性化にもすごくいいらしいんですよね。
頭結構使いますよね。
クリエーティブな事ですよね。
オシャレってね。
なるほどね。
組み合わせを…。
考えたり何が残ってるかとかこんな色とこんな色だけでも楽しいですもんね。
そうやって脳を使いましょうと。
今日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
今日は何のお茶でしょうかね?今日のお茶はスリランカの「ヌワラエリア」というお紅茶なんですが。
あ〜きれいな色ですね。
山岳地帯で昼と夜の温度差がこの味の風合いを育てるというか。
ちょっと紅茶よりは薄くて。
薄いけれど何ともこの…。
オレンジ色の柔らかい。
緑茶に近い。
頂きます。
紅茶なんですけどお味はいかがですか?何ていうのかね軽い甘さと。
香りもいいですね。
オシャレな。
今日のテーマにピッタリなオシャレな味です。
さて「私の団塊スタイル」です。
今日は島根県にお住まいの…「50歳を目前にした頃古いジーンズ生地の色あせた風合いに魅せられ私流のバッグ作りを始めました。
ジーンズ生地の味わいが温もりや安らぎとなって皆様に届けられるよう心を込めて製作してきました。
今では自宅をギャラリーとして展示しバッグ好きの方々が訪ねてくれます。
これからもライフワークとして挑戦していければと思います」。
これみんな?え〜。
オシャレですね。
これ全部藤本さんの作品?作品なんですね。
奥の方までずっとありますね。
さて「私の団塊スタイル」のコーナーでは皆さんから写真とお便りを募集しております。
趣味でも仕事でも輝いてる姿を是非お寄せ下さい。
皆様からのご投稿お待ちしています。
さて風吹さん今日は服を捨ててオシャレになる。
でも目からうろこでしょうね。
はい。
ビックリしました。
やっぱり捨ててこそクリエーティブになれる。
やっとクリエーティブになれる。
そういう事なんですね。
いいアドバイスでしたね今日は。
私も意識はしてましたけどあそこまで厳しくはやっぱり。
何かちょっと緩いかもしれないですね。
もう少しちゃんと見てみようってまた思いました。
クローゼットはどうなってますか?私の方は大丈夫なんですけれども。
うちの一番おっかない人に言いたいですね。
でもそこはねなかなか私が侵してはいけない領分なもんですから。
テレビを見て何となく感じて頂いたらいいなと思ってますけど。
2014/04/25(金) 11:00〜11:45
NHKEテレ1大阪
団塊スタイル「服捨ててオシャレに!」[解][字][再]
洋服を徹底整理して、自分にとって必要な服だけをクローゼットに残すとオシャレにもなれる!姿見を正しく活用する、洋服をコーディネートするなど注目の技を紹介。
詳細情報
番組内容
洋服をなかなか捨てられないというシニア世代。実は手持ちの服が多すぎると、ひとつひとつの洋服を活用できず、いつも同じようなスタイルになりがちだ。洋服を徹底整理して、自分を魅力的にみせてくれる服を見極めていくと、オシャレにもなれる。姿見の正しい活用法や、洋服をコーディネートする技を分かりやすくお伝えする。【出演】ファッションデザイナー 横森美奈子、風吹ジュン、国井雅比古
出演者
【講師】ファッションデザイナー…横森美奈子,【司会】風吹ジュン,国井雅比古
ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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