(千明)長倉和平52歳と。
(和平)吉野千明48歳。
(千明)2人合わせて…。
100歳!
(和平)100!
(真平)金太郎。
式場行ったんじゃないのかよ?じゃあ今兄貴と千明が式場行ってんの?
(和平)よろしくお願いいたします。
(薫子)初めまして。
(和平)えっ?
(薫子)この人ここにほくろ。
私にはほら。
ないでしょう?
(涼太)お疲れさまです。
(千明)涼太?
(従業員)買えば全部見れますから。
50代からのセックス特集もグラビアも。
(和平)分かりました。
買います。
買います。
(千明)なっ!?なっ!?ちょっと。
何!?どうした?
(和平)こんなの持って帰れるわけないじゃないかよお前。
何だよ。
あっ。
すいません。
市長。
はい。
長倉でございます。
はい。
はい。
大丈夫です。
伺います。
今すぐに?はい。
はい。
分かりました。
はい。
はい。
失礼します。
(女性)汚い。
汚いね。
ああ。
ホントですね。
(女性)いつもいつも。
ああ…。
はい。
今度やっときます。
(広行)ちょっと寄ってくんで。
(男性)じゃあお疲れさん。
(広行)はい。
(広行)おお。
おっと!?
(典子)ははー。
なるほどね。
そうきましたか。
(真平)すいません。
(従業員)いらっしゃいませ。
(真平)カフェオレ1つ。
(従業員)はい。
かしこまりました。
・
(店内のBGM)
(真平)よう。
金太郎。
(知美)あっ。
うん。
(真平)今日は他行こうか。
なっ?そうしよう。
(知美)いや。
でも…。
(真平)いいから。
早く。
おお!ナイスショット。
(市長)おお。
さすが山崎さん。
素晴らしいわ。
すごいな。
(市長)長倉さん。
お水差し上げて。
あっ。
はい。
すいません。
後ろすいません。
(男性)長倉さんってあれだよね?世界遺産問題の。
はい。
えー。
世界遺産問題の長倉でございます。
(男性)いや。
大変だったね君。
いえ。
もう全て私の責任でございます。
(男性)いやいや。
君一人の責任じゃないでしょう。
ありがとうございます。
どうぞ。
飲み物。
(男性)ああ。
ありがとう。
これ皆さんでどうぞ。
お飲みください。
分けていただいて。
どうぞどうぞ。
どうぞどうぞ。
どうぞお取りください。
(ぶつかる音)
(男性)ああ!?大丈夫です。
大丈夫です。
やります。
やりますやります。
市長。
すいません。
ごめんなさい。
すいません。
よいしょ。
よいしょよいしょ。
痛て…。
えーと。
(千明)ああ。
ごめんごめん。
ごめんごめん。
(祥子)もう。
遅い。
(千明)何かさ急にさ焼き肉食べる羽目になっちゃってさ。
(千明)何か。
もうおなかいっぱい。
(啓子)何?焼き肉?
(千明)うん。
(啓子)何何?どうしたの?
(千明)えっ?
(祥子)何かご機嫌じゃない千明。
(祥子)何?何かあった?
(千明)えっ?何かっつうか。
(千明)何だろう?別にないけど。
いやいやいや。
実はさ。
《で?お金無いんだ?》
(涼太)《うん》《住むとこもないんだ?》
(涼太)《うん》《仕事もうまくいってないんだ?脚本の》
(涼太)《う…うん。
まあ》《なるほど。
そうですか》
(涼太)《あ…あんとき。
あんときはごめん》《それはあれですか?》《一緒に暮らして3日目に「ごめん無理」ってぺらっとポスト・イットに書き置きをして消えた件ですか?》
(涼太)《うん》《ハッ。
ホントだよ》《立ち直るのにすごい時間かかったんだからね》《いまだにトラウマでポスト・イット使えないんだからね》《フフフ。
まあいいや。
であれだ?》《ちょっとは悪いことしたなって思ってるんだ?》
(涼太)《うん》
(涼太)《噂聞いたし》《えっ?どんな?》
(涼太)《別れてから千明さんすごい老けたとか》《ちょっ…。
誰が言ってんだろう?》
(涼太)《鎌倉に引っ越して隠居したとか》《隠居?ハッ》
(涼太)《えっ。
そうなの?》《何が?隠居?》
(涼太)《いや。
鎌倉》《ああ。
鎌倉?うん。
そうだよ》
(涼太)《都会じゃないとやっていけないって言ってたのに》《いやいや。
まあね》《でもまあ年を重ねると色々とさ》《そんなことは置いといて。
で?どうしようもなくなって頼ってきたんだ?捨てた女を》《すいません》《いや。
別に謝んなくてもいいけどさ》《うれしくないわけじゃないからさ》《ちっと取っといて》《これはいいよ》《えっ。
いいよいいよ》《いいから取ってよ》《いいよ》《いいよ。
もう。
しまってくれないと何か援助交際してるおじさんみたいになってるから》《いいからもう》《あっそう?》《まあ大丈夫だと思うけどホントにどうしようもなくなったり寝るとこなかったら鎌倉来ていいから》《住所書いとくから》《ホントに?》《いや。
だからいいよ》テヘッ。
なんちゃって。
「どうしよう?」みたいなさ。
(啓子)でもさ何で出ていったんだっけ?
(祥子)おお。
えっ?
(啓子)あっ。
そうだ。
ポスト・イットに「無理」って書いて出てったんだよね。
ああ。
そうそう。
まあそういうことがあったんだよね。
(祥子)で何が無理だったの?いや。
だから分かんないっすよ。
ただ「無理」って書いてあっただけなんで。
(啓子)でもさそこが変わってなかったらまたおんなじなんじゃね?まあそっか。
嫌だ。
何が無理だったんだろ?何だろう?
(啓子)あれでしょう?たった3日で出てったわけでしょう?そうなの。
そうなの。
(祥子)あっ。
性格?性格?はあ。
(啓子)いや。
でもさ3日ってことはもっと端的なことなんじゃない?端的?端的?何だろう?
(啓子)ずばりあっち系とか。
いや。
あっち系。
たぶん大丈夫よ私。
自信あるもんそこは。
(祥子)分かった。
えっ?
(祥子)トイレのドア閉めなかったでしょ。
閉めたわ。
トイレのドアぐらい。
(祥子)じゃあ見た目的なこと?すっぴん見て「ああ。
こりゃ無理」みたいな。
電気全消ししてたし朝は1時間前に起きてメークしてたわちゃんと。
見た目的なことじゃないとすると何だ?考えられるのは。
(啓子)何だろう?におい?
(祥子)えっ?ちょっと待って。
においとか大丈夫でしょ。
何にもないじゃん。
(啓子)でもほら。
加齢臭とか。
いや。
おっさんじゃないんだから大丈夫でしょ。
いやいや…。
あるんだってよ。
女にも加齢臭。
(祥子・千明)マジで?
(啓子)うんうん。
えーっ。
(祥子)ちょっちょっちょっと。
(啓子)嫌。
山崎さん。
幾つになってもパワーありますよね。
うらやましいな。
私なんか最近めっきりパワーの衰えを感じるんですよね。
(市長)長倉さん。
はい。
(市長)私は駄目よ。
はい?ああ。
どうも。
お疲れさまです。
お疲れさまです。
あれ?何か悩み事ですか?首こんなんなってましたけど。
いえいえ。
別に。
聞きましょうか?ありがとうございます。
でも悩み事っていうよりもですね。
はい。
ちょっと意味が分かんないなってことなんで。
ああ。
そっち?いや。
でもそちらこそあのう。
かなり首ひしゃげてましたけど。
いや。
なってませんよそんなに。
なってましたよ。
いやいやいやいや。
聞きましょうか?いやいや。
大丈夫です。
はい。
いやいや。
でも例えば。
ねっ。
例えばですよ。
はい。
私と同棲したとします。
えっ。
私が?はい。
はい。
でも私のことが嫌になってしまうんですね急に。
私が?はい。
はあ。
何が原因でしょうね?はい?いやいやいや。
だからまあケンカしたわけでもないのに何か急に私のことが嫌になって出ていってしまうんです。
それは相当なことでしょうね。
あっ。
何でですか?だって話し合う余地もないし。
はい。
まあ改善の余地もないし。
うん。
いや。
もしくはですよ言ってもどうにもならないか。
はあ。
生理的に許容できないか。
生理的ですか?まあ色々あるんじゃないんですかね。
えっ。
何だろう?においとかですかね。
においかどうかは。
そっち系とかですかね?そっち系って何ですか?いやいや。
そっち系大丈夫だと思うけどな。
いや。
そっち系の意味が…。
そっち系とかって。
ちょっとあなた。
そっち系。
何系だと思ってます?いや。
何系って。
やめてくださいね。
何か失礼だな。
何系って私…。
失礼って。
ちょっと待って。
何か腹立つ。
あなたに言われると。
そういうとこなんじゃないんですか?何がですか?あなたが質問しといてですよ私が一生懸命答えてんのに私が言ってないことで自分答え出してですよ何かやたらいらいらいらいらしてですよ。
いらいらなんかしてない…。
何かやんややんややんや一人で。
そういうとこなんじゃないですかね。
何でしょう?何かでもあなたには何かいらいらさせられるんですよね。
何それ?それは事実なんですけど。
事実とか…。
でもその子とは全然いらいらしないし。
一緒にいても。
その子?何か別に…。
いや。
私たち何の話してんですか?っていうか私何でここで責められてんですか。
会社帰りに。
疲れて帰ってきてんのに。
そうでしたね。
ごめんなさい。
ありがとうございました。
おやすみなさい。
私はあなたの質問に答え…。
いやいやいやいや。
ねえ。
大丈夫ですか?ほら。
奇麗なお花咲いてる。
春ですね。
人の話聞かねえのかよ。
はい。
ただいま。
(真平)おかえり。
(えりな)おかえりなさい。
(万理子)おかえりなさい。
ご苦労さまです。
ああ。
疲れた。
(えりな)あっ。
そうだ。
蒼太のママが…。
えっ?
(えりな)今度ぜひ遊びにいらしてくださいって。
(真平)えっ?誰?誰?誰?ああそう。
(えりな)何かお気に入りみたいで。
お気に入り?
(真平)お気に入り?
(えりな)すてきなお父さまねって何度も言うんだよね。
ああそう。
(真平)モテんじゃん。
何だよお前。
うるさいよお前。
やれよ早く。
(真平)分かってる。
フフフ。
なめんじゃないよ。
(真平)何?で何?えりなは何?あのう。
そういうこと言われるとさちょっとうれしいと思ったりすんの?
(えりな)はっ?「私の自慢の父なんです」なんて言っちゃったりするんじゃないの?
(えりな)そういうこと聞くのってうざい。
どいて。
いっ。
ぶつかることないだろお前。
(真平)あーあ。
いや。
別にそんなうざくないよな?
(真平)気持ちは…。
(万理子)うざいです。
(床の抜ける音)危ない危ない!?痛えなもう。
(真平)大丈夫?ああ。
いや。
古くなったなこの家も。
ああ…。
リフォームとかできりゃいいけどな。
お前もほら結婚してさ家族増えるんだし。
(真平)えっ?いや。
まあね。
ハァ。
でもそんな余裕ねえか。
(真平)大丈夫だよ。
直せばまだ使えるから。
いや。
これ直るか?おい。
(真平)直るよ。
(万理子)幾らくらい掛かるものでございましょうか?えっ?リフォームとやらにです。
500万もあれば足りますか?
(真平)えっ?そりゃお前どこまでやるかによるけどさ。
でも500万あんの?宝くじでも当たったか?確率としてはそんなようなものかもしれませんが「いや。
ちょっと待て」という自信がないわけでもないわけで。
お前言ってることがさっぱり分かんない。
分からないようにしゃべっております。
一番先に言う人はお兄ちゃんではないので。
それも意味分かんないけど。
ああそうですか。
はいはい。
分かりました。
(真平)うーん。
あーあ。
(真平)俺直しとくから。
ねっ。
はい。
悪いな真平。
(真平)いや。
よいしょ。
じゃあ俺もう寝るわ。
おやすみ。
(真平)おやすみ。
(真平)おはよう。
(万理子)おはようございます。
ああ。
おはよう。
(真平)どうかした?いやいや。
直ってるなと思って。
(真平)うん。
一応あのう。
応急処置。
ああ。
そうだね。
ねえ。
これ俺昨日ここへ脱いでったやつ掛けてくれたのお前?
(真平)そうだよ。
うん。
ここに脱いであったよな俺な?
(真平)そうだよ。
ここにな?
(真平)何?何?・おはようございます。
(真平)おはよう。
(万理子)おはようございます。
(和平・千明)おはようございます。
あれ?何か今日雰囲気違いますね。
ああそうですか?若作りっていうか。
悪かったですね若作りで。
(真平)まあまあまあ。
カワイイじゃん。
なっ?万理。
(万理子)はいとてもすてきです。
ありがとう。
・
(えりな)マリンルックはやってるもんね。
でもちょっと素材が若者っぽいかも。
アハハ。
そうだよね。
さすがえりな。
(万理子)あのう。
千明さん。
はい?これなんですけど…。
・
(典子)ああ。
もう!悔しい悔しい!ああっ。
何?
(典子)あれ?どうしたの千明?若作りして。
何それ?悪かったね。
(典子)真平。
ご飯。
(真平)はいよ。
何なんだよ?お前は。
(典子)昨日さ旦那を尾行したわけよ私。
えーっ?何でそんなことすんだよ。
(典子)何でって。
探偵雇うと高いのよ。
幾らすると思ってんのよ?いや。
知らないよ。
俺が言ってるのはそういうことじゃなくて。
(万理子)「何で探偵を雇わないんだ」ということを言いたいのではなく「何で尾行なんてするのだ」ということが言いたいのでは…。
そのとおりだよ。
そのとおりそのとおり。
何でって浮気してるからに決まってんでしょ?何言ってんの?バカじゃないの?バカとは何だ。
誰にバカっつってんだ。
この野郎お前。
何これ?お客さんの忘れ物?へえー。
週刊誌。
そこ…。
(真平)ちょっとどうしたの?危ない危ない。
ちょっと待って。
ちょっと待って。
(典子・千明)何何何何?
(真平)どうしたの?
(典子)何何何?えっ?何何?
(典子)「50代からのセックス特集」お前声に出すな。
えりなの前で声に出すな。
(典子)何だ。
別に普通の雑誌じゃない。
読むでしょこれぐらい。
ねえ。
そうですよ。
やめて。
お願いお願い。
こういうのを読んでるっての娘に知られたくないっていうのは分かりますけど。
これくらい普通だから。
固いよね。
(典子)固いよね。
この人。
今ねこういう特集すると売れるらしいですよ雑誌が。
(真平)へえー。
あっ。
そうなんですか?うん。
そうなんですよ。
いや。
そうなんですかじゃねえよ。
いや。
これは私が買ったんじゃないんです。
(典子)もう中学生じゃないんだからさ。
翔も言ってたよ。
「俺が買ったんじゃねえし」そ…それとこれとは違うんだよ。
お前意味が。
(えりな)そのグラビアの人。
うん?あっ。
ちょっと待って。
お願い。
何何?何何?
(えりな)私の彼氏のママにそっくり。
マジで?いや。
いや。
お前やめなさい。
蒼太君のママが…。
蒼太君のママがだよ?お前。
こんな雑誌に出るわけないじゃないか。
よく見てみろよお前。
この人ここにほくろがあるじゃないか。
いや。
違う違う。
そんなこと…。
(えりな)何でそんなこと知ってるの?えっ。
何?蒼太ママに似てるから買ったの?そ…そんなわけないだろ。
(えりな)やだ。
ねえねえねえねえ。
その蒼太ママってさどんな感じの人?
(えりな)ほんわかしててすごい優しい感じで。
癒やし系で。
でもちょっととろかったりしてすぐお皿とか割っちゃう。
わぁわぁわぁわぁ。
癒やし系だ。
ほら。
好きなタイプじゃないですか。
いやいや。
それとこれは違うんですって。
何が違うんですか?いいじゃないですか。
好きなタイプの女性がいてですよ?ちょっといいなと思ってるわけでしょ?でその女性とそっくりな人がグラビアに載っている。
しかも下着姿で。
これわくわくするじゃないですか。
いいじゃないあなたも。
男なんですからそれくらい。
えりなもそれくらい許してあげな。
(えりな)うん。
分かった。
うん。
よし。
解決。
何にも解決してませんよ。
しましたしました。
私にも説明させてください。
いいか?えりな。
あのね。
変なそういう意味で買ったんじゃないんだよ。
これは私が買ったんじゃなくてある人が買おうとしていたのを見ていて…。
もう朝からうるさいな。
うじうじうじうじ。
さっき解決したでしょうが。
あなたが勝手に解決っつって話を切っただけでしょ。
はあ?私の言い分ないんですか?乱暴過ぎるでしょ。
何がうじうじうじうじうじうじですか。
あのう。
すいません。
こういう性格なんでいいかげん慣れてもらっていいですか?嫌です。
何すか?おかしいでしょ?冗談じゃない。
何が?あなたみたいなこと言う人っているんですよね。
ああ。
そうですか?「私毒舌なんです」とか。
「私ね口が悪くて頭に思ったことがすぐ言葉に出ちゃうんですけど気にしないでください」って。
冗談じゃないよ。
何でそっちに合わせてこっちが我慢しなきゃなんないんですか。
口が悪いなら直してください。
直せません。
っていうか直しません。
そういうとこなんじゃないんですか?何がですか?あなたを嫌いになる理由。
ハハッ。
それ?アハハ。
その話はもういいんです。
忘れてください。
あっ。
そうなんですか?そうなんですよ。
大丈夫ですよ。
へえー。
そうなんですか。
(万理子)あのう…。
(典子)で私の話なんだけどさ。
はい。
(典子)尾行したわけよ。
そしたら不動産屋に入りやがった。
不動産屋?何それ?引っ越し?お前引っ越すのか?なるべく遠くへ行ってくれ。
(典子)そんな予定ないわよ。
何だよ。
(典子)女と暮らす部屋を探そうとしてんねあれは。
ちょっと待ちなよ。
ホントかよお前。
不動産屋入っただけでそれちょっと考え過ぎじゃない?そうだよ。
(典子)だって説明聞きながらでれーっとしてにやにやにやにやしてたのよ?へえー。
あーあ。
私も浮気したい。
何でホストクラブはキャバクラに比べてあんなに高いわけ?知るかそんなこと。
(典子)真平じゃない天使はいないの?どっかに。
(真平)いやぁ。
ありがとう。
(真平)あっ。
あのさ。
そのことなんだけどさ。
ほら。
俺今までそのう。
天使やってたじゃん。
寂しい全ての女の人を少しでも幸せにするのが俺の仕事みたいな。
その節は大変お世話になりました。
(真平)いやいや。
こちらこそ。
(典子)そうだったねそうだったね。
でででで?
(真平)えっと。
結婚を機に天使は廃業することにしました。
おお。
そりゃそうだろお前。
何威張って言ってんだ。
当然だろお前。
ホントに結婚するんだね真平。
(真平)うん。
(典子)何かつまんねえ。
(真平)ちょっと。
天使の結婚ね。
なかなかいいタイトルじゃない?
(万理子)天使とか天国が付くタイトルのドラマはあまり当たらないというのが定説といわれておりますが。
マジで?
(万理子)はい。
うわ。
私何度か付けてんね。
だからか。
視聴率悪かったな…。
(典子)真平が結婚か。
まあ今だけだけどね楽しいのは。
典子!
(典子)はいはい。
あっ。
で?千明は何でそんな若作りなわけ?ちょっと。
戻るのかそこにいまさら。
(典子)うん。
じゃあいいよ。
話しますよ。
私あのうほら。
鎌倉に越してくる前にこっぴどい失恋をしたんですよ。
まあいわゆるポスト・イット事件と呼ばれてますけど。
(真平)あった。
あった。
(典子)あっ。
そうだそうだ。
あったあった。
何だっけそれ?覚えてねえのかよ。
説明させていただきますよ。
それでは。
(典子)うんうん…。
えっと。
私にずいぶん年下の彼氏ができまして。
一回り下の。
でね付き合い始めてすぐに私のマンションに一緒に住み始めたんですよ。
でねほんの数日たって私は仕事が早く終わってお肉やら食材やら買ってねいそいそと帰ったわけ。
(典子)いそいそ行ったんだ。
うんうんうん。
そしたらドアにぺろっとポスト・イットが1枚貼ってあってそこには…。
(典子)「ごめん無理」アハハ。
覚えてんじゃねえかよ。
(典子)思い出した思い出した。
思い出していただいたみたいですね。
(典子)懐かしい。
笑えるネタだよね。
いや。
笑えはしないけどね。
でねその人がね突然目の前に現れたんですよ。
何か色々困ってて私を頼ってきたわけ。
まあそれだけっちゃあそれだけの話なんだけどさ。
いや。
ホントに困ってて行くとこないならうち来てもいいよとか言ったら来るなんて言いやがったもんで。
(典子)それで若作り?いや。
若作りっていうか。
そのころ彼が好きだった服ね。
(典子)ふーん。
ハハハ。
久しぶりに着てみたら若作りって言われたわ。
切ないわ朝から。
(典子)切ないよねぇ。
うん。
切ないわ。
いや。
ねえ。
未練たらたらって思ってるでしょ?分かってるんだけど。
(典子)たらたらだ。
うんうん。
あまりにもあっけなくさいなくなっちゃったからさ。
何ていうんだろう。
嫌いになる時間がなかったっていうかさ。
アハハ。
何か朝からみっともねえな。
(典子)みっともないよね。
みっともない。
(えりな)あのう。
間違いなく遅刻だと思うんですけど。
うわ。
マジかよ。
つうかもう着替える時間とかなくなっちゃったし。
もう何。
バカ典子。
(典子)えっ?私?
(真平)いってらっしゃい。
お前な。
お前な。
(典子)カワイイよ。
カワイイ。
えっ?人の不幸の話を喜び過ぎだ少し。
(典子)何で?蜜の味っていうじゃない。
フフフ。
ねえ。
似合ってますよその服。
って遅いですよね。
遅いですよね。
でもどうもありがとうございます。
あのう。
分かります。
フッ。
何がですか?ちょっと違うかもしれませんけど。
私も突然妻を亡くしたんで。
ホントに突然に。
きついですよね。
何でも突然は。
ずっと気持ちの整理ができないでいる。
だから何となく分かります。
いや。
すいません。
あっ。
ありがとうございます。
あのう。
ゆうべ色々考えたんですけど。
はい。
あなたのことを嫌いになる理由。
ああ。
はい。
はい。
43個ほど見つかったんですけど今言いましょうか?いやいやいや。
結構です。
残念だな。
片っ端から。
43って何ですかそれ?いやいや。
43で眠たくなっちゃったんできっともっとあるんだと思う…。
・
(ノック)・失礼いたします。
市長。
お呼びでしょうか?
(市長)講演会に着用するのはどちらがいいと思いますか?あっ。
私はそういうのはちょっと…。
スーツは今私が着てるものを着ようと思います。
あっ。
あっ。
その白?あっ。
ちょっと失礼いたします。
すいません。
えっと。
あっ。
こちらです。
ええ。
断然こちらだと思います。
顔が映える…。
こちらにします。
はい。
もう結構。
行ってよろしい。
新手のパワハラか?意味分かんないよ。
(知美)あのう。
おう。
ちょっとご相談したいことがあって。
うん。
仕事のこと?真平のこと?
(知美)真平さんです。
おう。
何?
(知美)あのう。
ああ。
やっぱいいです。
課長は真平さんのお兄さんだし一応男だし。
一応って何だ。
一応って。
れっきとした男だよ。
(知美)あっ。
すいません。
お邪魔してすいませんでした。
いやいや。
(知美)失礼します。
おい。
真平のことならもう心配いらないよ。
心配なのは俺だよ。
(職員たち)お疲れさまです。
お疲れ。
(田所)うっ。
もう!田所。
俺がいないときの案件はお前がちゃんと処理しとけ。
俺は時間がないんだから。
(田所)でも皆さん課長をご指名すんだからしょうがないじゃないですか。
(田所)よっ。
ナンバーワン。
ここはホストクラブかお前。
苦情の指名頂きました。
ナンバーワン頂きましたってうれしくないだろ。
ちゃんと今度一条さん紹介するからな。
だいたいね無理があるんだよ。
兼務っていうのに。
(田所)課長。
そろそろ市長の講演始まりますよ。
うわぁ。
ちょっとみんな聞いて。
みんな聞いて。
俺がいないこれ。
案件は全部みんなで手分けして処理して。
こいつは当てになんないから。
いいね?頼んだよ。
(司会)本日ご講演いただきます現鎌倉市長である伊佐山良子市長ですが当市始まって以来初の女性市長として日々奔走しておられます。
市長。
たくさんお客さまいらっしゃってます。
(市長)長倉さん。
はい。
(市長)みんな何を期待してると思いますか?それはあのう。
市長の鎌倉に対する熱い思いといいますか。
(市長)つまらない男。
違うわ。
みんな私が失敗して「やっぱりあの女じゃ駄目か」「死んだ旦那はよかったけど女房だっただけの女に市長なんて無理だろう」そう思いたいの。
だから失敗を期待してる。
失敗とか失言。
いや。
そんなことはないと思います。
(市長)お水。
お…お水。
あっ。
なぜあなたを指名したか知ってますか?はい。
あのう。
邪魔にならないからだとか。
絶対に私がほれないからです。
つまらない男が死ぬほど嫌いなの。
ストロー。
ストロー。
えっと。
『ボディガード』って映画ご存じ?はい。
あのう。
ボディーガードと歌手が恋に落ちる映画ですよね。
素晴らしい映画でしたね。
ええ。
いや。
私あんまりあのう映画を見ないんですけども…。
ああいうことにならないようにあなたを選びました。
だってスキャンダルでしょ?秘書となんて。
口が悪くてごめんなさいね。
慣れて。
フゥー。
絶対に失敗しない。
客席で拝見してます。
頑張ってください。
つまらないせりふ。
・
(司会)伊佐山市長。
よろしくお願いいたします。
・
(武田)うーん。
この2人はどうなの?これ。
・
(万理子)違います。
そこは切れないんです。
・
(武田)これ切れないんですか?・
(万理子)とても大事なんです。
・
(武田)これ大事?いやぁ。
でもな。
・
(万理子)うり二つというところにここを注目して…。
・
(武田)でもうり二つでこれ…。
あっ。
これさ。
これさこの本さ。
ねえ?長くない?それで悩んでんでしょ?
(万理子)そのとおりでございます。
でも細かいとこまでよく書かれてるからどこ切ったらいいのか分かんないみたいなね?これさ。
このさ主人公の親友の女?これいらないんじゃないかな?
(万理子)ほう。
思い切って切っちゃいなよ。
もうもともと登場させないでその役割を主人公。
主役に背負わせるっていうのどう?
(飯田)主役がおいしくない問題も解決されますね。
(三井)キャスト費も抑えられます。
(武田)さすがですね千明さん。
フフッ。
でしょ?
(武田)駄目だなぁ俺は。
いやいやいやいや。
ほら。
客観的に読んだりしてるからさ分かることもあって。
(武田)ありがとうございます。
じゃあその方向でやりましょう。
(一同)はい。
(武田)あっ。
飯田さん。
事務所に電話して。
(飯田)はい。
分かりました。
いや。
そんなつもりじゃなかったんだけどさ。
(三井)万理子ちゃん。
ちょっといいかな?
(万理子)はい。
ハハハ。
(篠原)はい!フフフ。
ねっ。
やっちまいましたね私。
ごめんね。
三井さん。
(三井)大丈夫ですよ。
こういうとこがうざいのかもな。
あんときもそういうことしたんだろうな。
(三井)あんとき?うん。
(三井)あっ。
これのころのことですか?分かっちゃいますか?三井さんには。
(三井)分かっちゃいますね。
脚本書けなかったんだよね。
あいつ。
いや。
才能ないわけじゃないのよ。
でもコンクールで賞取るのとプロの仕事ってまたちょっと違うじゃん。
(三井)はい。
突然消えたのもそれが理由だったのかも?私あのときほら。
絶好調だったじゃん。
口では俺連ドラ向いてねえとか言ってたけどさカッコつけて。
ホントは心の中ものすごい焦っててさ。
私と一緒にいるのつらかったのかもなぁ。
「ねえ。
こういうの書けばいいじゃん」とか平気で言ってたし私。
(三井)言ってましたね。
うん。
そういうとこがいけなかったのかもな。
何か最近ね余計なことばっかり考えちゃうんだよね。
仕事つまんないからかな。
(三井)千明さん。
(万理子)あのう!ああびっくりした。
(万理子)失礼いたします。
あのう。
私これに応募してみようと思います。
何?
(万理子)これに入賞し人気脚本家になります。
そしてそしてプロデューサーは吉野千明さまじゃないと私は書かないと宣言いたします。
はっ!?三井さん。
柔らかい。
邪魔にならなくてちょうどよくてつまんない。
何なんだよ?俺。
意味分かんな…。
(店員)ありがとうございます。
(薫子)ありがとう。
ああ!?あーあ。
(薫子)ああー。
駄目駄目駄目駄目…。
(薫子)いやでも落ちちゃったし。
食べないでください。
アイスクリームに3秒ルールとかないですからね。
(薫子)そんな。
でももったいない…。
あっ。
あのう。
おごる。
おごりますおごります。
(薫子)えっ!?ホントですか?私もちょうど食べたかったんで。
(薫子)やった。
(薫子)長倉さん。
はい。
(薫子)私たちって似てますよね?えっ?似てる?
(薫子)私は主人。
長倉さんは奥さまを亡くされて。
中学生の子供が1人。
まあそうですね。
(薫子)再婚とか考えないんですか?再婚ですか?
(薫子)はい。
どうですかね?ハッ。
(薫子)私は…。
したくない。
もうこりごり。
ああ。
(薫子)死んだ人を悪く言うのはあれですけど最悪な人でした。
人間のくず。
ああ。
(薫子)離婚しようと思って。
毎日もめてて怒鳴り合いで。
そんなとき突然事故で亡くなりました。
(薫子)今とっても穏やかです。
毎日が何をしてても楽しくって楽しくって。
そうですか。
そんなふうには見えませんでした。
だから結婚はもうしたくないんです。
ああ。
(薫子)でもね…。
さみしいと思うときもあります。
このままなのかなって思うと。
あっ。
そうそう。
噂なんですけどね。
えっ?噂?はい。
鎌倉には私みたいにさみしい女性のための天使がいるんですって。
(薫子)知ってます?聞いたことあります?はい。
ええええええ。
何となく噂で聞いたことあります。
(薫子)ホントにいるんだぁ。
何かいい男らしいんですよ。
さみしそうにしてる女の人に「僕に何かできることある?」って声掛けてくれるんですって。
ああ。
ええええ。
らしいですね。
会ってみたいです。
私の前に現れてくれないかな?ハハッ。
でもホントに声掛けられたらどうしよう?私逃げちゃうかも。
あのう。
これも私が聞いた噂なんですけど。
はい。
何か天使引退したらしいですよ。
えっ?そうなんですか?ええ。
あくまでも噂ですけどね。
何だ。
あら残念。
(真平)えっ?どういうこと?
(知美)だから真平はずっと天使でいていいの。
えっ?
(知美)私ね色々考えたんだ。
そもそも何で真平を好きになったのかとか。
自分のために真平のよさっていうかそういうものをなくしてしまっていいのか。
それで真平は幸せなのかとか色々。
(真平)そうなの?
(知美)うん。
でね結論としていいんじゃないかって思ったわけ。
あなたはあなたのままで。
女の子としてはつらいけどあなたは天使をやって私はそれを認める。
許す。
でもあなたの帰ってくる場所は私。
まっ毎回ケンカにはなると思う。
でもねそういう男と女がいてもいいんじゃないかって。
いや。
「何が悪い文句あるか」ってそう決めたの。
これが私の愛です。
そうなんだ?
(知美)はい。
えっと。
ありがとう?
(知美)うん。
(真平)うん。
(従業員)いらっしゃいませ。
お待たせしました水谷さん。
マンションではなくて戸建てがよろしかったんですよね?
(広行)ええはい。
(典子)一戸建て?お姉ちゃんとのマンションじゃないの?
(従業員)奥さまとお子さまがお一人でしたよね?
(広行)ええ。
まあはい。
一応。
(従業員)こちらお庭もついてますし駅から徒歩8分なのでかなりお薦めですね。
(広行)お城みたい。
(従業員)後はですね…。
疑ってごめんなさい。
(典子)ああー。
(従業員)あっ。
こちらなんかいかがですか?
(広行)これ?
(従業員)こちら日当たりもいいですしお庭もついてるのでかなりお薦めです。
(広行)日当たりはやっぱりねよくないと。
(従業員)そうです。
大事ですもんね。
モヤシみたいになっちゃったりして。
ハハッ。
あるわけないっか。
涼太?ハハハ。
あっ。
そうか。
ホントに来たんだね?ああ。
うん。
ハハハ。
そっかそっかそっか。
あっ。
じゃあ奥だから。
よかったらどうぞ。
っていうか寝てた?
(涼太)ううん。
あっそう。
すぐ分かった?
(涼太)あっうん。
(飯田)何読んでんの?『絶望の国の恋人たち』でございます。
(飯田)ああ。
高山涼太さん。
(万理子)ご存じで?
(飯田)うん。
千明さんの元カレ。
ほら。
ポスト・イットの。
(万理子)えっ!?
(飯田)どうしたの?ただ今混乱中でございます。
(飯田)混乱?愛する方を傷つけたということへの怒り。
つまり嫉妬心。
そして第1回受賞者としての憧れ。
それらの感情が今頭の中をぐるぐると。
ぐるぐるとぐるぐると…。
(三井)危ない危ない!・涼太?はい。
・ビールでいい?あっうん。
・うん。
ちょっと待っててね。
ありがとう。
・うん。
お待たせ。
はい。
うん?うん?うん?何それ?写真?それ何?ちょっと待って。
あっ。
ハハッ。
挟まってた?そこに。
えっ。
ああうん。
ごめん。
勝手に。
いやいや。
全然大丈夫。
ハハッ。
あっそう。
あっ。
その服。
ねっ。
まるっきりかぶっちゃってるよね。
物持ちいいね。
うん。
そうだよね。
いやいや。
ちょっと気に入っててさ。
あのさ涼太。
うん。
ひとつ聞きたいことがあるんだけどさ。
うん。
うん。
あのうほら。
ポスト・イットに「ごめん無理」って書いてあったじゃん。
ああ。
うん。
うん。
どこが無理だったんだろう?私の。
えっ?ああ。
言った方がいいよね?うーん。
もうとっくに済んだことなんだけどさ何かこうずっと気になってて。
うん。
だから言ってくれると助かる。
うん。
うん。
(薫子)長倉さんは。
はい。
(薫子)異性のお友達っています?友達ですか?
(薫子)はい。
恋愛関係とかじゃなくって何でも言い合えるような女性のお友達。
うーん。
います。
(薫子)へえー。
うらやましいな。
そうですか?
(薫子)私異性のお友達っていないんです。
できたことないんです。
幼稚園から大学までずっと女子ばっかりでで大学出てすぐいわゆるできちゃった結婚で。
もちろんそれまでに恋愛はしたんですよ。
でもそれだけで。
私どうやら男の人にこびてるように見えるらしくて。
えっ?
(薫子)自分としては普通にしてるつもりなんですけど。
何かしぐさとかしゃべり方とか。
それに運動神経悪いんでとろいし。
ハハハ。
ごめんなさい。
(薫子)そういうのを全部ひっくるめてこびてるって女子校のとき結構攻撃されました。
怖そうですね。
(薫子)だからいまだに一人もできたことないんです。
男友達。
ふーん。
(薫子)憧れるなぁ。
でも無理なんですよね。
きっと私には。
そんなことないと思いますよ。
そうですか?ええ。
もしよかったら。
(薫子)はい。
私でよかったら友達になりますよ。
えっ?あっいや。
ちょっと調子に乗りました。
すいません。
すいません。
いや。
私じゃ…。
うれしい。
あっ。
あっ。
もしよかったらこれ。
奇麗なんで。
使ってください。
すいません。
こういうところがこびてるって思われるんですよね。
思いませんよそんなふうに。
ありがとうございます。
いえ。
じゃあよろしくお願いします。
恋愛にならない友達。
はい。
よろしくお願いします。
まああんたなら大丈夫か。
一緒にいても何も感じないし。
フフフ。
はっ?…みたいなこと言い合えるのが理想なんです。
あっ。
今からですよね?はい。
ここからですよね?今から。
今からです。
びっくりしました。
急にそんなこと言うから。
そんな急に変わるわけないじゃないですか。
いやまあ。
そうなんですけど。
わりとよくそれ言われたりするもんですから。
いえいえ。
違います。
えっ?マジで?ごめんなさい。
そっか。
そっかそっかそっか。
なるほど。
2014/04/24(木) 22:00〜22:54
関西テレビ1
<木曜劇場>続・最後から二番目の恋 #02[字][デ]【恋はいくつになっても上達しない】
主人公たちは2人合わせて100歳!!千明には痛い別れをした元カレ出現!!和平は娘の彼氏の母親と友だち契約!!恋だけはいくつになっても上達しない、大人の青春ドラマ
詳細情報
番組内容
千明(小泉今日子)の前に、かつての恋人でもある脚本家の高山涼太(加瀬亮)が突然現れる。涼太は、千明と暮らし始めて3日目に、「ごめん、無理」とだけ書いた付箋をマンションのドアに貼りつけて姿を消した相手だ。そんな涼太が、住む場所もなく、仕事も上手くいっていないと知った千明は、食事をおごり、もし困っているなら来てもいい、といって鎌倉の自宅住所を教える。
一方、和平(中井貴一)は、伊佐山市長
番組内容2
(柴田理恵)に呼び出され、ゴルフ練習のお供をする。その際伊佐山は、和平の荷物の中に、50代のセックスについて特集している男性週刊誌が入っていることに気づく。それは、一条さん(織本順吉)が原因で買う羽目になった雑誌で、グラビアページには、娘・えりな(白本彩奈)の彼氏の母親ということで知り合った原田薫子(長谷川京子)によく似た女性が載っていた。
あくる朝、千明は、涼太と付き合っていた当時の服を着て
番組内容3
カフェ『ナガクラ』を訪れる。それに反応し、つい「今日は若作りだ」と言ってしまう和平。そこへ、典子(飯島直子)がやってきた。夫・広行(浅野和之)が浮気をしているのではないかと疑っていた典子は、彼の後を尾行したのだという。と、そのとき、千明は、イスの上にあった男性週刊誌に気づく。それを覗き見たえりなは、グラビアのモデルを見て「彼氏のママにそっくり」と言い出し…。
出演者
吉野千明: 小泉今日子
長倉和平: 中井貴一
長倉真平: 坂口憲二
長倉万理子: 内田有紀
☆
高山涼太: 加瀬亮
原田薫子: 長谷川京子
水谷典子: 飯島直子
スタッフ
【脚本】
岡田惠和
【監督】
宮本理江子
加藤裕将
宮脇亮
【音楽】
平沢敦士
【制作】
フジテレビ ドラマ制作部
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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