風俗大手32億円所得隠し 京都拠点の「ホットポイントグループ」
産経新聞 4月23日(水)15時17分配信
京都や神戸など全国5都市の繁華街でファッションヘルスなどの性風俗店を展開する「ホットポイントグループ」が大阪国税局などの税務調査を受け、平成25年までの数年間で約32億円の所得隠しを指摘されていたことが23日、分かった。追徴税額は重加算税を含め数億円に上るとみられる。
関係者によると、国税局から指摘を受けたのは、同グループに所属する「スマイル」(京都市)など二十数社。国税局は、グループの売り上げの一部を除外したり、人件費を水増ししたりするなどの手口が、悪質な仮装・隠蔽(いんぺい)を伴う所得隠しに当たると判断したもようだ。
グループのホームページによると、系列の風俗店は京都や神戸をはじめ、横浜、福岡、熊本の各都市で計16店舗。業界では大手グループの一つとされる。
グループをめぐっては21年、当時の運営会社が、売り上げの一部しか税務申告せず、18年までの3年間で約11億円の所得隠しを指摘されていたことが発覚。この際、実際は自社で女性従業員を派遣したのにダミー会社から派遣したと装い、消費税約2億円を免れていたことも判明した。
最終更新:4月23日(水)22時20分
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