2014年4月26日03時22分
浜松東署は25日、浜松市南区芳川町の芳川町交番で警察官らを脅して金を奪おうとした疑いで、住所・職業不詳の自称鈴木克明容疑者(60)を強盗未遂容疑で現行犯逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
署によると、25日午後0時20分ごろ交番に来た鈴木容疑者は、包丁(刃渡り15センチ)を振り回しながら「金を出せ」と、交番にいた横関文彦警部補(40)ら2人を脅かした。横関警部補は近くにあった警杖(長さ125センチ)で包丁をたたき落としたが、鈴木容疑者はすぐに胸ポケットから果物ナイフ(刃渡り10センチ)を取り出したという。
この間、交番にいた松下しのぶ交番相談員(54)が警察電話で110番通報。パトカーで2人の警察官がすぐに駆けつけ、横関警部補とにらみ合っていた鈴木容疑者に対し拳銃を構えて警告。鈴木容疑者が果物ナイフを捨てたところを押さえ込み、発生から数分後に現行犯逮捕したという。
渡辺二朗・副署長は「拳銃を構えたのは、逮捕や逃走防止、自己・他人の防御などにあたり、適切だった」と話した。
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朝日新聞社会部
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