ディスコ「マハラジャ」が、大阪・キタに復活した。バブル経済の崩壊とともに下火になったディスコブームの象徴。この夜、当時を知る40~50代から若者までの幅広い世代が詰めかけ、テンポのいいディスコミュージックに合わせて汗を流した。

 マハラジャの1号店は1982年にミナミにでき、国内外に数十店オープンした。1号店の開設責任者は玉木邦甫さん(77)。「アベノミクスで景気回復を期待できる」と考え、大阪市北区堂山町に「MAHARAJA OSAKA(マハラジャ オーサカ)」(06・6130・7115)として復活させた。

 豪華な内装を再現し、800人収容のダンスフロアには「お立ち台」と呼ばれたステージも。かつてマハラジャに毎週通ったメーキャップアーティストの廣瀬由貴さん(45)は体の線を強調した服を着て踊った。「同世代も多く、『マハラジャ愛』を共有できる感覚が心地いい」

 店内には、横浜の店にあった真鍮(しんちゅう)製の象牙も置かれている。ドリンクチケット2枚付きで男性3千円、女性2千円。営業は午後7時~午前1時、月曜定休。