最近、東京の街で夜お酒を飲むことが減りました。
一時期は週7日飲み歩いていましたが、最近は多くて週3日でしょうか。それでも多いっちゃ多いですが、以前は頻繁にあった「無駄に飲む」機会が減りました。
日中忙しい友人と会うときや、みんなで「飲みに行こうぜ!」というときは、夜飲みに行きます。が、特に夜である必要がない場合は、最近はなるべくランチやお茶をするようなりました(昼から安くビール飲めるのがフリーランサー最大のメリットです!)。仕事の打ち合わせも、気心の知れた相手とは「夜、飲みながら」が結構多かったですが、それも減らしました。
コストパフォーマンスの問題もありますが、それ以上に今の東京って、何というか「飲みたくならない街」なんだと思います。そういう“気分”の都市というか。
僕はお酒が苦手ではないですしむしろ好きですが、東京でお酒を飲む「場」が、あまり魅力的でないんだと思います。良い店がないとかコスパが悪いとかいう話ではなく、おそらく「場」が嫌いなんです。僕の場合は、頻繁に海外に行くようになってから、東京であまり飲み歩かないようになった気がします。
たとえば、バンコクの活気ある屋台街でカオマンガイを食べ汗を流しながら飲むシンハービール!は最高です。また、プエルトリコでカリブ海の甘い香りにほろ酔いながら嗜むご当地ラム!も最高です。これは、別に旅行気分だからではなく、純粋に「場」「環境」が良いのだと思います(たとえばLAや上海では、僕は東京と同じくあまりお酒を飲む気分になりません)。
↑カリブの小国プエルトリコで、サルサやラテンジャズの
生演奏を楽しみながら飲むモヒートは最高にゴキゲン!
日本の企業社会では「酒の席」「飲みにケーション」という言葉がある通り、独特の酒席文化があります。空気を読み、目上の人を立てる。同時に、酒席では多少の羽目を外しても良し、無礼講も良し。一部の企業ではパワハラ、セクハラも実質OKです。
日本の大企業が集中する東京には、こうした「酒の席」が集中しています。東京が「飲みたくならない街」だとしたら、これが理由だと思います。
パワハラ、セクハラは論外ですが、そもそもの「酒の席なら〜」という概念が、今日の若者の価値観に合わないのでしょう。自分は「酒の席だから」という理由で、人とのコミュニケーションが変わることはないです。言いたいことは昼でも夜でも言ってます!
こういう酒席文化があるためか、東京の飲む「場」って、イメージが暗いんですよね。会社の愚痴とか家族の愚痴とか、ネガティブな話が多いというか。。プエルトリコは現在、財政破綻の危機に瀕しているほど経済はヤバく失業率も高いですが、みんな酒飲んで歌って踊って笑ってマジで人生楽しそうです。
外国に「飲みにケーション」がないとは思いませんが、酒の席になると日中とノリが変わったり、空気を読まなきゃいけないような面倒臭さは、特に欧米ではほとんどない気がします。ただ純粋に、仲間や家族、恋人と、美味しいご飯とお酒を楽しむ。ビジネスにおいても大事な話は、全て日中に済んでいます。
そんなわけで東京の街で飲む機会が減った僕ですが、最近楽しいのは、野球好きの仲間たちと球場でビールを飲みながらの野球観戦!先週は横浜スタジアム、今週も神宮球場に行きましたが、球場のスタンドで男女10人くらいでワイワイするのは、街中での合コンよりよっぽど楽しい!あと、都心であれば天気が良い日に代々木公園でピクニック!も良いですね。
世間では「若者のお酒離れ」が叫ばれて久しいですが、そりゃそうだろうと思います。お酒は好きでも「場」が嫌いなんです。
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(2014年4月24日「Splash Hits」より転載)
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鍋島(富久千代酒造)
鍋島大吟醸。ご存知IWC受賞酒です。<br><br>「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E9%85%92%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%B9%B3%E5%B0%BE-%E8%8C%82/dp/4816708782"target="_hplink">佐賀酒ものがたり</a>」(西日本新聞社刊)より
七田、天山、岩の蔵(天山酒造)
七田、天山、岩の蔵のともに純米吟醸です。
天山純米吟醸は、残念ながらIWC トロフィー酒にはもれましたが、今や佐賀の実力酒
七田は東京限定、岩の蔵は北部九州限定です。<br><br>「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E9%85%92%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%B9%B3%E5%B0%BE-%E8%8C%82/dp/4816708782"target="_hplink">佐賀酒ものがたり</a>」(西日本新聞社刊)より
東長(瀬頭酒造)
東長純米酒。<br><br>「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E9%85%92%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%B9%B3%E5%B0%BE-%E8%8C%82/dp/4816708782"target="_hplink">佐賀酒ものがたり</a>」(西日本新聞社刊)より
能古見(馬場酒酒造)
能古見純米吟醸活性にごり生酒。
これは旨かった。楽しめた。アテは佐賀牛を奢った<br><br>「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E9%85%92%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%B9%B3%E5%B0%BE-%E8%8C%82/dp/4816708782"target="_hplink">佐賀酒ものがたり</a>」(西日本新聞社刊)より
宮の松(松尾酒造場)
宮の松純米吟醸あらばしり。控え目な色香が気品を漂わせる好ましいお酒です。
アテは野菜煮浸しにしました。<br><br>「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E9%85%92%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%B9%B3%E5%B0%BE-%E8%8C%82/dp/4816708782"target="_hplink">佐賀酒ものがたり</a>」(西日本新聞社刊)より
松浦一(松浦一酒造)
松浦一の純米吟醸雄町です。
やや甘めですが、美味しいお酒です。クラシカルなラベルがいいのですね。
アテは筍煮です。酒器はボヘミアングラスです。<br><br>「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E9%85%92%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%B9%B3%E5%B0%BE-%E8%8C%82/dp/4816708782"target="_hplink">佐賀酒ものがたり</a>」(西日本新聞社刊)より
天吹(天吹酒造)
天吹大吟醸冬色です。
もちろん花酵母使用。香りも味もやさしく飲みやすいお酒です。お値段も手頃。
アテは聖護院と油揚げ煮。グラスは花酵母にあわせ花柄の江戸切子。<br><br>「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E9%85%92%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%B9%B3%E5%B0%BE-%E8%8C%82/dp/4816708782"target="_hplink">佐賀酒ものがたり</a>」(西日本新聞社刊)より
聚楽太閤(鳴滝酒造)
「聚楽太閤純米吟醸」です。唐津のお酒です。やや甘めですがすーと流れるようなところが他の佐賀の酒と違うところでしょうか。この軽めの飲み口が、私は大好きです。持論を言わせていただくと、佐賀のお酒は、この聚楽太閤とそれ以外のお酒に分けられる、と思います。この分け方に賛同する人は、今のところ約一名。佐賀駅北口の銘酒居酒屋Sの女将です。器は、唐津焼の中里隆さんです。いい土ものです。<br><br>「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E9%85%92%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%B9%B3%E5%B0%BE-%E8%8C%82/dp/4816708782"target="_hplink">佐賀酒ものがたり</a>」(西日本新聞社刊)より
東鶴(東鶴酒造)
東鶴特別純米吟醸山田錦荒走り生。ちょっとまろやかなお味が旨い<br><br>「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E9%85%92%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%B9%B3%E5%B0%BE-%E8%8C%82/dp/4816708782"target="_hplink">佐賀酒ものがたり</a>」(西日本新聞社刊)より
窓の梅(窓乃梅酒造)
窓の梅濃辛(こゆから)です。プラス15という超辛口です。<br><br>「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E9%85%92%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%B9%B3%E5%B0%BE-%E8%8C%82/dp/4816708782"target="_hplink">佐賀酒ものがたり</a>」(西日本新聞社刊)より
肥前杜氏(大和酒造)
肥前杜氏吟醸白ラベル。飲みやすいやや辛口のお酒です。<br><br>「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E9%85%92%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%B9%B3%E5%B0%BE-%E8%8C%82/dp/4816708782"target="_hplink">佐賀酒ものがたり</a>」(西日本新聞社刊)より
笑酒(幸姫酒造)
幸姫酒造の笑酒【えぐし】です。<br><br>「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E9%85%92%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%B9%B3%E5%B0%BE-%E8%8C%82/dp/4816708782"target="_hplink">佐賀酒ものがたり</a>」(西日本新聞社刊)より
宗政(宗政酒造)
宗政純米吟醸マイナス15です。
日本酒度マイナス15という超甘口ですが、軽めの酒質楽はしつこさは感じません。
煮魚などに合いそうです。今夜は太刀魚にしました。
酒器は琉球漆器です。<br><br>「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E9%85%92%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%B9%B3%E5%B0%BE-%E8%8C%82/dp/4816708782"target="_hplink">佐賀酒ものがたり</a>」(西日本新聞社刊)より
万齢(小松酒造)
万齢純米吟醸無濾過生原酒。辛口だけど旨味、切れもあるバランスの良い酒。小松さん脱帽です。<br><br>「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E9%85%92%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%B9%B3%E5%B0%BE-%E8%8C%82/dp/4816708782"target="_hplink">佐賀酒ものがたり</a>」(西日本新聞社刊)より
前(古伊万里酒造)
古伊万里前吟醸無濾過生原酒。大好きな平盃でいただいています。この盃、実は蔵元からいただいたもの<br><br>「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E9%85%92%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%B9%B3%E5%B0%BE-%E8%8C%82/dp/4816708782"target="_hplink">佐賀酒ものがたり</a>」(西日本新聞社刊)より
東一(五町田酒造)
東一純米酒しぼりたて生酒です。
ぶれないお米の旨さ、さすが東一ですね。
アテは京から送ってきた玉ねぎの醤油漬け。<br><br>「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E9%85%92%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%B9%B3%E5%B0%BE-%E8%8C%82/dp/4816708782"target="_hplink">佐賀酒ものがたり</a>」(西日本新聞社刊)より
大洋潮(樋渡酒造)
樋渡酒造の大洋潮にごりざけ原酒です。度数20度まったり濃い。ロックでも美味しい。<br><br>「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E9%85%92%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%B9%B3%E5%B0%BE-%E8%8C%82/dp/4816708782"target="_hplink">佐賀酒ものがたり</a>」(西日本新聞社刊)より
基峰鶴(基山商店)
基峰鶴の辛口です。純米は燗でいただきました。
アテの揚げは基山の地元でしか入手できない荒巻商店のです。こんな厚いもの、佐賀では見かけません。蔵元オススメのアテです<br><br>「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E9%85%92%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%B9%B3%E5%B0%BE-%E8%8C%82/dp/4816708782"target="_hplink">佐賀酒ものがたり</a>」(西日本新聞社刊)より
菊王将(峰松酒蔵場)
鹿島の峰松酒蔵場の菊王将純米大吟醸をリーデルの大吟醸ワイングラスでいただいています。このワイングラスは、リーデルが澤乃井、大七、加賀鳶、浦霞、司牡丹、真澄などと共同開発した、大吟醸用のワイングラスです。<br><br>「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E9%85%92%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%82%8A-%E5%B9%B3%E5%B0%BE-%E8%8C%82/dp/4816708782"target="_hplink">佐賀酒ものがたり</a>」(西日本新聞社刊)より
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