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更新日:2013年11月22日
毎年9月21日は「世界アルツハイマーデー」とされており,認知症の理解普及を図る活動が世界中で行われています。
県では,認知症の人と家族の会鹿児島県支部と共催し,様々な啓発活動を行っています。
平成25年度は,9月21日(土曜日)に,鹿児島市内3か所と霧島市内4か所において,認知症の人と家族の会鹿児島県支部と共催で街頭活動を行いました。
家族の会の会員らと,世界アルツハイマーデーに関するリーフレットや,相談窓口等の案内を載せたチラシを配布しながら,認知症の正しい理解や,早めの相談を呼びかけました。立ち止まって話に耳を傾けてくれる方や,「友人にも渡すから」と複数のリーフレットを受け取ってくれる方など,多くの皆さんが関心を示してくださいました。
また,今年度は鹿児島大学の学生にも参加を呼びかけ,9名の学生がボランティアとして初参加しました。
明るい声で認知症の正しい理解を呼びかけている様子に,多くの方が足を止め,笑顔でリーフレットを受け取っていました。
参加した学生の声
〇道行く人たちに,今日がアルツハイマーデーであること,認知症について知ってもらいたくて,啓発活動をしていることを一人ひとりに説明しながら,配らせていただきました。手に取って下さる方の中には,自分は認知症の親を介護しているという人や,自分も認知症だという高齢者の方,お友達にも教えたいからと,何個もリーフレットをもらって下さった方もおり,多くの方から話を聞けたことで,自分自身とても勉強になりました。
〇リーフレットを受け取ってくれない人もたくさんいて,その度に心が折れそうになりました。認知症なんて興味ない,自分には関係ないと思っている,本当はそんな人たちに一番に受け取ってもらいたかったのに,断られると無理に渡すわけにもいかず,とても悔しく感じました。それでも,自分の手から認知症の知識が少しでも広がったと思うことができ,活動に参加して本当によかったと思います。
〇認知症という言葉を聞くやいなや,断られたときはとても悲しかったです。しかし,これが現状なのだとも感じました。一方で,自ら欲しいと声をかけられたり,わざわざ引き返してきて,友達の分も欲しいと話されたり,バスを待ちながら熱心に読んで下さる方もいて,こうやってどんどん活動が広まっていくのかな,と嬉しく思いました。
〇家族の会の方々の活動をこの目で見て,一生懸命な姿から皆さんの思いを感じることができました。またぜひ参加したいです。
2013年版「世界アルツハイマーデー」リーフレット(PDF:2,251KB)
世界アルツハイマーデーに合わせて,9月21日の午後7時から午前0時まで,アミュプラザ鹿児島の屋上に設置されている観覧車「アミュラン」をオレンジ色にライトアップしました。オレンジ色は,認知症支援のシンボルカラーと言われています。
世界アルツハイマーデーを契機に,より多くの方に認知症を身近な疾患として考えていただければと思います。
認知症の方や家族の皆様が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう,これからも皆様のご理解,ご協力をよろしくお願いします。
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