少数派優遇禁止の法律を支持 大学入学で米最高裁【ワシントン共同】米連邦最高裁は22日、公立大学の入学選考で黒人ら少数派の優遇を禁じたミシガン州の法律を支持する判決を下した。合衆国憲法に反するとした下級審の判断を覆し、積極的差別是正措置(アファーマティブ・アクション)が白人への逆差別になるとの主張を容認する形となった。 米メディアによると、審理に参加した判事8人のうち2人が異議を唱えた。多数派の意見を代表してケネディ判事は、住民投票で有権者の意思が反映された法律を裁判所が否定する論拠がないと指摘、差別是正措置の是非を判断したわけではないことを強調した。 【共同通信】
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