幸福実現党(釈量子党首)は22日午後、東京・永田町の首相官邸近くで、「安倍政権に『河野談話』の白紙撤回を求める集会」を開き、集めた13万3080筆の内閣総理大臣宛の署名を内閣府を通じて安倍晋三首相に提出した。
集会では釈党首が、約200人の支持者を前に「従軍慰安婦の強制連行を認めた河野談話は、海外に取り返しのつかない風評をばらまき、若い日本人への人種差別にまでつながっています。いま談話の信憑(しんぴょう)性が大きく揺らいでおります。結局、慰安婦問題は韓国の国家的な詐欺で謀略です。どうか安倍首相には、日本の誇りを取り戻すために『河野談話』を撤回し新談話を発表していただきたい」と述べ喝采を浴びた。
この後、「『河野談話』の白紙撤回を求める決議文」を採択、加藤文康幹事長らが内閣府に署名の提出と陳情に向かった。その報告を待つ間の会場では、ロック歌手のトクマ青年局長が「河野談話はでっち上げ」という曲を歌い、首相官邸に向け「談話撤回」を呼びかけるシュプレヒコールを繰り返し、気勢を上げた。最後に内閣府から戻った加藤幹事長が「これは日本の誇りを取り戻す大きな1歩になった」と報告して散会した。