昨夜の東京・銀座です。
来日したオバマ大統領を一目見ようと、大勢の人が集まりました。
そのオバマ大統領をすし店で迎えた安倍総理大臣。
きょうの首脳会談を前に、率直に意見を交わしたものと見られます。
おはようございます。
7時になりました。
安倍総理大臣とアメリカのオバマ大統領は、きょう首脳会談を行い、共同声明を発表することにしています。
日米両政府は、この共同声明で、沖縄県の尖閣諸島は、日米安全保障条約の適用範囲に含まれることを明記する方向で最終調整に入っていることが分かりました。
安倍総理大臣は、アメリカのオバマ大統領ときょう午前、首脳会談に臨み、昼過ぎに共同会見を行うとともに、首脳会談の成果を盛り込んだ共同声明などを発表することにしています。
日米両政府は、この共同声明で、尖閣諸島を含む日本の施政下にあるすべての領域は、日米安全保障条約の適用範囲に含まれることや、アメリカは尖閣諸島の施政を一方的に害しようとするいかなる行動にも反対するなどと明記する方向で最終調整に入りました。
さらに、安倍総理大臣が目指す集団的自衛権の行使容認について、アメリカは日本の集団的自衛権や、国連平和維持活動への参加に関する法的基盤の再検討を歓迎し、支持するとしています。
また沖縄県のアメリカ軍普天間基地の移設計画について、早期移設、沖縄の基地の統合は、アメリカ軍の長期的かつ持続的なプレゼンスを確実にするものとして、両国は沖縄の負担軽減に対するコミットメントを再確認するとしています。
ただTPP・環太平洋パートナーシップ協定を巡る日米協議が決着していないことから、共同声明は、最終的には確定はしておらず、日本政府関係者は、オバマ大統領がTPP交渉の前進を目指しているだけに、日米協議の行方によっては、共同声明の安全保障分野の表現に影響が出ることもありうるとしています。
就任後、3回目の来日となったオバマ大統領。
今回は、国賓としての訪問です。
警視庁は、最高レベルの警備態勢を敷いて警戒。
都心の首都高速道路は1時間近く閉鎖され、大統領専用車がゆっくりと都心に向かいました。
沿道の東京タワーは、アメリカ国旗の色にライトアップされました。
初日の予定は、銀座のすし店で安倍総理大臣との非公式な夕食会。
すし店の前には、安倍総理大臣が。
2人は笑顔で握手を交わしました。
公開された夕食会の画像です。
カウンター席で、安倍総理大臣の隣に座ったオバマ大統領。
笑顔が見られます。
夕食会は、午後10時過ぎまで、およそ1時間半にわたりました。
一方、きのうはTPPを巡って、都内で日米の閣僚級協議が。
日中の協議では、意見の隔たりは埋まらず、昨夜遅くからきょう未明にかけて、再協議が行われる異例の事態に。
日本が関税撤廃の例外とするよう求める、農産物5項目や自動車などについて意見を交わしました。
夕食会で、両首脳は何を話し合ったのか。
安倍総理大臣は。
スタジオには、政治部の小川記者と、オバマ大統領を同行取材している、ワシントン支局の広内記者です。
共同声明に、尖閣諸島が日米安全保障条約の適用範囲に含まれると明記される方向ということですが、まず小川さん、これ、踏み込んだ内容になりましたね。
仮にこれが明記されることになりますと、日米同盟の強化を目指す安倍総理大臣にとって、大きな成果になるといえます。
広内さん、アメリカ側にとってはどうなんでしょうか?
これまで大統領自身が、直接、尖閣諸島の防衛義務に言及したことはなかったため、相当踏み込んだといえます。
そうですか。
小川さん、日本側には、これでどういうメリットが、具体的にあるといえるんでしょうか?
安倍総理大臣にとって、今回の日米首脳会談の最大のねらいは、日米同盟の強化をアピールし、海洋進出を活発化させる中国をけん制することにあります。
尖閣諸島が日本の施政下にあり、安保条約の適用範囲というのは、尖閣有事の際にアメリカが守ることを意味します。
これまでアメリカの国務長官や国防長官が、同じ趣旨の発言をして、中国が反発してきました。
そうですよね。
今回は、日米の首脳どうしの会談で、しかも共同声明に明記されることになれば、南シナ海や東シナ海で、海洋進出の動きを強める中国に対して、力による現状変更は認めないという一段と強いシグナルを送ることになります。
安倍総理大臣の靖国神社参拝によって、日米関係がぎくしゃくしているという指摘もあっただけに、共同声明はこうした懸念を払拭するという効果を持つことにもなります。
そしてアメリカ側も、相当踏み込んだということですが、そのねらいはどういうところにあるんでしょうか?
アメリカ側は当初は、尖閣諸島の問題を、共同声明に明記することには慎重な立場でした。
といいますのも、アメリカは経済成長著しい中国との関係も重視していまして、この首脳会談の場で、中国を過度に刺激する必要はないと考えていたんです。
しかし、日本との温度差が強調されれば、日米の分断を図りたい中国を利するだけだという意見もありました。
またですね、シリアやウクライナ情勢の対応で、指導力を十分に発揮できていないオバマ政権に対しては、中国と対立を抱える日本などから、その外交姿勢を不安視する見方もあったんです。
このため、オバマ政権としては、ここで踏み込んだ表現を使って、防衛義務を果たす固い決意を示すことで、日本の懸念を払拭し、アメリカの威信を取り戻すねらいもあるんだと思います。
そういう思惑があるんですね。
さあ、もう一つの焦点、TPPの日米協議。
一致点は見いだせるのでしょうか。
TPPの日米協議は、昨夜からきょう未明にかけても閣僚級協議が行われるという異例の事態になりました。
関係者によりますと、特に豚肉と自動車の交渉が難航しているということです。
アメリカ側は豚肉について、日本の想定を上回る関税の引き下げなどを主張。
自動車では、安全や環境に関わる自国の規制基準を満たせば、一定の台数を輸出できる制度の導入などを要求し、日本側は安全基準などは主権に関わる問題だとして、強く反発したということです。
このTPPで、アメリカが攻めの姿勢を貫こうとしているようですね。
アメリカは一貫して、このTPPを今回の首脳会談の最重要課題と位置づけていまして、日本側に繰り返し譲歩を迫ってきました。
この未明に及んだ閣僚級協議も、なんとしても合意にこぎ着けたいというオバマ大統領の強い決意の表れだと思います。
そもそもアメリカとしては、原則、関税撤廃を目指すTPPに、日本も入った以上は、関税の大幅な引き下げに応じてもらわなければならないという思いがあります。
アメリカ議会などからは、日本だけ特別扱いはできず、妥協しないなら、もはや日本抜きで交渉をまとめるべきだという意見まで出ているんです。
そうですか、強気ですね。
ただ、簡単に譲れないというのは、日本側も同じですよね?小川さん。
安倍政権にとってもTPPは成長戦略の柱です。
日米が主導して、アジア太平洋地域の新しい貿易ルールを作ることは、経済の面でも台頭している中国を、けん制するという意味合いもあります。
ただ、アメリカの求めに応じて関税を撤廃することになれば、日本の農業を守ることができないという危機感もあり、仮に日本側が大きく譲ることになれば、農業団体だけでなくて、自民党からの政権批判が噴出しかねず、大きく譲歩することはできないという事情もあるんです。
このままですと、お互いに譲ることなく、首脳会談を迎えることになりますね。
見通しはどうなんでしょうか。
TPP交渉のキープレーヤーである日米の協議がまとまらないままでは、このTPP交渉自体が漂流しかねず、こうした事態を避けるため、日本政府はなんらかの妥協点を探りたい考えです。
きょう未明に行われた閣僚級協議について、政府関係者は、異例の対応で何かあると思ったほうがいいと述べていまして、きょうの首脳会談に向けて前進を図るため、ぎりぎりの交渉が行われたものと見られます。
何か気になりますね。
広内さん、この首脳会談、着地点を見いだすことができるのかどうか、そのへんどうでしょう?
このアメリカとしては、対中国の問題で、日本の要望に応じるからには、今度はTPPで、アメリカの希望を聞いてもらいたいという思いもあるんだと思います。
首脳会談で落としどころが見いだせなければ、TPP交渉が行き詰まるだけでなく、日米の信頼関係そのものにも影響しかねない重大な局面を迎えています。
注目ですね。
ここまできょう行われる日米首脳会談についてお伝えしました。
ところで、北朝鮮による拉致被害者の家族が、オバマ大統領ときょう面会することが分かりました。
拉致問題の早期解決への理解と協力を、オバマ大統領に直接求めることにしています。
北朝鮮による拉致被害者の家族会は、オバマ大統領の来日に合わせて面会が実現できないか、日本政府を通じて打診していました。
関係者によりますと、日米両政府の間で調整が進められた結果、きょう面会が行われることが固まったということです。
被害者家族がアメリカの大統領と面会するのは、2006年のブッシュ大統領のとき以来で、当時、ホワイトハウスで大統領と面会した、横田めぐみさんの母親の早紀江さんのほか、父親の滋さんと、家族会代表で、田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんが出席する予定です。
また面会には、安倍総理大臣のほか、岸田外務大臣、古屋拉致問題担当大臣も同席するということです。
NHKの取材に対し、家族会代表の飯塚繁雄さんは、こちらから要望していた経緯もあり、面会が実現することになってよかった。
拉致問題の解決につながるよう、大統領ときちんと話をさせていただきたいと話しました。
拉致問題を巡っては先月、日本と北朝鮮の政府間協議が、およそ1年4か月ぶりに再開しています。
被害者家族は、拉致が重大な人権問題であることに加え、高齢化が進み、解決までに残された時間が多くないことをオバマ大統領に直接伝え、早期解決への理解と協力を求めることにしています。
次は韓国で起きた旅客船の沈没事故についてです。
沈没は、船が傾いたあとで元に戻ろうとする力が働かず、バランスを失ったことが原因の一つと見られることから、韓国の検察は、運航前の安全検査を担当した機関などを捜索し、検査に問題がなかったか調べています。
きのうの韓国・チンド。
事故現場近くでは、まだ安否が分かっていない人へのメッセージが張り出されていました。
今月16日、修学旅行中だった高校生300人余りを含む、乗客・乗員476人を乗せた旅客船セウォル号が沈没した事故。
これまでに高校生など159人の死亡が確認され、今なお、143人の安否が分かっていません。
この事故では、セウォル号は傾きだしてからそのまま転覆まで至っており、傾いた状態から元に戻ろうとする船本来の力、復原力にも問題があったのではないかと指摘されています。
これについて韓国の検察は、きのう、セウォル号の復原力などの安全検査を行った機関、韓国船級と、積み荷の安全性などについて出航前の検査を担当していた、韓国海運組合を捜索し、運航管理記録などの資料を押収しました。
検察は、押収した資料を分析するとともに、担当者から話を聞き、過積載が行われていなかったかや、積み荷がきちんと固定されていたかなどについて、こうした検査機関にも問題がなかったか調べを進めています。
そして、船がバランスを失ったまま沈没に至った原因について、詳細に検証し、解明することにしています。
東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の処理設備、ALPSで、処理に必要な薬剤を注入する配管の弁が閉まっていたために、処理を停止するトラブルがありました。
東京電力は、弁を開け忘れた作業ミスの可能性もあると見て、調べています。
福島第一原発の汚染水の処理設備、ALPSで、おととい、3つある処理系統の1つで、途中で取り除く必要があるカルシウムの濃度が下がらなくなり、東京電力はこの系統の処理を停止しました。
カルシウムは汚染水を処理する際の障害となるため、炭酸ソーダという薬剤を使って取り除きますが、東京電力が調べたところ、炭酸ソーダを注入する配管の弁が、閉まっていたことが原因と分かりました。
東京電力はこの弁を開き、昨夜、この系統での処理を再開しました。
この系統は、先月下旬、汚染水が異常に白く濁る別のトラブルがあり、おととい処理を再開したばかりで、東京電力は再開の際に弁を開け忘れた作業ミスの可能性もあると見て、調べています。
ALPSは、ほとんどの放射性物質を取り除くことができる汚染水処理の要の設備として、今月からの本格運転を目指し、去年から試験運転を始めましたが、トラブルやミスによる停止が相次いでいて、安定した運転が課題になっています。
日中戦争前後の船の賃貸料を巡る賠償訴訟で、支払いに応じていないとして、商船三井が中国の裁判所に船を差し押さえられた問題で、商船三井がきのう、裁判所の決定に基づく29億円余りに金利分を加えたおよそ40億円を、供託金という形で中国側に支払ったことが分かりました。
事業への影響が広がらないよう、差し押さえの速やかな解除につなげるねらいがあるものと見られます。
この訴訟は、日中戦争前後の貨物船の賃貸料などが未払いだとして、中国の船会社の関係者が日本の船会社に賠償を求めていたもので、この会社を吸収合併した商船三井は、2007年、中国の裁判所から、日本円で29億円余りの支払いを命じられました。
商船三井が示談の可能性を探って支払いに応じていなかったところ、今月19日、浙江省の港で、所有する鉄鉱石運搬船を中国の裁判所に突然差し押さえられました。
こうした事態を受けて、商船三井は対応を検討してきましたが、関係者によりますと、きのう、裁判所の決定に基づく29億円余りに金利分を加えたおよそ40億円を、裁判所への供託金という形で支払ったということです。
差し押さえが長期化すれば、取り引き先も含めて事業への影響が懸念されるため、支払いに踏み切ることで、差し押さえの速やかな解除につなげるねらいがあるものと見られます。
ウクライナ東部で、地方政府の庁舎などを占拠している親ロシア派の武装集団に対し、アメリカやロシアなどが退去を求めることで合意してから1週間がたちました。
しかし、武装集団に退去の動きは見られず、新たな衝突も懸念されています。
各地では親ロシア派の行動に同調する若者も出始め、新たな懸念材料になっています。
親ロシア派の武装集団などによる地元政府の庁舎や警察署の占拠。
23日には、東部の14の市や街にまで広がっています。
その中で目立つのが若者の姿です。
当初は一部の過激なデモ隊の行動にとどまっていましたが、これに同調する若者が増えているのです。
その一人、マクシム・アレストフさんです。
ロシアとの国境に近い町の資材倉庫で働き、月収は日本円でおよそ2万円。
生活は苦しく、暫定政権への不満を募らせています。
鉄鋼業や軍需、航空宇宙産業が盛んなウクライナ東部。
その取り引き先の多くはロシアです。
ロシアとの関係がこのまま冷え込めば、東部の経済は低迷し、若者の失業者はさらに増えることが予想されます。
不満を持った若者が建物の占拠に加わることに、市民の間からは懸念する声も強まっています。
暫定政権の統制が利かず、アメリカもロシアも非難の応酬ばかりで、事態打開の糸口は一向に見えません。
このまま長期化すれば、若者たちが新たな混乱を引き起こすおそれも出ています。
緊張が続くウクライナ東部。
アメリカ国務省のサキ報道官は23日、現地で取材していたアメリカ人記者が、親ロシア派に拘束されたという情報があると明らかにしました。
このジャーナリストは、アメリカのドキュメンタリー制作会社、バイス・ニュースの記者、サイモン・オストロフスキー氏と見られ、バイス・ニュースではホームページで、オストロフスキー記者の安全を確保するため、国務省などと連絡を取っているという声明を発表しています。
北朝鮮が、核実験の準備とも受け取れる動きを見せています。
これについて、韓国政府の当局者は、北朝鮮は、いつでも奇襲的に核実験をできる段階に来ているとして、核実験の準備はすでに完了したという見方を示しました。
韓国国防省は記者会見で、北朝鮮北東部のプンゲリにある核実験場で、核実験の準備とも受け取れる動きがあることを明らかにしました。
また外交筋は、NHKの取材に対し、3回目の核実験の直前と同様に、核実験場の坑道の入り口に黒い幕がかけられたことも明らかにしています。
これについて、韓国国防省の当局者は、北朝鮮はいつでも奇襲的に核実験をできる段階に来ており、事実上、すべての準備が出来たと評価していると述べ、核実験の準備はすべて完了したという見方を示しました。
その上で、衛星写真以外にも、さまざまな情報収集の手段があり、アメリカと韓国の情報当局の判断が正しいと述べて、米韓両政府がさまざまな情報を総合的に分析した結果として、北朝鮮が4回目の核実験を今後、短期間のうちに強行する可能性も排除できないという認識を改めて示しました。
韓国政府は、アメリカ政府と緊密に情報交換をしながら、24時間態勢で監視と警戒を続けています。
スポーツ、西堀アナウンサーです。
おはようございます。
きょうはサッカーですね。
ワールドカップブラジル大会開幕までは50日を切りました。
活躍が期待される選手が多く出場する、ヨーロッパチャンピオンズリーグも、いよいよ準決勝です。
ホームアンドアウエー方式で行われていまして、第1戦、きのうはスペインのアトレティコマドリードとイングランドのチェルシーが対戦しまして、0対0の引き分けでした。
先ほど終わったもう1試合なんですが、スペインのレアル・マドリード対ドイツのバイエルンミュンヘンの強豪対決なんですが、レアル・マドリードはといいますと、14得点で絶好調なんですよね。
ポルトガル代表のエース、クリスチアーノ・ロナウドがいますよね。
対するバイエルンミュンヘンなんですが、オランダ代表のロッベン、フランス代表のリベリーと、各国のエース級がそろっています。
さて、結果はどうだったんでしょうか。
レアル・マドリードのホームで行われた第1戦。
レアル・マドリードは前半19分、クリスチアーノ・ロナウドが起点になります。
おっ、決まりました。
ロナウドからのスルーパスに、ポルトガル代表、コエントラン。
そして決めたのは、フランス代表のベンゼマでした。
ナイスゴール。
さらに26分、ロナウドに絶好のチャンス。
うーん、惜しかった!
一方、2連覇を狙うバイエルンミュンヘンは後半17分。
得意のドリブルからロッベン。
さらに36分にはドイツ代表のミュラー。
うーん、惜しいシュートですね。
チャンスを生かせず、第1戦はレアル・マドリードが取りました。
ロナウド選手、ゴール決められずに、最多得点にならなかったということですね?
そうなんですね。
本当に、代表選手ばかりで、すごい試合でしたね。
そうですね、準決勝の第2戦なんですが、今月29日と30日に行われて、決勝進出チームが決まります。
さあ、続いてはアジアチャンピオンズリーグです。
こちらもワールドカップでの活躍が期待される、日本代表と、ウルグアイ代表の2人が見せました。
セレッソは勝てば、決勝トーナメント進出です。
1点を追う後半、まずは柿谷。
うん、決まった!
日本代表、山口からのパスを冷静に決め、同点ゴール。
柿谷は公式戦、8試合ぶりの得点です。
さあ、今度はウルグアイ代表、フォルラン。
ここから?見事ですね。
セレッソは逆転勝ちで、3年ぶりの決勝トーナメント進出です。
近くないですか?
近づきましたね。
ちょっと気になりますね。
柿谷選手、8試合ぶりのゴールだったんですね。
そうなんですよね。
Jリーグでは、今シーズンはゴールがなかったので、心配でしたけど、これから点を重ねていってほしいですよね。
で、もう1試合なんですが、サンフレッチェが、セントラルコーストマリナーズに勝って、決勝トーナメント進出を決めました。
これで日本勢はといいますと、サンフレッチェ、セレッソ、フロンターレと3チームが決勝トーナメント進出です。
ここまでスポーツでした。
さて、来年の春に卒業する予定の学生のうち、先月末の時点で企業から内々定を得ていると答えた学生が16%と、前の年を5ポイント余り上回っていることが、就職情報サイト運営会社の調査で分かりました。
優秀な人材を確保しようと、採用を前倒しする企業が増えていると分析しています。
これは、就職情報サイトを運営するマイナビが、登録している大学生と大学院生を対象に調べたもので、およそ6600人から回答を得ました。
来年の春に卒業する予定の学生の就職活動は、今月から大手企業の採用試験が始まりましたが、先月末の時点で、すでに内々定を得ていると答えた学生は、16.4%と、前の年の同じ時期を5ポイント余り上回りました。
このうち男子学生は、文系の学部などに所属している学生で18%、理系で18.8%と、いずれも前の年を6ポイント余り上回り、女子学生も文系、理系ともに13.8%と、およそ4ポイントから5ポイント上回っています。
マイナビ就職情報事業本部の石田力主任研究員は、景気回復による人手不足もあって、優秀な人材を確保しようと、採用を前倒しする企業が増えていると見られると分析しています。
暮らしを便利にしてくれる、パソコンやスマートフォンのアプリ。
ゲームから地図、家計簿までさまざまな機能のものがあり、利用者は増え続けています。
IT業界はスマートフォンなどの普及に伴って、今後も大きな成長が期待されています。
ところが業界では、アプリの開発に当たる、高度な技術を持った人材が足りない、厳しい状況に陥っているといいます。
現状を取材しました。
今月、都内で開かれたアプリのコンテストです。
予選も含めると、参加したのは全国の高校生から大学院生まで600組。
自分たちで開発したアプリの技術の高さやアイデアを競います。
ゲームやスポーツの指導者向けのアプリなど、幅広い作品が出品されました。
このコンテストを主催したのは、大手IT企業などで作る業界団体。
去年初めて開き、ことしが2回目です。
IT技術者が不足する中、優れた人材を発掘しようとしているのです。
独立行政法人の情報処理推進機構が、IT関連の企業を対象に行った調査です。
人材が不足していると答えた企業は、5年前の49%から、去年は82%に急増しました。
人材不足のきっかけは、スマートフォン用のアプリ市場の急速な拡大です。
アメリカの調査会社の推計では、国内のアプリの売り上げは、去年までの1年間で3倍に広がっています。
膨張するアプリ市場に対し、IT業界では、人材確保が追いついていません。
ゲームアプリで急成長した大手インターネットサービス会社です。
研修を受けているのは、この春にIT技術者として入社した47人。
プログラミングなどの実践的な技術を学んでいます。
ところが、このうちおよそ10人は、ソフト開発の経験がありません。
企業間の獲得競争が厳しいため、技術のある人材だけでは、採用枠を埋められないのです。
人材不足は、経営にも影響を及ぼしています。
この会社では、事業拡大の一環として、体に身につけるウェアラブルと呼ばれる情報端末向けのサービスや、教育の分野などに乗り出すことを検討していました。
しかし技術者が足りず、一部の教育サービスしか実現できていません。
なんとか人材を確保しようと、この会社ではほかの企業からの技術者の引き抜きを進めています。
アプリの品質管理の責任者を務めるこの男性は、大手光学機器メーカーから転職しました。
前の会社で通信システムの開発を務め、インターネット関連の高度な技術がありました。
会社では、さらに5人を他社から引き抜きたい考えです。
しかし、見込みは立っていません。
こうした人材不足は、ほかの業界にも波及し始めています。
こちらの大手人材仲介会社には、IT業界に人材を奪われた、自動車メーカーや電機メーカーからの求人が殺到しています。
車のエンジンや、家電の出力を制御するコンピューターのソフトの開発者の場合、求人倍率は7.72倍。
1人の技術者を7、8社が奪い合う状況です。
さまざまな機器のIT化が進む中、専門家は官民を挙げてIT技術者の育成に、新たに取り組む必要性を指摘しています。
成長が期待される一方で、優れた技術者をどう確保するか。
IT業界の必死の取り組みが続いています。
続いて、世界が注目!ネット動画のコーナー、寺門アナウンサーです。
けさはこの時間、まだちょっと眠いという方も、目が覚めるような思わぬハプニングを捉えた海外の動画、3つご紹介します。
まずはロシアからです。
夜11時過ぎ、地下鉄に乗ったら、なぜかホームの反対側の扉、これ、壁側なのに、こちらも開いていました。
なんですか?嫌な予感。
大丈夫ですかね?
音楽もちょっと不穏な。
あれ?閉まってないじゃないですか。
あっ、動きだしましたよ?
そうなんです、この運転手も車掌もドアの故障に気付かないまま、これ、両側の扉が開いた状態で、発車してしまったんです。
ちょっと!ちょっとでも危ないですよ。
見に行かないほうがいいよ。
笑ってる場合じゃない。
乗ってる方が髪なびいちゃってました。
そして続いてはスウェーデンから。
ギターで自慢のテクニックを披露していた22歳の男性です。
かっこいいですよ。
完全に自分の世界に入っていますね。
そして曲のクライマックス、本人の気持ちも最高に盛り上がって。
ああっ!あーあ!
これ、ギターとアンプを結ぶコードが短くて、カメラに近づいてきたときに、テレビのケーブルまで引っ張ってしまったんです。
大変なことになってますよ。
ことばを失ってますもんね。
そして最後は、アメリカ・ニューヨーク州から。
これ、今は使っていない自分の家の古い倉庫。
男性がジャンプしたタイミングと、倉庫が雪の重さで潰れる瞬間が、ぴったり合ってしまったんです。
そんなことが?
曲がちょっと本当に本当に偶然だったっていうことですか?
だってタイミングだって、合ってるように見えるんだもん。
なんか一見、ジャンプで壊れたように見えますが、でもよく考えたら、人一人跳んだぐらいじゃあ、お2人は机の上の山のようになっている資料ぐらいは崩れるかもしれないですけど。
倉庫は崩れない。
これは男性、体重75キロなんですけど、この倉庫、築も50年で、もともと雪の重みでかなりきしんでいたそうなんですね。
で、お友達が跳んでみたら、壊れるかもよと、冗談で言ったら、本当にそのタイミングがぴったりと合ってしまったと、奇跡的な、まさに思わぬハプニングを捉えた瞬間でした。
びっくりで。
でもこの方もリアクション大きいね。
さすが。
いやぁ、びっくりしました。
世界が注目!ネット動画でした。
では続いて気象情報です。
きょうも気持ちのいい陽気、続くんでしょうか。
渡辺さん。
気持ちのいい陽気、きょうも続きそうです。
今が本当に一年の中で快適で、過ごしやすくてこんな時期は本当に短いですから、本当に楽しみたいですよね。
私もきょうのランチ、公園で食べたいなと思います。
ただ、日ざしが強いので、うっかり日焼けは気をつけたいですね。
さあ、きょう日中も暖かさ続きますが、特にその中でも北日本ではぐーんと気温が上がって、初夏のような陽気になりそうなんです。
さて、もうそろそろ大型連休の天気が気になるころですね。
あす以降の予報を見ていきましょう。
けさ、お伝えしているニュースです。
首脳会談後の共同声明に明記する方向で、最終調整に入りました。
きのう、日本に到着したアメリカのオバマ大統領。
銀座のすし店で安倍総理大臣との非公式な夕食会に臨みました。
きょうは日米首脳会談が行われ、会談のあと、共同声明が発表されることになっています。
この共同声明で、日米両政府は、沖縄県の尖閣諸島が、日米安全保障条約の適用範囲に含まれることを明記する方向で、最終調整に入りました。
ただ日本政府関係者は、TPP・環太平洋パートナーシップ協定を巡る日米協議の行方によっては、共同声明の表現ぶりに影響が出ることもありうるとしています。
日米両政府は、北朝鮮による拉致被害者の家族が、きょうオバマ大統領と面会する機会を設けることで合意しました。
拉致被害者の家族は、問題の早期解決に向けて、直接協力を呼びかけることにしています。
難航する交渉。
政治決断で打開できないか、意見が交わされるものと見られます。
TPP・環太平洋パートナーシップ協定を巡り、昨夜からきょう未明にかけて、再度行われた日米の閣僚級協議。
関係者によりますと、協議では、アメリカ側が日本の想定を上回る豚肉の関税引き下げなどを主張したほか、自動車についても自国の規制基準を満たせば、一定の台数を輸出できる制度の導入などを要求。
日本側が反発したということです。
安倍総理大臣とオバマ大統領は、きょうの首脳会談でもTPPに時間を割き、政治決断によって、事態を打開できないか、意見が交わされるものと見られます。
東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の処理設備、ALPSで、処理に必要な薬剤を注入する配管の弁が閉まっていたために、処理を停止するトラブルがあり、東京電力は、弁を開け忘れた作業ミスの可能性もあると見て調べています。
2014/04/24(木) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼オバマ大統領が国賓として来日しました。日米首脳会談の焦点など詳しくお伝えします▼スマホアプリのIT技術者が不足し自動車産業などから人材の流入が始まっています。
詳細情報
番組内容
▼オバマ大統領が国賓として来日しました。24日の日米首脳会談では、TPP=環太平洋パートナーシップ協定や中国の海洋進出などについて意見が交わされる見通しです。来日後の動きや会談の焦点などについてお伝えします。▼スマホのアプリ市場が急拡大する中、開発を担うIT技術者が足りなくなっています。日本の産業全体に影響しかねないと指摘される人材不足。最前線の動きをお伝えします。
出演者
【キャスター】阿部渉,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】西堀裕美,【気象キャスター】渡辺蘭
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ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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