最近WordPress関連の勉強会やイベントをよく見かける気がします。
自分もちょっとだけ参加したりするのですが、
やはり商用目的でも無料なのと、
簡単にPCもスマホも対応できるサイトが構築できる点で
ブログだけで無く、所謂ホームページとしての利用も増えている感じです。
ただ、いくつものサイトをテスト運用したかったり
或いは誰かに頼まれて、一時的なキャンペーンサイトを運営したい
といった場合には、
WordPress運用可能なサーバレンタルが月額数百円から可能となった昨今とは言え
それなりのコストになってしまうというのが難点です。
そこで、Herokuというクラウドサービスを利用して
WordPressサイトを無料で作れるという話を小耳に挟んだので
色々調べたり試したりしてみました。
Heroku
創立: 2007年
まずはアカウントの作成から
Herokuでアプリを公開する直前までのチュートリアル - Qiita [キータ]
特にポイントも無く、これは比較的簡単に完了すると思います。
続いて実際にWordPressを設置します。
WordPressのブログをherokuで立ち上げて、何かメリットあるの? | mah365
ここで難点として、HerokuはFTPでファイルを転送するなんて旧時代的なことはできません!!
いや、本当はできた方が絶対便利ですが、元々そういうサービスじゃ無いんです!
そして次の注意ポイントは
アドオンを使う際にクレジットカード情報も設定しておく必要があるため、クレジットカード情報の登録もお願いします。(無料のものだけ使っていれば請求されないので、ご安心を!)
クレジットカードを登録してないと、無料5MBでもClearDBは使えません。
DBのURLが出てこない!という人は、Herokuのダッシュボードから
Account設定でBillingのところにカード情報が入っているかチェックしましょう
また、
git init
git add .
git commit -m 'initial commit'
上記コマンドを実行する際は、先にカレントディレクトリをWordPressのディレクトリに移動しておくのを忘れずに。
例えばMacで書類フォルダに「wptest」というフォルダを作成してあるなら
ターミナル起動後は
cd Documents/wptest
git init
git add .
といった感じです。
そしてもっとも要注意なのが
テーマ/プラグインは画面から新規登録できないです
できてもHeroku再起動時に消えてしまいます。
テーマ/プラグインを追加するときは、ローカルで直接
wp-content/plugins
、wp-content/themes
ディレクトリ直下にディレクトリごとコピーしてしまいましょう。
Heroku再起動時というのがポイントで、
HerokuはDynosという単位でCPUを使っているのですが、
こいつ、24時間に1回勝手に再起動しやがります!!
従って、うっかり管理画面からテーマやプラグインをせっせとインストールすると
運が良ければ20時間以上は正常動作しているように見えてしまいます。
なので、gitで管理するのを忘れないようにしましょう。
例えば、Google Publisher Pluginを追加したい場合
の検索で、プラグイン名で検索
赤枠のDownloadボタンを選択すると、zipファイルがダウンロードされます。
zipを解凍して
wp-content/plugins にフォルダごとコピー
あとは、
git add .
git commit -m 'add google publisher plugin'
git push heroku master
と言った感じにコマンドを打てば、プラグインが追加されます。
最後に、mah365さんにも書いてありますが
gitじゃないとファイル追加できない という仕様上
画像ファイルを投稿しても次の日には消えてます!
これを何とかするためにはAmazon S3を利用しようとすると、
残念ながら、1GBあたり月10円程度の料金が発生してしまいます。
流石にそれくらいは払おう!
具体的なS3の利用方法は、またmah365さんを参照
WordPress on Herokuで画像アップロードできるようにする方法 | mah365
今回色々テストするのに、非常に参考にさせて頂きました!
これで、とりあえず月10円でのWordPress運用が可能です。
しかも、HerokuもS3もクラウドサービスですので、スケーラブルです
アクセスが増えてきたら、お金を払えばそのまま処理能力や容量を増やせるのはメリットですね!