(吉平)バカ野郎!何でじゃ…何で酒なんか!
(はな)本当に…ごめんなさい。
私…みんなの希望の光になれなんだ…。
(醍醐)ブラックバーン校長!大変です!
(富山)醍醐さん何事ですか?安東はなさんのお父様が暴力を振るっています!こうしてはなが起こしたブドウ酒事件はますます大きな騒動になっていくのでした。
・「これからはじまる」・「あなたの物語」・「ずっと長く道は続くよ」・「虹色の雨降り注げば」・「空は高鳴る」・「眩しい笑顔の奥に」・「悲しい音がする」・「寄りそって今があって」・「こんなにも愛おしい」・「手を繋げば温かいこと」・「嫌いになれば一人になってくこと」・「ひとつひとつがあなたになる」・「道は続くよ」おとう!ここは男子禁制だから!校長先生に会って謝るだ!
(悲鳴)
(ブラックバーン)Stop!You,sir!Getout!「出ていきなさい」とおっしゃってる。
ブラックバーン校長お話があります!
(茂木)お父様今日はお引き取り下さい。
さっきはなさんの事をたたいたそうですね。
はい…。
私は初めて娘に手を上げました。
(通訳する富山)
(英語)「今は冷静に話し合うのは無理です。
お帰り下さい」。
おとう…。
校長先生!先生方!娘がとんでもねえこんをしでかしちまって申し訳ありません!娘がしでかしちまったこんはどういでも許されるこんじゃありません!
(通訳する富山)申し訳ありません!本当に申し訳ありません!申し訳ありません!申し訳ありません!本当に申し訳ありません!申し訳ありません!申し訳ありません!申し訳ありません!お父様どうかもう…。
(英語)この件は校長先生が一旦預かるそうです。
さあ皆さんはお教室へ戻りなさい。
(綾小路)葉山様。
お兄様が校長室でお待ちです。
葉山様?葉山伯爵がご面会に。
(蓮子)分かりました。
(葉山)そんな事があったとは…。
妹によく言って聞かせます。
もういろいろ問題を起こしてるそうだな。
お兄様何しにいらしたの?しばらく東京を離れていてやっとご挨拶に伺ったんだ。
そうしたら案の定…。
なぜお前はどこへ行ってもそうなんだ。
妹もここを大変気に入ってる様子です。
どうぞよろしくお願い致します。
(茂木)そんなにたくさん…。
妹がお世話になるのですからこれぐらい当然です。
困りましたね…。
ではこの近くに孤児院がありますので恵まれない子どもたちに寄付をなさっては…。
分かりました。
そうしましょう。
お兄様。
やっかい払いできてよかったですね。
この金はお前にやるから二度と家に戻ってくるな。
孤児院に寄付するはずじゃ…。
多額の寄付をしておけばお前が何かしでかしても目をつぶってくれると思って小切手を切ったんだ。
妹に手切れ金を渡す兄もいるんですね。
ここを追い出されたらお前の居場所はもうどこにもないんだからな。
(ノック)・
(茂木)はなさん。
はい。
あなたに郵便です。
ありがとうございます。
製糸工場で働いている妹からです。
はなさんは4人兄妹でしたね。
はい。
うちは8人兄弟なの。
父は御一新で没落した士族でしたけど早くに亡くなって長女の私が弟や妹の面倒を見なければならなかったの。
母の内職を手伝いながら死に物狂いで勉強して師範の資格を取ったんです。
だからつい昔の自分にはなさんを重ね合わせてしまうの。
あなたが初めてここへ来た時の事今でもよく覚えてるわ。
回想よろしくお願いします。
(茂木)お父様に手を引かれて不安そうだったけど瞳はキラキラ輝いていて意志の強さみたいなものが伝わってきました。
そして英語の勉強に没頭するようになって分からない単語があると英語の辞書を引きに図書室まで走るあなたを見ていつも思ってました。
この子は人より苦労した分この学校できっとすばらしいものを身につけてくれると。
そう信じて応援してきたんです。
苦しみに耐えた分だけ人は成長するのですよ。
茂木先生…。
ごめんなさい。
私取り返しのつかない事してしまいました。
はなさん。
とにかく校長先生の判断を待ちましょう。
(ため息)
(かよ)「お姉やん勉強頑張ってるけ。
おらは製糸工場で毎日汗まみれになって働いてるだよ。
朝から晩まで休みもなくて監督さんにどなられてばっかしいるけんど辛抱しんきゃね。
一日の仕事が終わるとへとへとで寝るだけだ。
ここの楽しみは寝るこんだけだ。
つらくてたまらんときゃああのクッキーの事を考えるだよ。
お姉やんが焼いてくれた甘〜いクッキーの味を思い出すとどんなつらいこんも辛抱できるさ」。
「クッキーの缶はおらの宝物だよ。
お姉やん。
今度会ったらおらに夢の国みてえな女学校の話をうんとこさ聞かしてくれちゃあ。
おらお姉やんの事を考えると力が湧くだよ。
ほれじゃあさいなら。
かよより」。
かよ…。
はなはその時強く思いました。
「このまま退学になってたまるものか」と。
・どなた?蓮子さん。
はなです。
開けて下さい。
開けて下さるまでここを動きませんから。
お話があります。
女と女の対決です。
ご機嫌よう。
さようなら。
生字幕放送でお伝えします2014/04/24(木) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 花子とアン(22)「嵐を呼ぶ編入生」[解][字][デ]
吉平(伊原剛志)ははな(吉高由里子)とともにブラックバーン(トーディ・クラーク)の前で土下座し、必死にわびる。そんな姿を蓮子(仲間由紀恵)がじっと見つめていた…
詳細情報
番組内容
うわさを聞いて駆けつけた吉平(伊原剛志)は、事情を聞いてはな(吉高由里子)に手を上げ、涙を見せる。教師たちを前に土下座し、はなにも土下座させ、必死にわびる吉平。そんな父娘の姿を蓮子(仲間由紀恵)はじっと見つめていた。そんな折り、蓮子の兄・葉山晶貴伯爵(飯田基祐)が様子見で女学校を訪れ、学校に寄付を申し出る。だがその裏で、晶貴は蓮子に冷徹な言葉を浴びせるのだった。一方、再び謹慎の身に戻ったはなは…
出演者
【出演】吉高由里子,仲間由紀恵,伊原剛志,黒木華,ともさかりえ,浅田美代子,高梨臨,トーディ・クラーク,飯田基祐,【語り】美輪明宏
原作・脚本
【原案】村岡恵理,【脚本】中園ミホ
音楽
【音楽】梶浦由記
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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