国際馬総統、野党党首と会談 台湾 原発問題で2014.4.25 21:16

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馬総統、野党党首と会談 台湾 原発問題で

2014.4.25 21:16

 【台北=吉村剛史】台湾の馬英九総統は25日、台北市内の総統府で最大野党、民主進歩党の蘇貞昌主席(党首)と会談し、北部で建設中の台湾電力第4原子力発電所問題について協議した。馬総統と野党党首との会談は2008年の就任以来初めて。

 約90分の会談はテレビでも公開された。脱原発をめざす民進党の蘇主席は、建設の可否を問う住民投票の即時実施や、有権者の過半数の投票が成立要件となる住民投票のルール緩和を求めた。

 一方、馬総統は、建設を継続し完工後、運転中止の是非を問う住民投票を現行のルールで実施する方針を主張し、議論は平行線をたどった。

 台電第4原発は1999年に着工。工事過程のトラブルなどから安全性が疑問視され、東日本大震災での東京電力福島第1原発事故を機に一般市民にも反対運動が拡大した。

 離党した民進党の元主席が22日からハンガーストライキを始めるなど社会の関心が高まっており、支持率が低迷する馬政権にとって、中国とのサービス貿易協定の議会審議に続く難題となっている。

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