アメリカのオバマ大統領が来日。
日米首脳会談に臨みました。
こんにちは。
情報まるごとです。
きょうはオバマ大統領の来日について、まるごとお伝えしていきます。
きのうは、銀座のすし店で、安倍総理大臣と非公式の夕食会に臨みました。
来日2日目です。
こちら、首脳会談を終えて、先ほど、共同記者会見が開かれました。
まるごとお伝えしていきます。
そして各地のニュースや話題です。
きょうは、北海道、そして鹿児島からです。
北海道からは、女性が放し飼いにされた土佐犬にかまれ、海で溺れて死亡した事件についてお伝えします。
そして鹿児島からは、田の神戻しと呼ばれる地域の伝統行事についてお伝えします。
ではオバマ大統領の来日についてお伝えしていきます。
昨夜、国賓として来日したオバマ大統領。
きょうは日米首脳会談に臨みました。
きのうからの動きをまとめました。
就任後、3回目の来日となったオバマ大統領。
今回は国賓としての訪問です。
警視庁は最高レベルの警備態勢を敷いて警戒。
都心の首都高速道路は、1時間近く閉鎖され、大統領専用車がゆっくりと都心に向かいました。
沿道の東京タワーは、アメリカ国旗の色にライトアップされました。
歩道の確保、ご協力お願いします。
反対側、もしくは前のほう、詰めてください。
きのうは、銀座のすし店で安倍総理大臣との非公式な夕食会。
すし店の前には、安倍総理大臣が。
2人は笑顔で握手を交わしました。
ホワイトハウスからの要請で選ばれたというこのすし店。
広さは僅か15坪ほど。
フランスのガイドブックで最高ランクの3つ星に7年連続で選ばれているほか、アメリカのドキュメンタリー映画でも取り上げられ、外国人客にも人気です。
出されるのは、口に入れるとシャリがほどけるふんわりとしたすし。
店主の小野二郎さん。
外側の米だけを固めるという、絶妙な力加減で握っています。
客の食べる早さや表情を観察することも欠かしません。
食べ終える頃合いを見極め、次のネタの準備を始めます。
3つ星の職人が握るすしを前にした両首脳は。
公開された昨夜の夕食会の画像です。
カウンター席で安倍総理大臣の隣に座ったオバマ大統領。
笑顔が見られます。
夕食会は午後10時過ぎまで、およそ1時間半にわたりました。
そしてきょう、首脳会談に先立って、皇居でオバマ大統領の歓迎式典が行われました。
宮殿の前庭で行われた式典には、天皇皇后両陛下をはじめ、皇太子さまや安倍総理大臣、すべての閣僚らが出席しました。
両陛下が大統領と会われるのは2回目です。
そしてオバマ大統領は、陸上自衛隊の儀じょう隊の栄誉礼を受けました。
式典では、日本の小学生やアメリカの大使館員など、160人余りも、両国の小旗を振って、大統領を歓迎しました。
このあと、宮殿の竹の間で、両陛下とオバマ大統領の会見がおよそ30分にわたって行われました。
宮内庁によりますと、この席の冒頭、天皇陛下が、今回、オバマ大統領を国賓としてお迎えすることができて、うれしく思いますと、歓迎のことばを述べられると、大統領は国賓として訪問することができて、自分も非常にうれしく思いますと答えたということです。
このあと、東日本大震災について、天皇陛下が、大震災のあとでアメリカから多大な支援を得たことに深く感謝いたしますとしたうえで、アメリカ軍による大規模な支援活動を取り上げ、特に、トモダチ作戦は、多くの国民の心に残るものでしたと話されたということです。
これに対してオバマ大統領は、日本とアメリカは、苦しいときにも助け合える関係となっていますと述べたということです。
天皇陛下はこのあと、さらに震災の話を続け、多くの漂流物がアメリカの沿岸に流れ着いていますけれども、ボールなどを持ち主に送り返してくれることに、アメリカ国民の優しさが感じられますと述べられたということです。
皇居では今夜、両陛下の主催で、歓迎の晩さん会が開かれます。
東京・元赤坂の迎賓館です。
オバマ大統領は、午前10時半過ぎから、安倍総理大臣との、日米首脳会談に臨みました。
安倍総理大臣とアメリカのオバマ大統領の日米首脳会談は、東京・元赤坂の迎賓館で、午前10時半過ぎからおよそ1時間半にわたって行われ、TPP・環太平洋パートナーシップ協定を巡る日米協議や、日米同盟の強化などを中心に、意見が交わされました。
このあと、両首脳は共同記者会見に臨みました。
これについて、オバマ大統領は、アメリカの大統領として初めて、沖縄県の尖閣諸島に、アメリカの日本に対する防衛義務を定めた、日米安全保障条約の第5条が適用されることを明言しました。
またTPP・環太平洋パートナーシップ協定については、次のように述べました。
その上で、共同声明はきょうの閣僚級協議の結果を見たうえで、発表する考えを示しました。
来日しているアメリカのオバマ大統領と、北朝鮮による拉致被害者の家族が、きょう面会しました。
被害者家族がアメリカの大統領と面会するのは、2006年のブッシュ大統領のとき以来で、拉致問題の早期解決へのオバマ大統領の理解と協力を、直接求めたものと見られます。
東京の迎賓館できょう午後行われた面会には、家族会代表で、田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんと、横田めぐみさんの両親の滋さんと早紀江さんが出席しました。
面会は日米両政府の間で調整が進められた結果、実現したもので、非公開でおよそ15分間にわたって行われ、先ほど午後2時前に終わりました。
被害者家族がアメリカの大統領と面会するのは、2006年、当時のブッシュ大統領に、横田めぐみさんの母親の早紀江さんと、弟の拓也さんが面会して以来となります。
面会の内容はまだ明らかになっていませんが、日本と北朝鮮の政府間協議がおよそ1年4か月ぶりに再開する中、被害者家族は、拉致が重大な人権問題であることに加え、高齢化が進み、解決までに残された時間が多くないことをオバマ大統領に伝え、早期解決への理解と協力を求めたものと見られます。
被害者家族はこのあと、記者会見して、面会の詳しい内容を明らかにすることにしています。
この面会の詳しい内容については、情報が入りしだい、お伝えしていきます。
では、にっぽんまるごとです。
最初は北海道からです。
犬の飼い主に警鐘を鳴らす事件についてです。
掛橋さん。
その事件とは、ことし2月、北海道白老町の海岸で、女性が溺れてて死亡しているのが見つかったものです。
警察は、放し飼いにされた土佐犬に襲われて溺れたと見て、飼い主の男を重過失致死の疑いで、きのう、逮捕しました。
逮捕されたのは、白老町の無職、佐治清容疑者。
重過失致死の疑いです。
事件が起きたのは、ことし2月26日です。
白老町竹浦の海岸で、近くに住む橋場トミ子さんが波打ち際で死亡しているのが見つかりました。
死因は溺死でしたが、体には犬にかまれたような痕がありました。
この海岸では、大型犬の土佐犬が放し飼いにされているのを、近くの人がたびたび目撃していました。
警察では、当時、土佐犬2頭を連れて海岸を散歩していた佐治容疑者から事情を聴くなどして、橋場さんが死亡したこととの関連について調べていました。
佐治容疑者は、海岸で手綱を放しました。
しばらくすると、こちらの海のほうから、女性の叫び声が聞こえ、駆け寄ると飼い犬が女性を襲っていたということです。
警察は、周囲を十分確認することなく、手綱を放したため、土佐犬が橋場さんを襲い、溺れさせたもので、飼い主の佐治容疑者の重大な過失が原因だった疑いが強まったとして、重過失致死の疑いで逮捕しました。
佐治容疑者は、事件当日、近くの駐在所に届け出た際には、女性が倒れていると伝えただけで、飼い犬の関与については説明しなかったということです。
調べに対して佐治容疑者は、間違いありませんと容疑を認めているということです。
今回の事件について、専門家は次のように指摘しています。
続いては、田の神戻しという、一風変わった伝統行事についてです。
鹿児島県薩摩川内市のふもと地区に伝わるこの行事。
田んぼの神様、田の神さぁが引っ越しをするもので、地域に欠かせない行事です。
その田の神さぁは、新婚家庭に1年間預かられたあと、毎年、別の新婚家庭に引っ越す習わしですが、この春、引っ越し先がなくなってしまいました。
原因は人口減少。
さて、どうなったのでしょうか。
県内各地に残っている神様、田の神さぁ。
五穀豊じょうを願って、田んぼのあぜ道などに祭られています。
薩摩川内市麓地区です。
ここでは一風変わった田の神さぁの伝統行事が行われてきました。
田の神さぁが新婚家庭に1年間預かられたあと、毎年4月10日に別の新婚家庭に引っ越すという、田の神戻しです。
子どもに恵まれることを祈って、江戸時代に始まったとされています。
その道中には、にぎやかな踊りが披露され、長く、地域で親しまれてきました。
しかし、ここ数年は行事の存続そのものが危ぶまれる事態になっています。
過疎化や高齢化で、地域の人口は減少。
昭和26年には、850人いた人口は今では3分の1近くの320人ほどになりました。
若者が少なくなり、田の神さぁをあずかる新婚家庭がなくなったのです。
こうした状況を受けて、地域の人たちは、知恵を絞って、なんとか行事を続けてきました。
おはようございます。
きょうも元気で頑張りますね。
この1年、田の神さぁを預かってきた、新森隼夫さんと妻のイツ子さんです。
結婚してから42年を迎えて、新婚ではありません。
別の市で離れて暮らす、新婚の長男夫婦がいるということから去年、田の神さぁを預かるよう、お願いされたのです。
以来、床の間に大切に置いて、供え物をささげてきました。
ことし田の神戻しを取りしきることになった、壮年団長の山口京介さんです。
みずからも19年前に田の神さぁを預かり、その後、子宝に恵まれました。
ことしは新婚の親戚がいるという人も見当たらなかったため、田の神さぁの行き先が決まらず、頭を痛めてきました。
4月10日が迫っても、預かる家は見つからず、結局、ことしは地域の公民館に納めることに決めました。
人目につかない場所にしまうことになりました。
苦渋の決断でした。
こんにちは。
引っ越しの1週間ほど前になって、田の神さぁを家庭で預かろうという人が現れました。
是枝忠昭さんです。
新婚でもなく、親戚にも新婚はいませんが、事態を見かねて、1年間預かることを申し出ました。
そして迎えた今月10日。
田の神さぁの引っ越しが始まりました。
田の神さぁが1年を過ごした新森さんの家には、地区の人たちが大勢集まりました。
まずは化粧直しです。
さらに田の神さぁを乗せる竹の籠を作っていきました。
準備がすっかり整い、いよいよ出発です。
引っ越しの道中では、男たちが恒例の踊りを披露していきました。
踊り手たちは、田の神さぁの分身とされていて、地域の五穀豊じょうや無病息災も祈っていきました。
出発から3時間後、是枝さんの家に無事、到着しました。
そして、再び床の間に大切に置かれることになりました。
地域の人たちを長くつないできた田の神さぁ。
人口減少が続く中で、伝統行事を残していこうという模索が、今後も続くことになりそうです。
難しい状況なのですけれども、でもまあ、田の神さぁ、預かってくれる先があって、本当よかったです。
そうですね。
こう見ても、非常にまろやかな表情をしていて。
愛らしい表情をしています。
これまでずっと地域を見守ってきた、その優しさを感じるような気がしますね。
長く続いてほしいと思います。
取材した新屋敷記者が、鹿児島放送局のスタジオにいます。
新屋敷さん。
ことし、田の神さぁを預かることになった是枝さんですけれども、ご自身の新婚のときには、預かったこと、あるんですか?
あります。
是枝さんは、昭和52年にみずからが結婚したときに、最初に預かっています。
さらに3人の子どもが、それぞれ新婚となったときにも、田の神さぁを預かっていて、これで5回目になるんです。
今回は新婚とは関係がありませんが、田の神さぁにごはんや焼酎などを供えて、大切に預かっているということです。
その大切に預かられているこの田の神さぁですけれども、いつ、誰が、一体作ったものなんでしょうか?
田の神さぁは、高さがおよそ40センチほどの石像です。
いつ、誰が作ったものかははっきりとは分かっていませんが、地元では、江戸時代に当時の村の人たちが作ったのではないかと考えています。
是枝さん、ことしはね、預かることになって、新婚ではありませんけれども、預かり先見つかって、来年は新婚の方、どうなんでしょうか、現れそうですか?
いいえ、今のところ、新婚が現れる見通しは立っていないということなんです。
地区には20代から40代の独身の男性は10人ほどいるものの、独身の女性はほとんどいないうえ、地区の中では新たな出会いの機会もないということなんです。
それでもこの地区では、今後、新婚家庭や新婚が親戚にいる家庭が再び出てくれば、田の神さぁを1年間預けて、本来あった行事の姿に戻していきたいとしています。
一方で、新婚にゆかりがある家が現れなくても、行事を守っていくために、今後は田の神さぁを地域の人たちが持ち回りで預かっていくことなども検討していきたいとしています。
またね、新婚のご家庭に迎えられるといいですね。
そうですね。
鹿児島放送局から、田の神戻しについてお伝えしました。
次は気象情報です。
奈良岡さん、きょうも暖かいですね。
そうですね。
きょうは午前中のうちから気温が20度を超えた所が多くなっています。
北日本でも気温が上がっています。
現在の札幌市中心部の様子です。
札幌市はすっきりと晴れています。
日ざしが降り注いで、気持ちよさそうですね。
朝は冷え込みが強まり、最低気温は3度7分まで下がりましたが、日ざしとともに気温がぐんぐん上がりました。
札幌は正午過ぎに、今シーズン初めて、気温が20度を超えたんです。
現在の気温は19度4分。
暖かくなっています。
札幌もぽかぽか陽気です。
では午後2時の気温を見ていきましょう。
午後2時、全国的に気温が高くなっていて、オレンジ色の表示の所、20度以上の所、目立ちますね。
北海道でも20度を超えている所があります。
特に、北海道釧路市阿寒徹別では、気温が25度2分と、今シーズン初めて夏日になりました。
そして熊本県でも、気温が26度まで上がりました。
気温が高くなっています。
日曜日にかけて、気温は日ごとに上がっていきそうです。
土曜日、日曜日は6月並みの気温の所が多く、場所によっては7月の気温になる所もありそうなんです。
では、きょうの天気図です。
きょうは天気図上に描かれていない前線の影響が沖縄ではありまして、沖縄は雨です。
そのほかの地域は、広くこの高気圧に覆われています。
このため、晴れている所が多くなっています。
日ざしと、そして暖かな空気が高気圧の縁を回るように流れ込んでいる影響で、北日本でも気温が高くなっているんです。
あすの予想天気図です。
あすも高気圧はあまり動きません。
広く覆われます。
このため、あすも広い範囲で晴れそうです。
気温もあすは、また一段と高くなりそうです。
暖かな空気の予想を見ていきます。
これは晴れると20度以上という暖かな空気。
きょうは西日本、そして北海道に流れ込みました。
あすの日中になりますと、広い範囲、この暖かな空気に覆われます。
そして日曜日にかけて、すっぽりと日本列島は、この空気に覆われたままとなりそうです。
気温の高い状態が続きそうです。
では、この先の気温の予想です。
まず、あす、以降、京都は日曜日にかけて、25度以上の夏日が続きそうです。
日曜日は最高気温が27度と、暑いくらいになりそうです。
そして盛岡でも、土曜日は24度、そして日曜日には26度と、これは7月中旬並みの気温になりそうなんです。
東京も土曜日、日曜日、最高気温は25度前後と、汗ばむ陽気になりそうです。
土曜日から大型連休初日という方も多いかと思いますが、大型連休は汗ばむ陽気でスタートします。
では全国のあすの天気です。
お伝えしていますように、来日しているアメリカのオバマ大統領と、北朝鮮による拉致被害者の家族が、きょう面会しました。
面会に同席した古屋拉致問題担当大臣は、次のように述べました。
大統領、入られてですね、皆さんとしっかり固い握手をされまして。
まず大統領のほうから、この拉致問題についての思いですね、大変な家族、自分も娘を2人持つ人間であると、そういう自分の最愛の子どもを、拉致をされているということは大変よく分かると。
ちょうど隣に総理がいましたんで、安倍総理はこの問題を、トッププライオリティーで、対応してると、よく承知してると、しっかりこの拉致問題の解決をサポート、指示をしたいと、そして日本政府とも、よく連携を取っていきたいという趣旨のことが冒頭ございました。
横田さん、早紀江さんから写真を見せましてね、最初に見せた写真は、横田めぐみさんが13歳のときの写真。
それから、20年ほど前に入手をした写真と、それからウンギョンさんの写真ですね。
これを見せまして、ウンギョンさんの写真を見ながら、あ、これはこの間、横田さんが会ったお孫さんですよねっていうことを、写真を見て承知してましたね。
そうですと、会ってうれしかったでしょうってお話をして、全くそのとおりですと、そういうような会話もありましたですね。
ー東京の迎賓館できょう午後、行われた面会には、家族会代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんと横田めぐみさんの両親の滋さんと早紀江さんが出席しました。
面会は日米両政府の間で調整が進められた結果、実現したもので、非公開でおよそ15分間にわたって行われ、先ほど午後2時前に終わりました。
被害者家族がアメリカの大統領と面会するのは、2006年、当時のブッシュ大統領に、横田めぐみさんの母親の早紀江さんと、弟の拓也さんが面会して以来となります。
先ほど行われたオバマ大統領との面会について、まもなく、拉致被害者家族の記者会見が行われます。
先ほど行われました、オバマ大統領との面会について、まもなく拉致被害者家族の記者会見が行われます。
東京の迎賓館で、きょう午後行われた面会には、家族会代表で、田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんと、横田めぐみさんの両親の滋さんと早紀江さんが出席しました。
面会は日米両政府の間で調整が進められた結果、実現したもので、非公開でおよそ15分間にわたって行われ、先ほど午後2時前に終わりました。
被害者家族がアメリカの大統領と面会するのは、2006年、当時のブッシュ大統領に、横田めぐみさんの母親の早紀江さんと、弟の拓也さんが面会して以来となります。
来日しているアメリカのオバマ大統領と、北朝鮮による拉致被害者の家族がきょう面会しました。
現在、東京・千代田区、中継の様子です。
このあと、まもなく拉致被害者家族の記者会見が行われます。
東京の迎賓館で、きょう午後行われた面会には、家族会代表で、田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんと横田めぐみさんの両親の滋さんと早紀江さんが出席しました。
面会は、日米両政府の間で調整が進められた結果、実現したもので、非公開でおよそ15分間にわたって行われ、先ほど午後2時前に終わりました。
被害者家族がアメリカの大統領と面会するのは、2006年、当時のブッシュ大統領に、横田めぐみさんの母親の早紀江さんと、弟の拓也さんが面会して以来となります。
先ほど行われたオバマ大統領との面会について、まもなく拉致被害者家族の記者会見が行われます。
家族会代表、田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんが今、会見場に到着しました。
これから記者会見が始まります。
そして横田めぐみさんの両親、滋さんと早紀江さんです。
記者会見が始まるところです。
オバマ大統領とは、どんな話をされたんですか?
まず、時間がなくてですね、8分でしたっけ。
だから本当の30秒ぐらいの話をして。
雰囲気的には、非常に厳しい顔で入ってきたんですね。
いつも、なんとなくニコニコしてる顔が、拉致被害者と会うということをたぶん意識して、被害者家族の悲しみを自分のものにして、たぶん、入ってきたんじゃないかって、直感的に思いましたね。
案の定、お父さんから言ってもらうか。
被害者のことを考えると、自分も2人子どもがいるので、すごく心に響くと、それを思うだけで、いても立ってもいられないような気分になりますよっていう意味のことばもありましたし、それで時間がないんであれなんだけど、私からも、一応、具体的にどう解決に向かったものが見えるのかなっていう中では、1つは例の、人権理事会の採択決議を受けて、安保理に付託するためのいろいろ手続き、あるいは根回し、あるいは圧力、そういったことでぜひとも、安保理として決議をして、実際の行動なりができるようにしてほしいというように具体的に話をしたら、彼いわく、この件については当然ながら、そこまで持っていく積もりだと。
それは今、日本、安倍総理を指さして、日本と緊密な連携のもとに、今進めるところですと、これからも当然、これが成功するようにやっていきますよというコメントももらいました。
そのほかはちょっと、時間がないんでね、横田さんのお話がまた…分ぐらいあったんですが、これは横田さんにもお話していただいて。
やはり拉致の被害者というのは、この間の国連のほうも、それから非人道的なものだって言うけど、13歳のときに連れていかれて、それから37年たってもまだ帰ってこれないんだということで、それは、その写真を見せたわけです。
全体で4枚しか持ってこなかったんですけどね。
それ見たら、私にも女の子が2人いるんです。
これは単に政治家としてではなくて、やっぱり親の立場として、こういうものは許されるものではないから、結局、日本政府なんかと協力して、解決していかなければいけない問題だと思うというようなことも話してくださいました。
滋さんのほうからはどんな話をされたんですか?
それは子どもが、拉致されてから何年たったとか、たったとか、それで写真を見せて、こんなに小さい子が、今は妻になり、大きくなっているんだということを話しました。
最初、入ってこられたとき、握手をされたんですか?
そうですね。
大統領のほうから、オバマ大統領のほうから?
そうです。
自然的にね、両方、一緒にって感じになるんだけど。
先にやっぱり大統領のほうから、われわれより先に、なんて言うかな、向こうが、通訳の方がついてますけど、その人と一緒に、やはりスタートが遅れているわけですから、多少、急ぎ気味だったですけど、拉致の話が出てきて、絶対これは解決しなければならない問題だということをおっしゃってました。
お話しされてみて、印象はどうでしたか?
そうですね。
あまり、なんていうか、向かい合ってするわけではなくて、非常にこう、立って話するんで、親しさを感じるというような、特にあんまり、向かい合って話してるという感じでは、あんまりなかったですね。
早紀江さんにもひと言、お願いいたします。
今、飯塚さんと主人の話ししたのが全部の話なんですが、ちょっと時間が短いだろうなと思ってましたので、めぐみの行方不明になったときの学生服の写真を2枚と、そして向こうが初めてよこしてきた、ここから上の、花柄のブラウスの写真と、それから向こうで白いコートを着て立ってる写真と、そしてウンギョンちゃんの、初めて…きたときの白いブラウスの写真を持っていったもんですから、このように、このときに連れて行かれて、そしてこんなものが出てきて、こんなになって、今は今は20足すぐらいの年代になってるっていう、それだけ時の流れがあるんですということで見せて、よく見てくださって、本当に大変な長い年月が流れているんだということを、やっぱり親として、人権問題っていうのじゃなくて、本当に人間の親として、父親として母親として、もうこれは本当に許せないことだから、それはその思いで、頑張って一生懸命、サポートしますっていうようなことを、きちんと…。
本当にありがたいことでした。
お孫さんに会われたことはご存じで?
そうですね、それで、その写真見たときには、これが、この間会ったお孫さんですねって言われて、これよりもっと大きくなって今は、いますよと言って、うれしかったでしょうって言われて、とてもうれしく思いますと、本当によい出会いを、出会えたことを本当にうれしく思いますっていうように言いました。
お店になられた写真って見せていただけますか?
今、ありますよ。
いつも皆さん、ご覧になってる、お見せしたものと同じものなので、珍しいものではないんですが。
これですね。
これと、これは同じですね。
これが初めてもたらされた写真ですね。
これはこのあとからもたらされた写真ですね。
これがあのときの、初めて出てきた孫の写真ですね。
これとこれが、このままの姿で、あの日に、11月15日に消えてしまっためぐみの姿です。
こういうものが出てきて、じゃあ、こんなになって…、それでいわれてるんですが。
待っていますから、これよりまだ二十何年プラスアルファの時間が消えてるということをいろいろなお話をさせていただきました。
お話になられた印象はどうでしたか?
印象ですね。
やっぱり時間が短いのとね、やっぱり、そんなにすぐに分からないんですよね。
でも。
やっぱり政治の問題だけじゃなくて、誰がそうなってもね、本当に大変な問題なんだっていうことをよく理解しておりますからということで、おっしゃってくださって、本当に人間的な方だなと思いました。
最初に、拉致問題というのは、日本の重要な課題であることを、もうすでに認識していると。
この解決のために、日米関係といういい関係を使って、具体的にこれから何をすべきか、何ができるのかっていうことを考えていきますよと。
本国に戻ってからも、この話はしますと、日本の拉致問題の話は、そういうふうな話もしてましたので、印象的には、まあ大統領ですからね、全然われわれと地位もレベルも違う人なので、それなりにきちっとした考えのもとに、協力体制を作ってやっていけるんではないかと思うんですけどね。
それにしても、取り巻く問題がたくさんあって、果たして拉致がどれだけクローズアップされるのかという心配もありますけど。
先ほど行われましたオバマ大統領との面会について、拉致被害者家族の記者会見をお伝えしました。
2014/04/24(木) 14:05〜14:55
NHK総合1・神戸
情報まるごと[字]
▽国賓として来日 オバマ大統領の動きを詳しく 【キャスター】小澤康喬,滝本沙奈,【気象キャスター】奈良岡希実子
詳細情報
出演者
【キャスター】小澤康喬,滝本沙奈,【気象キャスター】奈良岡希実子
ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 天気
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