仮想通貨ビットコインの「ATM」(現金自動出入機)が、5月上旬に都内に設置される。これまでビットコインは主にインターネット上の取引所で両替されていたが、町中で現金との両替が手軽にできるようになれば、ビットコインの普及を後押ししそうだ。

 ATMは高さ163センチ、重さは345キロ。ATMといっても、銀行のようにお金を預ける場所があるわけではなく、スマートフォンにつくった専用の「財布」に貯(た)めたビットコインを現金として引き出したり、現金を入れてビットコインとして貯めたりすることができる。

 三重県鈴鹿市の輸入業者「来夢」が、米ベンチャー企業「ロボコイン」から輸入した。来夢によると、ビットコインATMは国内初めて。長崎市のIT会社社長で、ビットコインを利用する峰松浩樹さん(44)が約400万円で購入し、5月に東京・渋谷か六本木周辺のレストランに設置する予定だ。