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事件
【韓国旅客船沈没】過積載、右急旋回、荷崩れ、避難誘導なし…動かぬ「人災」、お粗末すぎる安全管理
韓国南西部珍島沖で沈没した旅客船「セウォル号」の事故原因はいまなお特定されていないが、急旋回したことで過積載の積み荷が荷崩れし、転覆に至ったとの見方が有力だ。船長が真っ先に脱出したり、運航会社が安全教育を怠るなどずさんな安全管理態勢が被害を拡大させた疑いも浮上。韓国船舶史上最悪の惨事となった今回の事故について、専門家からは「明らかな人災」との見方が強い。
■船体のバランス悪化
船体管理と操舵の過失が絡んだ原因解明のため、捜査当局はまず船長のイ・ジュンソク容疑者(68)ら乗員8人を逮捕。船の改造業者や運航会社関係者ら計44人の出国も禁じ、事情聴取を続けている。
韓国メディアはこれまで、有力な事故原因として、高速航行中にほぼ直角に右旋回した可能性を指摘していたが、聯合ニュースは21日、実際には半円を描くように右旋回していたと報じた。操船状況については関係者の供述に食い違いがあるとされ、捜査の焦点になっている。
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