2014年4月26日03時01分
ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産に、世界の絹産業の発展に重要な役割を果たしたとして政府が推薦していた「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)が登録される見通しとなった。ユネスコの諮問機関が勧告した。6月15日からカタールのドーハで開かれる世界遺産委員会で最終的に決まる。
フランス・パリの世界遺産センターが25日(現地時間)、文化遺産候補を事前に審査する諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)による「登録」の勧告を日本政府に伝えた。
富岡製糸場は、1872年に明治政府が設立した製糸場で、国内の養蚕・製糸業を世界トップレベルに引き上げた。養蚕技術の改良や蚕種の保存に貢献したほかの3施設と合わせ、海外から導入した技術を高度化し、世界の絹産業の発展につなげる舞台となったとして、世界文化遺産への登録を目指している。
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